11月8日(読んだ本、『だいにっほん、おんたこめいわく史』 再読)

 @rinakko
 【だいにっほん、おんたこめいわく史/笙野 頼子】
 

“小さい私から大きく振り返るそれが文学だ” 「言語にとって、ブスとはなにか」

 再読。すっかり呑まれた。ああそうだった、いきなり御章魚(みたこ、です。おんたこではないっ)教団が解散させられるところから始まるのだった…と頁を繰り。
 兎に角設定はシュールだし(火星人少女遊郭って何・涙)おんたこはあまりにも醜悪…なのだが、実は私も、おんたこ、知っている。普段あまり見えないようにはされているけれど。おんたこは、第一党の癖にマイノリティの反権力を称し、ペド全開でロリコンを趣味ではなく商売にしている。得意なのは八百長討論。蛸壺的世界観と歴史観。おんたこの理想は、80年代経済の享受と非現実化させた記号少女の享楽…とか。
 そして、自我を失くして隷従民になることを受け入れない人々(みたこ信者ごっそり…)はいなかったことにされる。

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