1月15日(金)のつぶやき その2(読んだ本、『転生回遊女』)

17:19 from web
読み始めは割と楽しめていたのだが(樹木への愛に共感したり)、中盤辺りからだんだん、何だかとりとめがない…?という印象が拭えなくなってきた。文章の佇まいは相変わらず素敵なのに、物語の中に引き込まれないって言うか…。この方の短篇があまりにも素晴らしいから、期待過剰だったのかな。
17:22 from web
でもまだあと3分の1くらいある。そこに期待する。とりとめがない…?という印象は、主人公自身が何も定まらずにたゆたっているような存在だからかも知れない。
23:32 from web
残り3分の1で持ち直し、まあまあ面白く読めたか。不思議な話のような、そうでもないような…。>「転生回遊女」
23:35 from API
【転生回遊女】を読んだ本に追加 http://book.akahoshitakuya.com/b/4093862656

 ☆    ☆    ☆    ☆

 小池昌代さんの『転生回遊女』。

 わかりたいのにわかり切れなくて、もやもやしたものが渦巻く読後感だった。私の読み方が拙いのかなぁ?とも思うが、もっともっと圧倒的な物語の力で納得させられたかった…という残念さがある。
 たとえば話の出だしの方では、主人公の桂子が公孫樹の巨木の精(?)に身を任せ、甘美な快感を与えられるというとても印象的な場面がある。私は、この箇所に描かれた桂子の持つ遊女と巫女の二面性や、夢かうつつか判然としない状況で…という官能のこの世ならぬ感じには、流石!と思ったのである。ところがその後、桂子の普通(?)の男遍歴が始まってしまうと、彼女がまとっていた神秘性がぽろぽろ剥がれ落ちていくようで、それが少し物足りなかった。そこに、物語の展開上の必然性があるというならば仕方ないけれど、そういうところにあまり説得力を感じることが出来ず、「これはこういう話なんだ」と言い聞かせながら読んでいたようである。
 
 女が女であることの深淵を覗き込む背中に、強靭な羽が生えている。だから彼女は決して、そちら側に堕ちていくことはない。水のように全てを受け入れ、水のように孤独に流れていくのだろう…。いや、それはわかる。わかるのだが。
 前半の、宮古島の風土に包まれた辺りが好きだったかな。
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1月15日(金)のつぶやき

04:46 from web
誰かがハンドルを回している。ごりごり、ごりごり。あれよあれ、かき氷を作るやつ。昔、友達の家とかにあったやつ。雪片がシャリシャリしてたから、ガラスの器で受け止めたらかき氷の出来上がりだなー、と思ってさ。…て、芯まで凍えそうな想像だな。
07:32 from web
おはようございます。さっき下まで行ったら、雪は20センチ弱と言ったところ。ここで雨になると興醒めだから、このまま雪でいって欲しい。
07:40 from web
サンドウィッチが食べたい気分だけれど、バゲットが残り少ない。挟むつもりだった具材と一緒にグラタン皿に盛って、スープグラタン的なものにしようかな。具材と言うのは、トマトとブロッコリと例のカチョカヴァッロチーズ。玉ねぎも炒めて…。
08:35 from web
グラタン美味しかった~。勝因はただ一つ、仕上げに振ったマギーのハーブ入りシーズニングと思われる。実力関係なし。優れものである。試供品がなくなったら買ってもいいな。
08:56 from web
そう言えば今朝、ゆってぃさんのワカチコワカチコ♪が、少年隊の「デカメロン伝説」の歌詞であることに、何の脈絡もなく思い当たった。早起きするとひらめくなぁ。すこぶるどーでもいいことじゃが…。ワカチコ。
08:59 from web
(続き)てか、曲がかかってるのに気付かないなんて。ワカチコ。
11:22 from web
四日前に鋏で切った指(内側)の傷口、まだ奥の方しか塞がってなくてちょっと開いているのが気持ち悪かった。しかし一度見慣れてしまうと、爪痕程度にしか見えない。見慣れることで得られる図太さと、失ってしまう新鮮な感覚。前者はありがたく、後者はちょっと残念。
11:34 from web
窓辺に立って、もっと降れ降れと思っちゃう。ふれーふれー。フレーフレー。
15:48 from web
古いセーターから古い冬の匂い、かすめて消えた。久し振りに抱いた私の体温でぬくまって、懐かしさのあまりに一瞬だけ顔を出しちゃった…という感じ。古い冬、遠い冬。
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