バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

コレラ菌の胆汁走性に関わるセンサーの発見およびその認識機構の解明

2016年02月17日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒

関連研究者:本間道夫・川岸郁朗・今田勝巳・今田勝巳

 名古屋大学大学院理学研究科(研究科長:松本 邦弘)の本間 道夫(ほんま みちお)教授、法政大 学生命科学部の川岸 郁朗教授・西山 宗一郎博士・山本 健太郎大学院生、大阪大学理学研究科の今田 勝巳教授・高橋 洋平大学院生らの共同研究グループは、コレラ菌の胆汁走性に関わる受容体(センサ ー)を発見し、その認識機構の詳細を明らかにしました。2016年2月17日の記事 > プレスリリース

キーワード 回転分子モーター 分子機械 生体分子 硫黄酸化細菌 生物物理

安定性を向上させたヒトラクトフェリンFc融合タンパク質

2016年02月17日 | 医療 医薬 健康
安定性を向上させたヒトラクトフェリンFc融合タンパク質の特許を取得、副作用の少ない抗がん剤などの創薬に期待

佐藤 淳(東京工科大学)

 乳などに含まれるラクトフェリン(以下、LF)は、抗腫瘍、抗炎症、抗酸化など様々な生理活性を示すタンパク質として知られています。すでにウシ由来のLFはサプリメント(健康食品)として使用されており、多くの健康増進作用が報告されています。本研究は、LFが持つさまざまな生理活性や食品として使用されている高い安全性に着目し、世界初の医薬品化を目指すものです。2016年2月17日の記事 > プレスリリース

アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患を対象とした幹細胞治療法への応用に期待

2016年02月17日 | 医療 医薬 健康
大阪大学

皮膚の傷の治癒効果を高める物質を発見 アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患を対象とした幹細胞治療法への応用に期待


 大阪大学産学連携本部ピアス皮膚再生技術共同研究部門の藤田 浩祐招へい研究員、前田 明人特任教授らのグループは、植物由来ポリフェノールであるシンナムタンニンB-1がマウス体内にて間葉系幹細胞(MSC)を血流中へ動かし、傷部位に集 積させ(図1)、皮膚損傷の治癒効果を高めることを明らかにしました。

 また、シンナムタンニン B-1は、MSCの細胞膜周辺にある酵素の活性化を介して運動性を高めている可能性があり、さらにそのしくみには、シンナムタンニンB-1の特殊な構造(図2)が重要であることが分りました。

 本研究の成果により、シンナムタンニンB-1がMSCを皮膚損傷部位へ集めて、傷の治癒効果を高めることから、様々な損傷や病変を伴う皮膚疾患を対象とした幹細胞治療法への応用が期待されます。日本の研究 2016年2月17日 > プレスリリース

脳性麻痺

2016年02月17日 | 医療 医薬 健康

Cerebral palsy
2016年1月7日 Nature Reviews Disease Primers Article number: 15082 (2016) doi: 10.1038/nrdp.2015.82
脳性麻痺

脳性麻痺は、小児期に発症して生涯続く身体障害の最も多い原因であり、新生児の約500人に1人、世界では推定1700万人が罹患している。脳性麻痺は、伝統的観念における疾患単位ではなく、非進行性脳損傷の兆候、あるいは出生前、周産期、または出生後早期に生じる病変を有する小児の臨床記述である。
http://www.natureasia.com/ja-jp/nrdp/primer/71430

移植後リンパ増殖性疾患ブックマーク

2016年02月17日 | 医療 医薬 健康

Post-transplant lymphoproliferative disorders
2016年1月28日 Nature Reviews Disease Primers Article number: 15088 (2016) doi: 10.1038/nrdp.2015.88
移植後リンパ増殖性疾患

移植後リンパ増殖性疾患(PTLD)は、臓器や造血幹細胞を移植した後の外因性免疫抑制状態で発症する制御不能なリンパ球の増殖に関係する症状の総称である。PTLDには、免疫抑制状態ではない一般集団の古典的リンパ腫といくつかの類似点が見られる。
http://www.natureasia.com/ja-jp/nrdp/primer/72016

勃起障害

2016年02月17日 | 医療 医薬 健康
Erectile dysfunction
2016年2月4日 Nature Reviews Disease Primers Article number: 16003 (2016) doi: 10.1038/nrdp.2016.3
勃起障害


勃起障害は多次元的病態像を有するがよく見られる男性の性機能障害であり、勃起反応に関する器質性、対人関係性および心理性の要因のいずれかの変化を伴う。非内分泌経路(神経原性、血管原性、医原性)および内分泌経路が役割を担うと考えられている。メタボリックシンドロームと心血管疾患に強く関連するため、勃起障害の症状を有する男性では心機能評価が必要になると考えられている。
http://www.natureasia.com/ja-jp/nrdp/primer/72272