バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

大腸がんに、多様な遺伝子変異持つ腫瘍内不均一性存在-九大ら

2016年02月24日 | 医療 医薬 健康

腫瘍内不均一性、遺伝子変異の蓄積による「中立進化」によって

九州大学は2月19日、大腸がんが非常に多様な遺伝子変異を持つ、不均一な細胞集団から構成されていること、またがん細胞の生存とは関係のない遺伝子変異の蓄積による「中立進化」よってこのような腫瘍内不均一性が生まれることを明らかにしたと発表した。この研究は、同大学病院別府病院の三森功士教授と、HPCI戦略プログラム分野1「予測する生命科学・医療および創薬基盤」プロジェクトの東京大学医科学研究所の新井田厚司助教、宮野悟教授、大阪大学大学院医学系研究科の森正樹教授らの研究グループによるもの。研究成果は米学術誌「PLOS Genetics」に2月18日付けで掲載された。医療ニュース 2016年02月24日

英国、ヒト胚性幹細胞の遺伝子編集に世界初のゴーサイン。

2016年02月24日 | 医療 医薬 健康
世界初・「超初期段階の胚限定」で、遺伝子編集を許可

今月初め、英国のヒトの受精および胚研究認可局(The Human Fertilisation and Embryology Authority.HFEA)は、フランシス・クリック研究所(在ロンドン元・英国医学研究イノベーションセンター)の幹細胞科学者、キャシー・ニアカンによって出されていた、
ヒトの胚(ヒト胚性幹細胞)に対する、DNA編集。または遺伝子編集の申請に対し、「研究目的で14日間のみ」という制限付きで、ゴーサインを与えました。

卵巣への移植が認められたわけではありません。
ニアカンの目標は、受精の初期段階で影響を及ぼす遺伝子を識別することにあります。
ガジェット通信 2016-02-24

ジカウイルス作製に成功 ワクチン開発にも期待

2016年02月24日 | 医療 医薬 健康
ジカウイルス作製に成功 ワクチン開発にも期待

11:41

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 国立感染症研究所(東京)の田島茂主任研究官らのチームは、中南米などで流行が拡大している感染症「ジカ熱」の原因となるジカウイルスの作製に成功した。今回はアフリカ・ウガンダで分離されたウイルスを基にしたが、ブラジルで流行しているウイルスの作製にも着手しており、ワクチン開発に弾みがつきそうだ。

 感染研によると、ジカウイルスの作製は世界初とみられるという。田島さんは「ウイルスの詳しい性質が分かれば、流行拡大の原因を探ることもできる」としている。

 チームは、ウイルスから取り出したリボ核酸(RNA)でできた遺伝子を、実験で扱いやすいように形を変えて大腸菌に注入。大腸菌で数を増やしたものを、さらに哺乳類の培養細胞に入れる手法でウイルスを作製した。産経新聞 SankeiBiz.,2016.2.24