大阪大学
皮膚の傷の治癒効果を高める物質を発見 アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患を対象とした幹細胞治療法への応用に期待
大阪大学産学連携本部ピアス皮膚再生技術共同研究部門の藤田 浩祐招へい研究員、前田 明人特任教授らのグループは、植物由来ポリフェノールであるシンナムタンニンB-1がマウス体内にて間葉系幹細胞(MSC)を血流中へ動かし、傷部位に集 積させ(図1)、皮膚損傷の治癒効果を高めることを明らかにしました。
また、シンナムタンニン B-1は、MSCの細胞膜周辺にある酵素の活性化を介して運動性を高めている可能性があり、さらにそのしくみには、シンナムタンニンB-1の特殊な構造(図2)が重要であることが分りました。
本研究の成果により、シンナムタンニンB-1がMSCを皮膚損傷部位へ集めて、傷の治癒効果を高めることから、様々な損傷や病変を伴う皮膚疾患を対象とした幹細胞治療法への応用が期待されます。日本の研究 2016年2月17日 > プレスリリース
皮膚の傷の治癒効果を高める物質を発見 アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患を対象とした幹細胞治療法への応用に期待
大阪大学産学連携本部ピアス皮膚再生技術共同研究部門の藤田 浩祐招へい研究員、前田 明人特任教授らのグループは、植物由来ポリフェノールであるシンナムタンニンB-1がマウス体内にて間葉系幹細胞(MSC)を血流中へ動かし、傷部位に集 積させ(図1)、皮膚損傷の治癒効果を高めることを明らかにしました。
また、シンナムタンニン B-1は、MSCの細胞膜周辺にある酵素の活性化を介して運動性を高めている可能性があり、さらにそのしくみには、シンナムタンニンB-1の特殊な構造(図2)が重要であることが分りました。
本研究の成果により、シンナムタンニンB-1がMSCを皮膚損傷部位へ集めて、傷の治癒効果を高めることから、様々な損傷や病変を伴う皮膚疾患を対象とした幹細胞治療法への応用が期待されます。日本の研究 2016年2月17日 > プレスリリース