バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

ノーベル賞に山中伸弥教授 iPS細胞開発、再生医療へ道開く

2012年10月08日 | 生命科学 生物誌
 スウェーデンのカロリンスカ研究所は8日、2012年のノーベル医学・生理学賞を、あらゆる細胞に分化する能力があるiPS細胞(人工多能性幹細胞)を開発した京都大の山中伸弥教授(50)と英ケンブリッジ大のジョン・ガードン教授の2氏に授与すると発表した。患者自身の細胞を移植して病気やけがを治療する「再生医療」への道を開いた功績が評価された。SankeiBiz.,2012.10.8



ノーベル医学生理学賞【追記】ノーベル財団の図 5号館のつぶやき
  http://shinka3.exblog.jp/18541277/

創造力に富んだ天才 米グラッドストーン研究所
 【ワシントン共同】山中伸弥京都大教授へのノーベル医学生理学賞授与決定を受け、山中氏が籍を置く米グラッドストーン研究所(カリフォルニア州)のサンダース・ウィリアムズ所長は8日「山中氏の研究は、創造力に富んだ天才によるスリリングな物語だ。これと決めた目標に集中し、異なる分野の科学の融合に成功した」と称賛するコメントを発表した。

 「山中氏の人工多能性幹細胞(iPS細胞)によって、世界中の科学者がこれまで困難だった病気の治療に向けて取り組むようになった」と意義を強調した。共同通信47News.,2012/10/08

両陛下が山中教授にお祝いのことば

天皇皇后両陛下は、ノーベル医学・生理学賞の受賞が決まった京都大学教授の山中伸弥さんにお祝いのことばを伝えられました。NHK News.,10月9日
両陛下は以前、山中さんをお住まいの御所に招いたことがあるほか、ことし6月にも国際学会で会っていて、9日午前、侍従長を通じて電話で山中さんに受賞決定を心から喜んでいると伝えられました。その際、山中さんと同時に受賞が決まったイギリス、ケンブリッジ大学のガードンさんとも昭和62年の国際生物学賞の授賞式で会っていることに触れ、懐かしく思い起こしているとしたうえで、山中さんに「これからますます忙しくなられるであろうことから、健康に十分留意されつつ研究をお続けになるように」と伝えられたということです。

ノーベル賞 山中さん“感謝のひと言”

京都大学で午後8時から行われた記者会見で、ノーベル医学・生理学賞を受賞した山中教授は、まず「受賞の感想をひと言で言うと『感謝』ということしかない。日本の皆さん、研究の支援をしている大学、多くの同僚、いつも私を励ましてくれた友人、そして家族に心から感謝の意を表したい」と述べました。NHKNews.,10月8日

核酸合成用酵素組成物及び核酸合成法

2012年10月08日 | 酵素・蛋白質・ペプチド・核酸

出願番号 : 特許出願2010-152448 出願日 : 2010年7月2日
公開番号 : 特許公開2012-10666 公開日 : 2012年1月19日
出願人 : 国立大学法人名古屋大学 発明者 : 中西 洋一

【課題】様々な夾雑物の存在下でも容易に目的遺伝子を鋳型とする鎖伸長反応による核酸合成を行うことができる核酸合成用酵素組成物及び該組成物を用いた核酸合成法を提供する。
【解決手段】本発明の目的遺伝子を鋳型とする鎖伸長反応による核酸合成用酵素組成物は、CD及びDNAポリメラーゼを含有する。本発明の核酸合成法は、本発明の核酸合成用酵素組成物と、目的遺伝子を含む反応溶液と、を混合し、上記目的遺伝子を鋳型とする鎖伸長反応を行う方法である。ekouhou 特許公開・明細書(全文)


アトピー関与の遺伝子領域発見 理研がゲノム調査

2012年10月08日 | からだと遺伝子
 アトピー性皮膚炎の発症にかかわる可能性のある八つの遺伝子領域を、理化学研究所などのチームが見つけた。約2万人分のゲノム(全遺伝情報)を調べた。発症のしくみの解明や新たな治療薬の開発につながる成果という。7日付米科学誌ネイチャー・ジェネティクス(電子版)に掲載される。朝日新聞(Web版)2012-10-08


人工精子・卵子 利用どこまで

2012年10月08日 | 細胞と再生医療
 体のあらゆる組織や臓器になるとされるiPS細胞の研究で大きな進展がありました。
京都大学の研究グループがマウスのiPS細胞から卵子を作り出し、体外受精を行ってマウスを誕生させることに世界で初めて成功。
一方、慶応大学のグループは、ヒトのiPS細胞から精子や卵子の元になる「始原生殖細胞(しげんせいしょくさいぼう)」を作ることに成功しました。NHK News Web.,2012年10月5日

科研費獲得の方法とコツ

2012年10月08日 | 医のかたち(教育 政策 行政)
 ここでは,実験医学2009年7月~11月号に掲載された連載より,初めて科研費を申請する研究者,慣れていない若手研究者へ向けて,科研費の概要・応募戦略の立て方・申請書の書き方などをご紹介いたします.本連載を元に,具体的な実例やポイント,最新の内容などを大幅に書き加えた単行本『科研費獲得の方法とコツ』もあわせてご覧下さい.
http://www.yodosha.co.jp/jikkenigaku/grant/index.html