バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

プロバイオティック乳酸菌の血液型抗原を介したヒト腸管付着性機構

2010年01月20日 | 腸内細菌 プロバイオティクス
木下 英樹, 渡辺 真通, 齋藤 忠夫: ,
日本乳酸菌学会誌, Vol. 19, pp.78-88 (2008) .
消化管ムチンの末端に発現している「血液型抗原」を認識する「血液型抗原認識性乳酸菌」が発見され、A型認識性レクチン様タンパク質としてSlpAが同定された。
J-Stage >> JOI JST.JSTAGE/jslab/19.78

遺伝子発現を抑制する新しいタンパク質(EU)

2010年01月20日 | からだと遺伝子
国際研究チームはこのほど、 BAHD1 という新しいタンパク質を特定した。 この物質は、
染色体構造を変えることができ、遺伝子発現注1の抑制に関わる。この研究は、遺伝子がど
のように制御されているのか我々の理解を助けるものであり、 ジャーナル誌「全米科学アカ
デミー紀要(PNAS: Proceedings of the National Academy of Science)」で発表された。NEDO海外レポート NO.1058, 2010.1.20

幹細胞研究の最新状況

2010年01月20日 | 細胞と再生医療
米国ストラテジック・ビジネス・インサイト社(SBI: Strategic Business Insights,Inc.)のレポートを編集・翻訳して紹介する。
2009年 3月、オバマ米大統領は ES 細胞研究を解禁した。ブッシュ前大統領が 2001 年
に、当時既に存在した 60株のヒト胚(はい)性幹細胞(ES 細胞)注1の利用以外の研究に
関し、米国立衛生研究所による研究助成を禁止しており、大きな政策の転換を果たしたこ
とになる。ES 細胞研究者にとり朗報であることに間違いはない。一方、倫理的対立の少
ない人工多能性幹細胞(iPS 細胞)に関する研究は既に早いペースで進展を見せている。
NEDO海外レポート NO.1058, 2010.1.20

生物組織から作製されるバイオマテリアルの研究開発動向

2010年01月20日 | 医療 医薬 健康
本稿では、表題に関して、米国ストラテジック・ビジネス・インサイト社(SBI: Strategic Business Insights,Inc.)のレポートを編集・翻訳して紹介する。
生物細胞組織から作製されたバイオマテリアルと、これと人工材料を組み合わせた材
料は、広範囲の医学的応用と研究の対象である。主な分野は、組織工学によって作製され
た足場材料注2であり、コラーゲン、セルロース、エラスチン、ペプチド等の合成材料や自
然材料も含まれる。 バイオマテリアルの研究にはまた、 再生医療や幹細胞研究も関連する。 NEDO海外レポート NO.1058, 2010.1.20


韓医学研、韓薬材から新型インフルエンザ治療製剤を抽出

2010年01月20日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒
大徳所在の韓国韓医学研究院(院長キム・ギウク)韓医融合研究本部新韓方製剤研究センターのマ・ジンヨル博士チームは韓国に自生する材料を使用した生薬から新型インフルエンザ治療用の韓薬製剤「KIOM-C」を抽出、BioLeaders社(代表ソン・ムンヒ)の研究グループと動物実験を実施した結果、新型インフルエンザウイルスの増殖を抑制する効果があることが立証されたと1月18日に発表した。おはよう大徳 2010-01-19

大阪府、バイオVBに紹介 博士号研究者や製薬退職者

2010年01月20日 | 医療 医薬 健康
大阪府は医薬、医療機器分野で博士号を取得した研究者(ポスドク)や製薬会社を退職した技術者を府内のバイオベンチャー企業(VB)に紹介する事業を始めた。ポスドクらの雇用を促すとともに、即戦力となる専門家を府内のVBへ呼び込み、府のバイオ産業振興につなげる狙いだ。 日経ニュース(Web版)2010-01-20

心臓手術:大動脈のつなぎ直し手術成功 岩手医大が国内初

2010年01月20日 | 医療 医薬 健康
 岩手医科大学付属病院循環器医療センター(盛岡市)は19日、心臓の左心室と右心室の位置が逆になった「修正大血管転位症」の患者に、心臓から全身に血液を送る大動脈をつなぎ直す手術を施し、国内で初めて成功したと発表した。世界的にも成功例の報告は9例しかないという。毎日新聞(web版)2010-01-19