1995年度 研究成果報告書概要
代表者:内海 俊彦
酵素製剤等の蛋白性薬物のリポソ-ム結合性ドラッグデリバリ-システムの開発を目的として、蛋白質の活性を損なうことなく、目的蛋白質にリポソ-ム結合性を付与する方法として、目的蛋白質-cDNAの5'-末端に、遺伝子工学的手法によりN-ミリストイル化シグナル配列を導入してN-ミリストイル融合蛋白質遺伝子を構築し、これをバキュロウィルスを用いた発現系を用いて大量調製する手法の確立を試み、以下の結果を得た。 成熟型腫瘍壊死因子(TNF)をコ-ドするcDNAの5'-側上流に、Rasheed leukemia virus gag-蛋白質あるいは牛脳Gαil-蛋白質のN-ミリストイル化シグナルをコ-ドする合成オリゴヌクレオチドを組み込むことにより、2種のN-ミリストイルTNF融合蛋白質遺伝子の構築に成功した。科学研究補助金DB 研究課題番号:06660112
代表者:内海 俊彦
酵素製剤等の蛋白性薬物のリポソ-ム結合性ドラッグデリバリ-システムの開発を目的として、蛋白質の活性を損なうことなく、目的蛋白質にリポソ-ム結合性を付与する方法として、目的蛋白質-cDNAの5'-末端に、遺伝子工学的手法によりN-ミリストイル化シグナル配列を導入してN-ミリストイル融合蛋白質遺伝子を構築し、これをバキュロウィルスを用いた発現系を用いて大量調製する手法の確立を試み、以下の結果を得た。 成熟型腫瘍壊死因子(TNF)をコ-ドするcDNAの5'-側上流に、Rasheed leukemia virus gag-蛋白質あるいは牛脳Gαil-蛋白質のN-ミリストイル化シグナルをコ-ドする合成オリゴヌクレオチドを組み込むことにより、2種のN-ミリストイルTNF融合蛋白質遺伝子の構築に成功した。科学研究補助金DB 研究課題番号:06660112