バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

生物化学剤の現場検知法

2007年05月26日 | 医療 医薬 健康
瀬戸 康雄(科学警察研究所)
分析化学 Vol. 55 (2006) , No. 12 pp.891-906

 炭疽菌等の生物剤やサリン等の化学剤が用いられる生物化学テロの事前・事後管理への対処において現場で実施されるモニタリングや検知は,テロ発生の抑止や被害の最小化のために必要である.この現場検知に要求される測定資機材の性能は,生物化学剤の致死濃度・最小感染量,及び毒性発現・発症時間に大きく影響される.本研究では,市販の現場検知資機材である検知紙,ガス検知管,炎光光度検知器,光イオン化検知器,イオンモビリティスペクトロメーター,表面弾性波検知器,フーリエ変換赤外吸収スペクトロメーター,質量分析計,アデノシン5'-三リン酸(ATP)生物発光測定キット,フローサイトメーター,免疫ストリップに関して,実剤又は擬剤を用いて検知性能を検証した.J-Stage >> JOI JST.JSTAGE/bunsekikagaku/55.891

半世紀ぶりの新種ビタミンPQQ(ピロロキノリンキノン)

2007年05月26日 | 創薬 生化学 薬理学
 私たちは、ピロロキノリンキノンと呼ばれる有機分子が新種のビタミン物質として機能していることを世界で初めて解明しました(Nature 422, 832)。

哺乳類においてはじめて、PQQを利用する酵素を見出しました。その酵素は、必須アミノ酸であるリジンの分解に関わっており、正常に働くためにはPQQが必要であることが判明しました。この新しいビタミンPQQは、健康的な生活をおくる上で重要であり、特に医療の分野において今後大きく寄与すると期待されます。理化学研究所News 2003-04-24

植物環境ストレス耐性用組成物

2007年05月26日 | 植物&農業
出願番号 : 特許出願2004-345539 出願日 : 2004年11月30日
公開番号 : 特許公開2006-151881 公開日 : 2006年6月15日
出願人 : 独立行政法人理化学研究所 発明者 : 中野 雄司 外2名

発明の名称 : 植物環境ストレス耐性用組成物

【課題】植物に対し環境ストレス耐性を付与する薬剤を見出すこと。
【解決手段】ピロロキノリンキノン(PQQ)、その塩又はその誘導体、或いはPQQ産生微生物、その破壊産物又はそのPQQ含有抽出物を有効成分として含むことを特徴とする植物に環境ストレス耐性を付与するための組成物及び方法。

一微生物及びその微生物から得られるプロテアーゼ類

2007年05月26日 | 菌類 細菌
出願人 : スコール ピーエルシー
SCHOLL PUBLIC LIMITED COMPANY
公開番号 : 特開平05-000083 公開日 : 1993年01月08日

【目的】 ヒトのカルス(皮膚硬結)を可溶ならしめ、他の蛋白質性物質を減成しうる細胞外のプロテアーゼ類を提供する。
【構成】 ヒトのカルスを含む蛋白質の減成活性を有すプロテアーゼの1種以上を含有する、ミクロコッカス セデンタリウス(Micrococcus sedentarius)培養液から分離された酵素物質とその製造法である。プロテアーゼ活性を示すミクロコッカス セデンタリウスの細胞を含まない培養液であり、蛋白質に加えることよりなる蛋白質の減成法と減成生成物製造法である。ミクロコッカス セデンタリウスNCIMB 40287である。上記酵素物質あるいは培養液の製薬上問題のない担体または賦形剤を併用する薬用組成物であり、それらをヒトのカルスまたは鶏眼物質削除のための薬剤製造用のために使用することである。さらに、酵素物質あるいは培養液を局所用基剤中に含有する、皮膚または人体の局所的治療用組成物である。

Hpa I制限・修飾系酵素遺伝子及び製造方法

2007年05月26日 | からだと遺伝子
出願人 : 寳酒造株式会社
公開番号 : 特開平05-000082 公開日 : 1993年01月08日

【目的】遺伝子工学試薬として有用な制限酵素及び修飾酵素に関し、更に詳細にはHpa I制限酵素及びHpa I修飾酵素及びその製造方法に関する。
【構成】Hpa菌よりHpa I制限・修飾酵素の遺伝子を単離した。この遺伝子が組込まれたプラスミドを保有する微生物を培養することによりHpa I制限・修飾酵素を大量に生産、取得できる。

組換えプラスミド及びそれを含む微生物を用いるL-トリプトフアンの製造法

2007年05月26日 | 菌類 細菌
組換えプラスミド及びそれを含む微生物並びにそれらを用いるL-トリプトフアンの製造法

出願人 : 三菱油化株式会社
公開番号 : 特開平05-015378 公開日 : 1993年01月26日

【構成】 上流にtacプロモーターが結合したブレビバクテリウム・フラバムMJ233由来のトリプトファンシンターゼ構造遺伝子を含むDNA断片と、プラスミドpBY503由来の複製増殖機能を司る遺伝子を含むDNA断片及び安定化機能を司る遺伝子を含むDNA断片とから成る組換えプラスミド。このプラスミドで形質転換されたコリネ型細菌を用いて、少くともグルコースとインドールを含有する水性溶液中で菌体の増殖を伴わない反応形式により酵素反応させてL-トリプトファンを製造した。
【効果】 この発明のプラスミドで形質転換されたコリネ型細菌を用いることによりL-トリプトファンを効率的に製造することができる。

組換えプラスミド及びそれを含む微生物並びにそれらを用いるL-トリプトフアンの製造法
出願人 : 三菱油化株式会社
公開番号 : 特開平05-015377 公開日 : 1993年01月26日

【構成】 ブレビバクテリウム・フラバムMJ233由来のトリプトファン生合成遺伝子群を含むDNA断片と、プラスミドpBY503由来の複製増殖機能を司る遺伝子を含むDNA断片及び安定化機能を司る遺伝子を含むDNA断片とから成る組換えプラスミド。このプラスミドで形質転換されたコリネ型細菌を用いて、少くともグルコースとアントラニル酸を含有する水性溶液中で菌体の増殖を伴わない反応形式により酵素反応させてL-トリプトファンを製造した。
【効果】 この発明のプラスミドで形質転換されたコリネ型細菌を用いることによりL-トリプトファンを効率的に製造することができる。

カレバスチンの調製法

2007年05月26日 | 菌類 細菌
出願人 : メルク パテント ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフトング
MERCK PATENT GESELLSCHAFT MIT BESCHRANKTER HAFTUNG
公開番号 : 特開平05-015386 公開日 : 1993年01月26日

【目的】 本発明は、エバスチンからカレバスチンを調製するための新規の方法を提供する。
【構成】 カレバスチンは、微生物を用いる酸化によってエバスチンから調製される。カレバスチンはアレルギー性疾患の治療に用いられ、また抗ヒスタミン剤である。