バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

高濃度のγ-アミノ酪酸含有する機能性食品の製造法

2007年05月21日 | 健康・栄養機能性成分
公開番号 : 特開2006-246840  公開日 : 2006年09月21日
発明者 : 水谷 寛明 三宅 崇文 松本 裕子 木村 幸信
出願人 : ヤマモリ株式会社

http://www.yamamori.co.jp/online/GABA.htm

【課題】 グルタミン酸またはその塩を含む食品にグルタミン酸脱炭酸酵素活性を有する乳酸菌を作用させてγ-アミノ酪酸を製造する方法において、無菌的な設備を要することなく、安価に、安全に、高濃度のγ-アミノ酪酸を付与させる技術を提供する。
【解決手段】 グルタミン酸脱炭酸酵素活性を有する耐塩性及びアルコール耐性の強い乳酸菌を高塩化ナトリウム濃度下において、さらには必要に応じてアルコールを添加した高アルコール濃度下において、グルタミン酸又はその塩を高含有させた食品に作用させることで、他の雑菌の増殖を抑えながらより効率的に高濃度のγ-アミノ酪酸を付与させることができる。

インターフェロンガンマ発現誘導作用を有する発酵乳、及び発酵乳製造用種菌

2007年05月21日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願2005-315684 出願日 : 2005年10月31日
公開番号 : 特許公開2007-117031 公開日 : 2007年5月17日
出願人 : 有限会社中垣技術士事務所 発明者 : 中垣 剛典

発明の名称 : インターフェロンガンマ発現誘導作用を有する発酵乳、及び発酵乳製造用種菌

【課題】科学的根拠をもってI型アレルギーとの関係が解明された新たな機能を有する発酵乳、及びその製造に用いられる発酵乳製造用種菌を提供する。
【解決手段】ラクトバチルス・カゼイ、ラクトバチルス・プランタルム、ラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシーズ・ラクティス、及びラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシーズ・クレモリスからなる複数種の乳酸菌の菌体又は菌体成分を含有してなる発酵乳。本発明の発酵乳を日常的に食することにより、インターフェロンガンマの発現を誘導することができ、Th1/Th2バランスをTh1優位に調節することができる。その結果、IgEの産生が抑えられ、I型アレルギーの発症を抑えることができる。これらの乳酸菌を含み、該発酵乳の製造に用いるための発酵乳製造用種菌も提供される。

骨形成促進剤および抗骨粗鬆症剤

2007年05月21日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願2004-335102 出願日 : 2004年11月18日
公開番号 : 特許公開2006-143639 公開日 : 2006年6月8日
出願人 : 長瀬産業株式会社 発明者 : 伊藤 久富 外1名

発明の名称 : 骨形成促進剤および抗骨粗鬆症剤

【課題】 安全でありかつ優れた骨粗鬆症予防および改善作用を有する食品素材を提供すること。
【解決手段】 本発明は、マイタケから得られ得る骨形成促進活性を有する物質を有効成分として含む骨形成促進剤を提供し、該物質は、水存在下で親水性溶媒に可溶性であり、そして水と二層を形成し得る溶媒および水の共存下で水溶性である。本発明の骨形成促進剤は、乾燥または生のマイタケを水存在下で親水性溶媒に浸漬して、抽出液を得る工程;および該抽出液とC4~C6アルコール水溶液とを混合して、水層を得る工程;を包含する方法によって製造され得る。

骨密度向上剤、抗骨粗鬆症薬および抗骨粗鬆症食品

2007年05月21日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願2005-65134 出願日 : 2005年3月9日
公開番号 : 特許公開2006-248936 公開日 : 2006年9月21日
出願人 : 国立大学法人金沢大学 発明者 : 米田 幸雄 外1名

発明の名称 : 骨密度向上剤、抗骨粗鬆症薬および抗骨粗鬆症食品

【課題】 骨粗鬆症などの骨代謝性疾患における骨密度の低下の予防・治療に有用な骨密度向上剤、抗骨粗鬆症薬および抗骨粗鬆症食品を提供すること。
【解決手段】 ピルビン酸またはその薬学上許容される塩を有効成分とすることを特徴とするものである。

ツバキ茶を飲んで花粉症退治?

2007年05月21日 | 生薬・植物成分と薬効 漢方
カメリア属植物に含まれる有用物質の探索 沖縄県
【研究者名(所属機関)】廣瀬美奈・小野寺健一・津波和代・津覇恵子・久場恵美・直木秀夫・安元健(株式会社トロピカルテクノセンター)

 アレルギー性疾患を始めとする多くの炎症に対して使用される従来のステロイド剤および非ステロイド剤は、ホルモン作用や胃腸障害などが問題とされている。
一方、これらの疾患の予防や症状の軽減には、抗炎症物質の食品からの摂取も有効とされ、安全かつ高活性な天然物由来の抗炎症剤が求められてきた。
われわれは沖縄産植物を対象とし、ラット好塩基性白血病細胞系(RBL-2H3)のヘキソサミニダーゼ遊離作用を指標として脱顆粒阻害物質を探索した。 生物資源を利用した有用物質の生産技術開発

食品の生理機能を網羅的かつ効率的に評価するシステム

2007年05月21日 | 創薬 生化学 薬理学
ハイスループット食品機能性評価法の開発 宮崎県
【研究者名(所属機関)】水光正仁・西山和夫・江藤望・榊原陽一・山崎正夫・河原聡(宮崎大学農学部)、吉原郁夫・山森一人・古谷博史(宮崎大学工学部)、永濱清子・岩田喬子・内田飛香((財)宮崎県産業支援財団)

食品の多様な生理機能を評価するためには、生理機能ごとに個別の試験方法を実施しなければならず、多くの労力と時間を要する。
本研究では、食品の複数の生理機能を一度に評価可能な「ハイスループット機能性評価システム」を開発した。 食の機能を中心としたがん予防基盤技術創出


ダイズイソフラボンによるATL細胞の増殖抑制効果

2007年05月21日 | 創薬 生化学 薬理学

ATL予防を目的とした機能性食品成分の探索 宮崎県
【研究者名(所属機関)】山崎正夫・福田亘博・白神俊幸・森下和広(宮崎大学)

成人T細胞白血病(ATL)は宮崎県を含む南九州で多く発症例のあるウイルス性の白血病である。ATLの発症はヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)の感染が引き金となるがウイルスキャリアからの生涯ATL発症率は5%程度である。しかしながら、発症後の予後は極めて不良であり、有効な発症予防、治療法の開発が急務となっている。 食の機能を中心としたがん予防基盤技術創出

オステオアクチビンを用いた肝がん治療法の開発

2007年05月21日 | 医療 医薬 健康
肝発がん機構・進展因子の解明とその予防・治療法の開発 宮崎県
【研究者名(所属機関)】安倍弘生・宇都浩文(宮崎大学医学部)、高見陽一郎・高濱由香((財)宮崎県産業支援財団)、 坪内博仁(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科)

オステオアクチビン(OA)は、肝発がんモデルであるコリン欠乏アミノ酸置換食(CDAA)飼育ラット での肝硬変、前癌病変への進行過程で、肝臓での発現が亢進する遺伝子として発見された。 食の機能を中心としたがん予防基盤技術創出


肝がん発症前診断法

2007年05月21日 | 医療 医薬 健康
肝発がん機構・進展因子の解明とその予防・治療法の開発 宮崎県
【研究者名(所属機関)】上村修司・宇都浩文(宮崎大学医学部)、坪内博仁(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科)

現在、肝細胞がんの初期発症診断は、エコー検査と血液中の腫瘍マーカー(蛋白質)の測定を組合せることにより行われているが、この技術でがんと診断できるのは、腫瘍の大きさが5~10mm程度になってからである。 食の機能を中心としたがん予防基盤技術創出