バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報（DB原稿）をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

モナコリンＫ生合成遺伝子

2007年05月09日 | 菌類　細菌
出願番号 : 特許出願２００４－３７４９９３ 出願日 : ２００４年１２月２４日
公開番号 : 特許公開２００５－１８５２８３ 公開日 : ２００５年７月１４日
出願人 : 食品工業発展研究所 発明者 : 陳輝　沛 外６名

発明の名称 : モナコリンＫ生合成遺伝子

【課題】本発明の目的は、モナコリンK生合成遺伝子を提供することである。
【解決手段】紅麹カビによって産生されたコレステロール阻害剤であるモナコリンKは、ポリケチドの二次代謝物である。本発明は、モナコリンK生合成遺伝子クラスターに対して特異的なプローブを提供する。推定のモナコリンK遺伝子クラスターを有するBACクローンを、BAC（細菌性人工染色体）ライブラリからスクリーニングして、シークエンシングを行い、これらのクローンに関して注釈づけを行った。結果から、モナコリンK合成に関連するポリケチドシンターゼ（PKS）遺伝子2個および調節遺伝子7個が得られたことが示される。次に、これらの遺伝子の全長cDNAをRT-PCRによって得て、これらの遺伝子を発現させるために発現ベクターにクローニングした。

高脂血症薬

2007年05月09日 | 創薬　生化学　薬理学
出願番号 : 特許出願平１０－２２０１９２ 出願日 : １９９８年８月４日
公開番号 : 特許公開２０００－４４４７０ 公開日 : ２０００年２月１５日
出願人 : 日本油脂株式会社 発明者 : 野口 泰久 外１名

発明の名称 : 高脂血症薬

【課題】 高脂血症の治療効果の著しいセルフメデュケーションに適した高脂血症薬を提供する。
【解決手段】Ａ成分として、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸またはそれらのエステル誘導体とＢ成分として、ポリエンホスファチジルコリン、ソイステロール、大豆油不けん化物、リボフラビン、酪酸リボフラビン、パンテノールおよびパンテチンからなる群より選ばれる１種以上を配合することを特徴とする高脂血症薬。

大豆油不けん化物含有組成物

2007年05月09日 | 健康・栄養機能性成分
出願番号 : 特許出願２００５－１９１０７７ 出願日 : ２００５年６月３０日
公開番号 : 特許公開２００７－８８５７ 公開日 : ２００７年１月１８日
出願人 : 日清ファルマ株式会社 外２名 発明者 : 石垣 克己 外３名

発明の名称 : 大豆油不けん化物含有組成物

【課題】 大豆油不けん化物を組成物全体の５０質量％以上含有し、且つ大豆油不けん化物の性状のバラツキの影響を受けずに良好な水への分散性を有する組成物およびこれを含有するカプセル剤を提供する。
【解決手段】 大豆油不けん化物に、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルとグリセリン脂肪酸エステルに添加・配合して、大豆油不けん化物を５０質量％以上含有する組成物とする。

ヒトの疾患を治療するためのケモカイン類縁体の設計

2007年05月09日 | 創薬　生化学　薬理学
出願番号 : 特許出願２００６－２９９２１１ 出願日 : ２００６年１１月２日
公開番号 : 特許公開２００７－１０６７６８ 公開日 : ２００７年４月２６日
出願人 : ケモカイン セラピューティックス コーポレイション 発明者 : マズーク， アハメド 外２名

発明の名称 : ヒトの疾患を治療するためのケモカイン類縁体の設計

【課題】炎症ならびに自己免疫応答に関連する疾患及び症状などの病理的状態に関与しているケモカインに関し、これらサイトカインのペプチド作動剤及び拮抗剤の調製、設計、誘導及びその使用法を提供する。
【解決手段】種々の疾患及び障害の治療に有用であり、種々の疾患及び障害の治療に対する添加剤として有用である、ＩＬ－８類縁体、ＩＰ－１０類縁体、ＭＩＰ－１α類縁体、ＲＡＮＴＥＳ類縁体、Ｉ－３０９類縁体、ＭＣＰ－１類縁体、及びＣＣＬ２８類縁体を含む特定の配列を有するケモカイン類縁体。そのような治療を必要とする患者に対して、治療上有効量のケモカイン類縁体を投与できる。

セルロソーム　cellulosome

2007年05月09日 | 菌類　細菌
　セルラーゼ複合体の名前。　好熱嫌気性セルロース分解細菌Clostridium thermocellum は、ひろく土壌中に分布しており、堆肥などで見られるセルロース分解能力の高い細菌です。生化学的な解析により（たとえばゲルろ過による分子量推定）、そのセルロース分解酵素は非常に高分子の酵素複合体を形成していると考えられていました。この高分子セルラーゼ複合体は、効率よくセルロースを分解することができるので、その構造に興味が持たれました。http://www.bio.mie-u.ac.jp/~karita/cellulosome.html

◇カリフォルニアでのセルロソーム研究
　　松岡　聡(カリフォルニア大学・デービス校）
　　化学と生物　Vol.45No.5 p.364-367 (2007)

◇A Large Gene Cluster for the Clostridium cellulovorans Cellulosome
　　Yutaka Tamaru　et.al.
Journal of Bacteriology, October 2000, p. 5906-5910, Vol. 182, No. 20

A large gene cluster for the Clostridium cellulovorans cellulosome has been cloned and sequenced upstream and downstream of the cbpA and exgS genes (C.-C. Liu and R. H. Doi, Gene 211:39-47, 1998). Gene walking revealed that the engL gene cluster (Y. Tamaru and R. H. Doi, J. Bacteriol. 182:244-247, 2000) was located downstream of the cbpA-exgS genes. >> http://jb.asm.org/cgi/content/abstract/182/20/5906

◇Pectate lyase A, an enzymatic subunit of the Clostridium cellulovorans cellulosome
　　Yutaka Tamaru and Roy H. Doi

　Clostridium cellulovorans uses not only cellulose but also xylan, mannan, pectin, and several other carbon sources for its growth and produces an extracellular multienzyme complex called the cellulosome, which is involved in plant cell wall degradation. Here we report a gene for a cellulosomal subunit, pectate lyase A (PelA), lying downstream of the engY gene, which codes for cellulosomal enzyme EngY. pelA is composed of an ORF of 2,742 bp and encodes a protein of 914 aa with a molecular weight of 94,458. ＞＞　http://www.pnas.org/cgi/content/abstract/98/7/4125

海藻細胞壁多糖を標的としたセルロソームの構築とその応用

2007年05月09日 | 医療　医薬　健康
田丸 浩（三重大学生物資源学部 水圏生物利用学教育研究分野）
http://www.nisr.or.jp/jyosei/2002houkoku/02tamaru.pdf

　海洋バイオマスは、構造成分や貯蔵成分といった多種多様な多糖から成っている。この海洋バイオマスの生物学的分解は微生物から真核生物の広範囲の生物によって生産される多糖分解酵素を通して行なわれる。このように、生物による分解は環境中にある成分の自然な、あるいは、工業的な循環にとって重要である。さらには、生物学的分解は二酸化炭素の循環においても主要な役割を果たす。

酵素配列体およびそれを製造する方法

2007年05月09日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願平９－５１５９２８ 出願日 : １９９６年１０月１６日
公表番号 : 特許公表平１１－５１３５６８ 公表日 : １９９９年１１月２４日
出願人 : ジェネンコア インターナショナル インコーポレーテッド 発明者 : ボット，リチャード アール 外５名

発明の名称 : 酵素配列体およびそれを製造する方法

ペプチド骨格に非共有結合している１個またはそれ以上の酵素を有する組成物であって、少なくとも１個の酵素はペプチド骨格とは異種であり、該ペプチド骨格は複数の酵素を結合することができる酵素配列体を提供する。この配列体は、例えば、回収系、複数酵素の標的輸送系、溶解性基質の修飾、定量分析、ならびにその他、食品工業、飼料、繊維、生体転換、パルプおよび紙工業、植物保護および伝染病の制御、木材の保存剤、局所塗布剤、およびバイオマス転換などに有用である。

各種多糖類の構造，物性，機能に関する研究

2007年05月09日 | 健康・栄養機能性成分
久松 眞(三重大学大学院生物資源学研究科)
Journal of Applied Glycoscience Vol. 54 (2007) , No. 1 pp.37-45

グルコース，マンノース，ガラクトース，キシロース，アラビノース，グルコサミンなどの単糖から構成される多糖類の種類はたくさんある．それらの役割を理解することは容易でないが，微生物や植物などの生理・生態を学ぶことから，多糖類の役割を推察できることがある．一般的に，研究を飛躍的に進展させるには独自の技術，能力，発見，ひらめきも必要である．これまでの研究で報告することができた各種多糖類の説明に加え，新しい事実に遭遇することができた経緯も織り交ぜ多糖類科学の魅力を紹介したい． J-Stage >> JOI JST.JSTAGE/jag/54.37