バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

ウイルスベクターの製造に用いられる細胞、その製法

2007年05月07日 | 細胞と再生医療
出願番号 : 特許出願2000-355850 出願日 : 2000年11月22日
公開番号 : 特許公開2002-153278 公開日 : 2002年5月28日
出願人 : 久光製薬株式会社 発明者 : 島田 隆

発明の名称 : ウイルスベクターの製造に用いられる細胞、その製法およびその細胞を用いたウイルスベクターの製造方法

【解決すべき課題】 煩雑な操作を必要とせず、ウイルスベクターを効率よく製造するための新規細胞系を樹立し、該細胞系を用いた高力価ウイルスベクターの製造方法を提供すること。
【解決手段】 ウイルスベクターの製造に用いられる細胞であって、細胞毒性を有するポリペプチドをコードする遺伝子が発現するセンスRNAの全配列または一部配列に対するアンチセンスRNAを発現するアンチセンス遺伝子を導入した細胞、その製法およびその細胞を用いたウイルスベクターの製造方法。

パーキンソン病の遺伝子治療 国内初の臨床実験を開始

2007年05月07日 | 医療 医薬 健康
 自治医大病院(栃木県下野市)は7日、国内で初めてとなるパーキンソン病患者への遺伝子治療の臨床実験を開始したと発表した。治療薬の効き目を良くする酵素の遺伝子を脳に注入。約半年かけて安全性や効果を確かめる。
 パーキンソン病は、神経伝達物質ドーパミンの不足により、震えや歩行障害が起きる。治療は、脳内でドーパミンに変わる「Lドーパ」という治療薬の服用が基本だが、病気が進行すると、ドーパミンに変える酵素AADCが減り、薬が効きにくくなる。
 今回の治療は、AADCの遺伝子を組み込んだアデノ随伴ウイルスベクター(遺伝子の運び屋)を脳の4カ所に注入した。米国では同じ方法が6人の患者に実施されたが、重大な副作用はみられていないという。
 同病院が昨年2月、厚生労働省に実施を申請し、同10月に承認された。産経新聞2007-05-07

Gタンパク質共役受容体FPRL2用のリガンドおよびその使用

2007年05月07日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願2005-140651 出願日 : 2005年5月13日
公開番号 : 特許公開2006-25787 公開日 : 2006年2月2日
出願人 : ユーロスクリーン・ソシエテ・アノニム 発明者 : ミゲオッテ,イサベル 外3名

発明の名称 : Gタンパク質共役受容体FPRL2用のリガンドおよびその使用

【課題】オーファンGタンパク質共役受容体FPRL2用の天然リガンド及び使用方法、さらに、FPRL2に対して作成された抗体において、FPRL2ポリペプチドの生物学的機能性を提供する。
【解決手段】 サンプル中のホルミルペプチド受容体様受容体2(FPRL2)ポリペプチド活性を検出するための、およびポリペプチド活性を調節する物質を同定するための、方法、試薬およびキットからなる。さらに、FPRL2に対して作成された抗体からなる。さらに、FPRL2ポリペプチドのシグナル伝達の調節不全を特徴とする疾患または障害を予防、処置および/または軽減するための物質からなる。

昆虫細胞培養用培地

2007年05月07日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願2006-185008 出願日 : 2006年7月4日
公開番号 : 特許公開2007-75102 公開日 : 2007年3月29日
出願人 : コージンバイオ株式会社 外1名 発明者 : 今西 重雄 外1名

発明の名称 : 昆虫細胞培養用培地

【課題】低コスト、安定でかつタンパク質の高い発現効率を達成することができる、血清成分や昆虫体液を使用しない、新規な昆虫細胞培養用培地を提供することを目的とする。
【解決手段】昆虫細胞を無血清条件下で培養するための培地であって、該培地に酵母抽出物、ラクトアルブミン、シルクパウダーを含むことを特徴とする昆虫細胞培養用培地を提供する。血清成分や昆虫体液を使用しない本発明の昆虫細胞培養用培地によれば、昆虫細胞の増殖を促進することができ、低コストで、安定、かつ高いタンパク質の発現効率を達成できるという利点がある。

味蕾から単離され、培地中において少なくとも3日間生存する培養味細胞

2007年05月07日 | 細胞と再生医療
出願番号 : 特許出願2000-363018 出願日 : 2000年11月29日
公開番号 : 特許公開2002-165590 公開日 : 2002年6月11日
出願人 : 東京大学長 発明者 : 阿部 啓子 外1名

発明の名称 : 培養味細胞

【解決手段】 味蕾から単離され、培地中において少なくとも3日間生存する培養味細胞、及びこれを含有する味蕾細胞培養系を提供する。
【効果】 従来1日以上培養することが不可能であった味蕾細胞を1週間以上生細胞状態に維持することが可能になり、また味蕾細胞中にわずか10%程度しか存在しないとされる味細胞を分子レベルで特定し、単離取得することが可能になった。

アルコール性肝疾患と非アルコール性脂肪性肝炎の治療と予防へのイノシトールリン酸類の応用

2007年05月07日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願2005-170875 出願日 : 2005年6月10日
公開番号 : 特許公開2006-342128 公開日 : 2006年12月21日
出願人 : 築野食品工業株式会社 外1名 発明者 : 三谷 隆彦 外5名

発明の名称 : アルコール性肝疾患と非アルコール性脂肪性肝炎の治療と予防へのイノシトールリン酸類の応用

【課題】
アルコール性肝障害及び非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)の発症抑制作用及び治癒作用を有するイノシトール、イノシトール一リン酸、イノシトール二リン酸、イノシトール三リン酸、イノシトール四リン酸、イノシトール五リン酸及びそれらの塩から選択された少なくとも1種類の物質を有効成分として含むことを特徴とする肝障害の治療・予防方法、食品または飼料を提供するものである。本発明の肝治療剤は有効に肝障害、特に肝癌、肝硬変、肝炎、脂肪肝等を予防または治療する効果を有する。
【解決手段】
上記の物質を有効成分とする組成物からなるアルコール性肝障害及びNASHに対する発症抑制作用及び治癒作用を有することを特徴とする肝臓疾患予防・治療用飲食物或いは飼料である。

自己抗体の除去による心筋症の処置

2007年05月07日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願平9-519138 出願日 : 1996年11月15日
公表番号 : 特許公表2002-504831 公表日 : 2002年2月12日
出願人 : バクスター・インターナショナル・インコーポレイテッド 外4名 発明者 : コール,ロベルト 外6名

発明の名称 : 自己抗体の除去による心筋症の処置

心筋症のためのイムノアフェレーシス処置は、患者の血漿をヒト免疫グロブリンに特異的なリガンドを結合させたカラムを通過させ、それによって患者の血漿から有意な部分の免疫グロブリンを除去する工程、および血漿を患者に再注入する工程を包含する。本発明は、リガンドを結合させたカラムの製造におけるヒト免疫グロブリンに特異的なリガンドの使用であり、カラムは心筋症患者のイムノアフェレーシス処置に有用である。特異的リガンドは、心臓組織に対して有害なヒト自己抗体(例えばβ1アドレナリン作用性レセプター、ADP-ATPキャリア、αおよびβミオシン重鎖、およびアデニンヌクレオチドトランスロケーターに対する抗体)に結合し、それによってこれを除去する。このカラムを用いるイムノアフェレーシス処置により、平均動脈圧、平均肺圧、肺毛細血管楔入圧(wedge pressure)、右心房圧、心拍出量、心係数、心拍量係数、および全身性血管抵抗のような血行力学パラメーターが改善される。

心筋梗塞の二次予防のためのアンギオテンシンII受容体ブロッカーおよびβブロッカーの組合せ

2007年05月07日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願2004-505095 出願日 : 2003年5月16日
公表番号 : 特許公表2005-531558 公表日 : 2005年10月20日
出願人 : ノバルティス アクチエンゲゼルシャフト 発明者 : ロバート・エム・カリフ 外3名

発明の名称 : 心筋梗塞の二次予防のためのアンギオテンシンII受容体ブロッカーおよびβブロッカーの組合せ

本発明は、有効量のARB、特にバルサルタンを、有効量のβブロッカーと組み合わせて、かかる患者に投与することを含む心筋梗塞後の患者における心血管疾患を処置するための方法に関する。

HMG-CoA還元酵素インヒビター誘導体(「スタチン」)を含むナノ粒子製剤

2007年05月07日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願2004-510760 出願日 : 2003年6月10日
公表番号 : 特許公表2005-532352 公表日 : 2005年10月27日
出願人 : エラン ファーマ インターナショナル,リミティド 発明者 : クーパー,ユージーン,アール. 外6名

発明の名称 : HMG-CoA還元酵素インヒビター誘導体(「スタチン」)を含むナノ粒子製剤、その新規組合せ、ならびにこれらの医薬組成物の製造

本発明は、表面安定剤を含む、ロバスタチンまたはシンバスタチンのようなスタチンを含むナノ粒子組成物に関する。組成物のスタチン粒子は、約2000nm未満の有効平均粒子サイズを有する。本発明の別の態様において、スタチンと他のコレステロール低下剤の新規組合せが記載され、この使用法が教示される。

核酸治療の有効性を診断する方法

2007年05月07日 | 創薬 生化学 薬理学
国際出願番号 : PCT/JP2002/008856 国際出願日 : 2002年9月2日
国際公開番号 : WO2003/023031 国際公開日 : 2003年3月20日
出願人 : 日本新薬株式会社 発明者 : 平林 加壽子 外1名

発明の名称 : 核酸治療の有効性を診断する方法

本発明は、主として、テーラーメード医療につながるものとして、個々の患者に対する、抗腫瘍作用または抗ウイルス作用を有するヌクレオチドまたはヌクレオシドによる治療の有効性を予め診断する方法、その診断のための医薬組成物、抗腫瘍作用または抗ウイルス作用を有し得る薬物を見出すためのスクリーニング法、及び抗腫瘍剤または抗ウイルス剤の生体内における作用メカニズムを探索する方法等を提供する。
本発明は、該ヌクレオチドまたはヌクレオシドの投与前後における、主に配列番号1~4に係る蛋白質の発現量ないし活性の変化を指標とすることを特徴とする。