バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

自己抗体の除去による心筋症の処置

2007年05月07日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願平9-519138 出願日 : 1996年11月15日
公表番号 : 特許公表2002-504831 公表日 : 2002年2月12日
出願人 : バクスター・インターナショナル・インコーポレイテッド 外4名 発明者 : コール,ロベルト 外6名

発明の名称 : 自己抗体の除去による心筋症の処置

心筋症のためのイムノアフェレーシス処置は、患者の血漿をヒト免疫グロブリンに特異的なリガンドを結合させたカラムを通過させ、それによって患者の血漿から有意な部分の免疫グロブリンを除去する工程、および血漿を患者に再注入する工程を包含する。本発明は、リガンドを結合させたカラムの製造におけるヒト免疫グロブリンに特異的なリガンドの使用であり、カラムは心筋症患者のイムノアフェレーシス処置に有用である。特異的リガンドは、心臓組織に対して有害なヒト自己抗体(例えばβ1アドレナリン作用性レセプター、ADP-ATPキャリア、αおよびβミオシン重鎖、およびアデニンヌクレオチドトランスロケーターに対する抗体)に結合し、それによってこれを除去する。このカラムを用いるイムノアフェレーシス処置により、平均動脈圧、平均肺圧、肺毛細血管楔入圧(wedge pressure)、右心房圧、心拍出量、心係数、心拍量係数、および全身性血管抵抗のような血行力学パラメーターが改善される。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。