バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

出芽酵母 Saccharomyces cerevisiae

2007年01月08日 | 菌類 細菌
出芽酵母は糖を代謝しアルコール醗酵を行うことが古来より知られていた。Saccharomyces cerevisiae という学名はギリシャ語のσάκχαρον(sakcharon)起源のラテン語の糖 Saccharum とギリシャ語の菌μύκηs(myces)、ビール を意味するケルト語起源のラテン語であるCerevisia に由来する。同種の亜種はパンや酒(ビール、ワイン、清酒など)を作る際に用いられており、人類にとって最も馴染みの深い有用微生物の一つである。最近では健康ブームの一環でビール酵母の医薬品やサプリメントが人気である(例: エビオス錠、ビール酵母ダイエットなど)。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

「テロメア凝縮を区切る酵素を発見」

2007年01月08日 | 生命科学 生物誌
-細胞寿命の人工制御に道-
 科学技術振興事業団(理事長:沖村憲樹)の創造科学技術推進事業の研究プロジェクト「堀越ジーンセレクタープロジェクト」(総括責任者:堀越正美、東京大学分子細胞生物学研究所助教授)において、染色体の末端(テロメア)付近で起こる染色体凝縮が他の領域に広がらないように染色体を区切る酵素(Sas2)を世界で初めて発見した。この発見は、細胞老化の解明やがんの治療薬等の開発につながることが期待される。 科学技術振興事業団報 第267号


脳梗塞が起きやすい遺伝子型解明 九大などのグループ

2007年01月08日 | NEWSクリッピング
 脳梗塞(こうそく)が起きやすい人の体質を九州大と東大医科学研究所などのグループが、遺伝子レベルで解明した。ある遺伝子タイプを持っている人は、そうでない人より脳梗塞の発症率は2.8倍高かった。このタイプの人は生活習慣により注意するなど健康指導の目安になりそうだ。朝日新聞 2007年01月08日

◇脳梗塞の発症率、特定の遺伝子が左右…東大など実証
 脳梗塞と特定の遺伝子との関連が、大規模な疫学調査で実証されたのは世界で初めて。脳梗塞を遺伝子レベルで予測し、診断や治療に生かせる成果として注目される。読売新聞2007-01-08