バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

抗がん剤の病巣直撃に有効、NECが「極細針」開発

2005年11月11日 | NEWSクリッピング
ナノホーンは、ナノテクノロジー(超微細加工技術)分野で期待される炭素材の一つで、ノーベル賞の有力候補とされる飯島澄男・同社特別主席研究員が発見した。従来の抗がん剤は正常な細胞も傷つけてしまうが、ナノホーンなら病巣を直接狙うことができ、副作用が少ない新治療技術として注目される。2005年11月10日 読売新聞

◇抗がん剤、極細針で病巣直撃  副作用減らす新技術…NECが開発
 NECは9日、直径が毛髪の1万分の1という超極細の新素材「カーボンナノホーン」の中に抗がん剤を詰め込み、がん細胞を死滅させることに成功したと発表した。詳細>>2005年11月10日 読売新聞

アミノレブリン酸に関する最近の特許情報

2005年11月11日 | NEWSクリッピング
5-アミノレブリン酸は、微生物・発酵分野においては、VB12生産、ヘム酵素生産、微生物培養、ポルフィリン生産など、動物・医療分野においては、感染症治療、殺菌、ヘモフィラス診断、誘導体原料、除毛、リュウマチ治療、がん治療、血栓治療、癌診断、動物細胞培養、UVカット、ヘム代謝研究、育毛効果、重金属中毒ポルフィリン症診断、貧血予防、植物分野においては農薬などに有用なことが知られている。

出願番号 : 特許出願2005-51218 出願日 : 2005年2月25日
公開番号 : 特許公開2005-314361 公開日 : 2005年11月10日
出願人 : コスモ石油株式会社 発明者 : 立谷 尚久 外4名

発明の名称 : 5-アミノレブリン酸硝酸塩及びその製造方法

【課題】 5-アミノレブリン酸の新規な塩、その製造方法及びこれを含有する植物活力剤組成物を提供すること。
【解決手段】 5-アミノレブリン酸硝酸塩及びその製造方法。

出願番号 : 特許出願2004-88557 出願日 : 2004年3月25日
公開番号 : 特許公開2005-272360 公開日 : 2005年10月6日
出願人 : 東レ株式会社 発明者 : 竹崎 宏 外1名

発明の名称 : 5-アミノレブリン酸の製造方法

【課題】5-アミノレブリン酸を安価で入手可能な原料を用い、高収率かつ簡便に製造する。
【解決手段】無水コハク酸と青酸金属塩を反応させ、4-シアノ-4-オキソレブリン酸またはその金属塩を合成し、引き続いて、得られた4-シアノ-4-オキソレブリン酸を接触水素添加法などの還元方法により還元させることによる、新規な5-アミノレブリン酸を製造方法。本合成方法は、従来知られているバイオ法または化学合成法にくらべ、高収率かつ高効率で、また工業的に容易に実施可能な製法である。

出願番号 : 特許出願2005-51216 出願日 : 2005年2月25日
公開番号 : 特許公開2005-314360 公開日 : 2005年11月10日
出願人 : コスモ石油株式会社 発明者 : 立谷 尚久 外4名

発明の名称 : 5-アミノレブリン酸スルホン酸塩及びその製造方法

【課題】 高温耐性の5-アミノレブリン酸の新規な塩及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】 下記一般式(1)
HOCOCH2CH2COCH2NH2・HOSO2R1 (1)
〔式中、R1は低級アルキル基で置換されたフェニル基を示す。〕
で表わされる5-アミノレブリン酸スルホン酸塩及びその製造方法。

砂糖からエコ触媒、焼いて煮るだけ 東工大チームが発見

2005年11月11日 | NEWSクリッピング
 砂糖を焼いて煮た物質が、石油製品を作る性能のよい触媒として使えることを、東工大の研究チームが見つけた。繰り返し使え、消費エネルギーが少なくて済む「エコ触媒」だといい、ガソリン添加剤などの製造で工業利用する研究も進んでいる。
Asahi.com., 2005年11月10日

◇触媒:硫酸に代わる砂糖の利用法を開発 東工大など
  MSN毎日新聞2005-11-11

フコイダンオリゴ糖組成物含有抗真菌剤

2005年11月11日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願2005-172193 出願日 : 2005年6月13日
公開番号 : 特許公開2005-263812 公開日 : 2005年9月29日
出願人 : 株式会社糖鎖工学研究所 外1名 発明者 : 酒井 武 外3名

発明の名称 : フコイダンオリゴ糖組成物含有抗真菌剤

【課題】 フコイダンの生物活性を保持しながら、抗凝血活性が除去され、分子量分布が均一な低分子化フコイダンの抗真菌剤としての用途を提供する。
【解決手段】 5×103 以下の分子量分布〔セルロファインGCL-25(生化学工業株式会社製)を用いたゲルろ過法〕を有し、タンパク含量が検出されず、5000μg/mlで抗凝血活性を示さないフコイダンオリゴ糖組成物を含有する抗真菌剤。
【効果】 溶解性、生体への吸収性に優れ、生物活性の再現性が良く、安全性も高い。

フコイダン・オリゴ糖の経口投与により血栓形成が抑制されることを発見

2005年11月11日 | 医療 医薬 健康
カナダのサスカチュアン大学動物医化学部のヒーバート教授との共同研究により、ガゴメコンブのフコイダンを低分子化させたフコイダン・オリゴ糖を、ラットに経口投与することによって血栓形成が抑制されることを発見しました。この経口投与されたフコイダン・オリゴ糖は当社のバイオ研究所が海洋性細菌から発見したF-フコイダン分解酵素を用いて製造しております。タカラバイオ㈱プレリリース2004-5-20

出願番号 : 特許出願2005-177431 出願日 : 2005年6月17日
公開番号 : 特許公開2005-312459 公開日 : 2005年11月10日
出願人 : タカラバイオ株式会社 発明者 : ▲高▼山 正範 外3名

発明の名称 : 遺伝子

【課題】
新規なフコース硫酸含有多糖分解酵素及びその遺伝子を提供する。
【解決手段】
Flavobacterium由来の特定のアミノ酸配列からなるポリペプチド、若しくは該配列に1個もしくは複数のアミノ酸残基の欠失、付加、挿入もしくは置換の少なくとも1つがされたアミノ酸配列からなり、かつ下記理化学的性質を有するフコース硫酸含有多糖を低分子化し、フコース硫酸含有オリゴ糖化合物を遊離させる活性を有するポリペプチドをコードするDNA配列を含む単離された遺伝子。(a)構成糖:ウロン酸を含有する。(b)フラボバクテリウム sp.SA-0082(FERM BP-5402)の生産するフコイダン分解酵素によって分解される。

ナノチューブでガン細胞を爆破する新研究

2005年11月11日 | NEWSクリッピング
カーボンナノチューブに特定のレーザー光を当てると爆発する性質があることが2002年に発見され、新種の軍事用爆発物やロケット推進剤に利用できる可能性が指摘されている。デラウェア大学の工学助教授は、ガン細胞の周囲にナノチューブを撒いて細胞ご と吹き飛ばすという研究を進めている。詳細>>WiredNews2005-11-10