バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

アルツハイマー病の原因物質、主要構造の解明に成功

2005年11月16日 | NEWSクリッピング
 アルツハイマー病の原因とされるたんぱく質「ベータ・アミロイド」の主要構造をとらえることに、高野和文・大阪大工学研究科助教授らのグループが世界で初めて成功した。読売新聞2005-11-16
◇脳内のβアミロイド分解系路を解明 
  -アルツハイマー病の予防への道を開く-
 理化学研究所・脳科学総合研究センター(伊藤正男所長)は、脳の老化研究において重要な蛋白質であるβアミロイドの研究にラジオアイソトープを利用した新しい実験系を用い、脳内でβアミロイドがどのように分解されるかを明らかにした。http://www.riken.go.jp/r-world/info/release/press/2000/000201/

◇「アルツハイマー病の脳に沈着するβアミロイド物質が取り除かれることの証明」

 財団法人東京都医学研究機構 精神医学総合研究所の秋山治彦副参事研究員(老年期精神疾患研究部門長)は、研究テーマ「アルツハイマー病の脳に沈着するβアミロイド物質が取り除かれることの証明」において、アルツハイマー病の脳に沈着するβアミロイドは、ミクログリアの働きにより取り除かれることを人間の脳において初めて証明するとともに、このメカニズムを活用すればアルツハイマー病の新しい治療戦略が構築可能であることを示しました。 http://www.igakuken.or.jp/kenkyu-katudo/press/040129/

インフルエンザ阻止 ウイルス狙撃 「抗体酵素」開発 県立広島大

2005年11月16日 | NEWSクリッピング
インフルエンザウイルスを狙い撃ちして無力化させる「抗体酵素」を、県立広島大学生命環境学部(広島県庄原市)の宇田泰三教授(生物工学)のグループが十八日までに、人工的に作り出すことに成功した。世界初の成功例という。抗体酵素を使った治療薬の開発をはじめ、エアコンなどを使って空気中のインフルエンザウイルスを撃退することも期待できるという。成果は、十二月に米ホノルル市で開かれるパンパシフィック化学国際会議で発表される。産経新聞2005-09-19【修正版】

拮抗微生物によるレタス病害の防除方法

2005年11月16日 | 菌類 細菌
レタス等に腐敗病を生じさせる病原菌シュードモナス・チコリ細菌に対して高い拮抗性を有するシュードモナス属細菌に属するシュードモナスフルオレセンス G7090菌株、該菌株を有効成分とする微生物農薬、核菌株により植物を処理することを特徴とするレタス等の腐敗病の防除方法、および、該菌株を有効成分とする微生物農薬により植物を処理することによるレタス等の腐敗病の防除方法。
RIIBS Japan 技術資料
小木曽 秀紀 外1名(長野県 外1名)
レタス病害の防除方法  特許公開2001-247423

本格化するポストゲノム時代

2005年11月16日 | 医療 医薬 健康
 2004年4月より、文部科学省は、ゲノムネットワークプロジェクト(GNP)をスタートさせている。GNPでは、遺伝子から生成されたたんぱく質が他のたんぱく質や遺伝子と相互作用して、最終的には髪の色や体型、病気のかかりやすさなどの体質として発現していくプロセスを体系的に明らかにするものである。MRI Today 2005-11-15

◇文部科学省ゲノムネットワークプロジェクト協力機関の募集のお知らせ(2005-11-01)
 http://www.mext-life.jp/genome/genome/application.html 締め切り:2005-11-30

燃料電池と微生物

2005年11月16日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願2002-50956 出願日 : 2002年2月27日
公開番号 : 特許公開2003-257510 公開日 : 2003年9月12日

出願人 : 松下電器産業株式会社 発明者 : 外邨 正
発明の名称 : 糖の電解酸化用電極その製造方法およびそれを用いた電池

【課題】 糖の持つ化学エネルギーを直接電気エネルギーとして利用を可能とする糖酸化用電極およびこれを用いた電池を提供する。

【解決手段】 糖酸化用複合電極は、銀と金、銀と白金、あるいは銀と金と白金を少なくとも含む電極であって、これにより、高い効率、すなわち糖の持つ24個の電子のうち2個以上の電子の利用が、よりカソーディックな電位で可能となる。このような電極を負極とすることで、より高い動作電圧の電池を得ることができる。

RIIBS Japan技術資料 燃料電池と微生物