バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

サカタのタネなど、微生物を生きたまま種子にコーティングし保存可能にする技術を開発

2005年11月24日 | 菌類 細菌
世界初
環境に優しい、安心・安全な農業の実現に向けた
『微生物を生きたまま種子にコーティングし保存可能にする技術』を開発
-野菜をはじめとする土壌伝染性病害防除に向けた画期的研究成果―
日経ネット2005-11-21プレリリース

脳内グルタミン酸の活性抑制剤および活性増強剤

2005年11月24日 | 腸内細菌 プロバイオティクス
  鳥居 邦夫 外2名(科学技術振興事業団&味の素㈱
  特許公開平10-53521
【課題】 神経伝達物質グルタミン酸の脳内活性を阻害する薬剤および活性を増強する薬剤を提供する。
【解決手段】 L-リジンまたはその誘導体、若しくはL-アルギニンまたはその誘導体を有効成分とする脳内グルタミン酸の活性阻害剤と、L-グリシンまたはその誘導体を有効成分とする脳内グルタミン酸の活性増強剤。

甘味とエネルギ代謝

2005年11月24日 | 創薬 生化学 薬理学
味の素(株)中央研究所基礎研究所 鳥居邦夫

 甘味は一般に砂糖などの炭水化物に代表される味であると理解されている。しかし、自然界で容易にかつ多量に手に入れられる炭水化物は、甘味のものは少なく無味のものが多い。脊椎動物全般において炭水化物を好んで摂取し、糖として代謝利用するのは草食性動物や雑食性動物であり、肉食性の動物では摂取する肉塊にほとんど炭水化物が存在せず、消化吸収、代謝能力も低いこと、および十分な味覚情報を遊離のアミノ酸から得られることもあり、砂糖は何ら呈味刺激とはなり得ない....。詳細>>学術論文「味の世界」

微生物によるモネリンの産生

2005年11月24日 | 菌類 細菌
 モネリンは、熱帯植物由来の強烈な甘味タンパク質のファミリーに属する(Dansby、Nature Biotechnology、1997、15:419-420)。
 単鎖モネリン様タンパク質は安定であり、そして重量に基づいてスクロースと比較した場合に少なくとも100倍甘い。このモネリン様タンパク質をコードする核酸に関する。好ましくは、この核酸はさらに、メチロトローフ酵母Pichia pastorisにおいて、コードされるモネリン様タンパク質の発現および分泌を指向するためのプロモーターおよびシグナル配列を含む。さらに、このモネリン様タンパク質をコードする核酸を含む組換えPichia pastoris細胞、この組換えPichia pastorisからモネリン様タンパク質を産生するためのプロセス、およびこのプロセスの産物に関する。

◇メチロトローフ酵母発現系を使用する組換えモネリンの産生
  ドュアン, リンクスン(ジェンウェイ バイオテック, インコーポレイテッド)
  特許公表2002-534074

◇酵母ベクターおよびそれを用いたタンパク質の製造法
  近藤 恵二 外1名(麒麟麦酒株式会社)
  国際公開番号 : WO98/07873
 一本鎖モネリンの製造法であって、請求項47に記載のキャンディダ・ユティリス形質転換体を培養し、そして該培養物から一本鎖モネリンを単離、精製することを含む、方法。

農工大、台風でも倒れにくいイネ開発…茎の強さ3倍

2005年11月24日 | NEWSクリッピング
 新品種は農水省が「リーフスター」と命名した。多収量で倒れにくい「中国117号」とコシヒカリを交配。孫世代のうち茎が長く強いものだけを選抜し育成したところ、次世代も倒れにくい性質を受け継ぐイネができることを確認した。詳細>>朝日新聞2005-11-23

◇水稲における在来品種および多収性品種間の耐倒伏性の比較
  大川泰一郎; 石原邦
  日本作物學會紀事 59(別号2),87-88,(1990)