らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

「言う」と「云う」の違い

2013-12-23 | 雑学

私はブログを書く時に「いう」と言う言葉をよく使用しますが、いつも気になるのが「言う」と「云う」の違いです。
そこで今日はその使用法を調べました。

先ず、「云」は旧字体ではなく、表外漢字といって、常用漢字表に含まれていないだけです。
「言(げん)」と「云(うん)」は別々の字で、「言」は当用漢字に採用されましたが、「云」は採用されていません。
その結果、現代の公式な文書では「言う」もしくは「いう」と書くことになっているそうです。
但し、私的な場面で「云う」と書くことが禁止されているわけではありません。

そして、意味の違いは次の通りです。
・「言うは「言葉を発する」「ものを言う」の意味で、「口に出して言う」や「文句【を】言う」の形での使用が普通だそうです。

・「云う」は発言などを引用する場合に使われ、「~【と】云った。」の形で使われるのが普通だそうで、「子曰く」の「曰」に似ています。


更にネットを調べたところ、下記の辞典に次のように書かれているようです。
『新漢和大字典』 
・「言う」・・・ことばをはっきりと発音していう。
・「云う」・・・口ごもって声を出す。転じて、ものをいう。

『日本国語大事典 1巻』 
・「言う」・・・口に出していう。思っていることを言い表す。 
・「云う」・・・人のいったことや伝聞したことなどを引いて・・・・という。

『大漢語林』
・「言う」・・・ものをいう。 かたる。はなす。
・「云う」・・・他人のことばを引いて述べるときに用いる。

私は今までパソコンの変換に任せて使用していましたが、これからは気をつけたいと思っています。