らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

大晦日と除夜の鐘

2009-12-31 | 雑学
平成21年も今日が大晦日となりました。
大晦日と言えば、今や国民的な行事となったNHKの「紅白歌合戦」、そしてその後の「除夜の鐘」を聴きながらの「ゆく年くる年」があります。
そこで、今日は「大晦日」と「除夜の鐘」について調べてみました。

「大晦日」
大晦日の「みそか」は、本来「三十日(みそか)」と書き、「月の30番目の日」と言う意味だそうです。
これが転じて晦日は31日など、実際の日付に関係なく「月の最終日」を意味するようになりました。
晦(つごもり)」とは、「ツキゴモリ(月隠)」からきた言葉で、「三十日(みそか)」に晦日の字が当てられるようになったのは、陰暦では15日が満月で、月はその後
欠けていき、最後には月が隠れることに由来しているそうです。

このようなことから、毎月の末日を「晦日(みそか・つごもり)」と言い、1年の末日を「大晦日(おおみそか・おおつごもり)」と言うようになりました。
なお、大晦日の「大」は一年の最後の月の最終日であることからつけられたもので、「大きい」という意味ではありません。
また、29日で終わる月は「九日晦日(くにちみそか)」とも呼ばれています。


「除夜の鐘」
「除夜」とは大晦日の夜のことですが、何故、大晦日の夜を「除夜」と言うのかを調べてみると、元々、大晦日は旧年を除き去るという意味から「除日(じょじつ)」とも言われており、その夜なので「除夜」と言われるようになったようです。
そして、除夜に撞く鐘を「除夜の鐘」と言い、その鐘は108の煩悩を除くという意味が込められていると言われています。 

・108回の謂れ
 次に「除夜の鐘」が108回撞かれる説については諸説あるようです。
 (1)(げん)、(に)、(ぜつ)、(しん)、(い)の六根のそれぞれに、(こう: 気持ちがいい)、(あく:気持ちが悪い)、(へい:どうでもよい)、
  があって18類、 この18類のそれぞれに、(じょう)、(せん:きあない)の2類があって36類、この 36類を前世今世、来世の三世に配当して108類となり、
  人間の煩悩の数を表すという説。

 (2)月の数の12、二十四節気の数の24、七十二候の数の72を足した数が108となり、1年間を表すという説。

 (3)四苦八苦を取り払うということで、4×9(四苦)+8×9(八苦)=108をかけたと 言う説などがあります。

・「鐘の撞き方」
 鐘を撞く前に、鐘に向かって合掌します。
 108回のうち107回は旧年(12月31日)のうちに撞き、残りの1回を新年(1月1日)に撞くそうです。

平成21年の「今年の漢字」は「新(しん:あたらしい)」が選ばれました。
「新」政権の鳩山内閣は国民の大きな期待のもとに誕生した政権です。民主党の党利党略に偏ったバラマキ政策ではなく、我々庶民の暮らしを直視した政治を行い、景気回復に全力を尽くして欲しいと思います。

さて、今年1年、当ブログにアクセスしていただきました読者の皆さん、ありがとうございました。
来年も引き続き宜しくお願いいたします。

来る年が皆さんに良い年でありますようにお祈り申し上げます。
どうぞ良いお年をお迎えください。


正月準備(その2)

2009-12-30 | 雑学

今日は昨日に続き、「正月準備」の謂れなどをご紹介します。

「餅の由来」
正月に欠かせないのは餅です。最近はスーパーなどでパック餅が売られているので臼でつく餅つきは余り見られなくなりましたが、それでも農家の方々や旧家の多くは伝統的な石臼や木臼で餅つきをしているようです。

餅は縄文時代後期に稲作の伝来と共に東南アジアから伝わったと考えられています。
その当時の米はもち米ではなく、赤米で比較的餅になりやすい米だったようです。
餅が季節・行事ごとに供えられ、食されるようになったのは「鏡餅」が誕生した平安時代からといわれています。
この頃から、餅は祭事・仏事の供え物として慶事に欠かせない食べ物となり、正月や節句、季節の変わり目に餅を食べる習慣となって引き継がれ、縁起のよい食べ物として現在に至っています。

「鏡餅」
鏡餅は、もともと神饌(しんせん:神様の食べ物)として歳神様にお供えするための餅でした。このことは、平安時代の法典である「延喜式(えんぎしき)」にも載っているようです。
そして鏡餅が丸いのは、人の魂(心臓)をかたどったものと言われ、鏡は魂を表す神器でもあることから、歳神様にお供えした餅を食べると新しい生命が授けられると言い伝えられてきました。
また、大小の餅を二つ重ねるのは、陰(月)と陽(日)を重ねることに通じ、福徳が重なることを願うためだそうです。

鏡餅の飾り方は、三方(さんぼう:白木の箱でも良い)の上に奉書紙(半紙)を四方に垂らして敷き、その上に裏白かゆずり葉を左右に配して大小二個の丸餅をのせます。
餅の上から昆布を垂らし、その上に串柿、葉のついたダイダイやミカン、伊勢海老などを乗せます。
家庭によっては、回りに勝ち栗、ごまめ、ヒイラギの葉などの縁起物を飾り付けることもあるようです。
なお、鏡餅は初臼でついた餅でつくるようです。  


「注連飾り(しめかざり)」
注連飾りとは、社殿や玄関に注連縄を張って飾るもので、古い年の災いを締め出すのと同時に、新しい災いが家の中に入らないようにする意味が込められています。
注連縄には、裏白(うらじろ:長寿を表す)、だいだい(家が代々繁栄する)、ゆずり葉(家督を譲って家系を絶やさない)、昆布(皆が喜ぶ幸福)などの縁起物を飾りつけます。
飾りつけ場所は、玄関の軒下、ドアの正面などで、飾り方は、一般的には左末右本(向かって右が太い)で飾り付けます。
これは社殿に向かって右を上位とし、藁の綯(な)い始めを右とすることによるようです。

「注連飾り」を簡略化したものに「輪飾り」があります。これは藁の先を輪の形に結び、下を揃えて長く垂らし、それに四手(しで:紙垂)をつけたもので、台所など、家の要所要所に飾り付けます。

「床の間飾り」
床の間を正月らしく、めでたく飾ります。
掛け軸は、絵なら「七福神」「蓬莱」「松竹梅」など、書なら、正月用の書として「福」と「寿」の二幅つい、「松」「竹」「梅」の三幅ついなどですが、いずれもなければ
新春らしいもの、めでたい気分を損なわないものであれば特にこれらにこだわる必要はありません。

「神棚」
歳神様を迎えるために神棚も飾ります。
注連縄を飾り、榊、酒、お供えの餅を飾って灯明を用意します。

昨日から2回にわたって正月準備をご紹介してきましたが、もし、これらの準備が未だの人はできるだけ今日中に行うようにしてください。
明日31日は「一夜飾り」と言って飾り物やお供えなどの準備に向かない日とされています。

また、これらの飾りは、神様の帰られる1月6日の夕方に片付けます。そして翌1月7日は「七日正月」と言い、この日までを「松の内」と呼びます。
地方によっては1月15日の「小正月」まで飾るところもあるようです。



 


正月準備(その1)

2009-12-29 | 雑学

今年も、今日を含めてあと3日となりました。
皆様は新年を迎える準備はもうお済でしょうか?
今日は新年を迎えるための準備について調べてみました。

一年の初めの正月には、昔から家々の祖先にあたる歳徳神(としとくじん)の来臨を仰ぐ風習があり、この風習と農耕儀礼が結びついて穀物霊とみなされ、年の始めに五穀豊穣を祈り、家内安全を願う正月行事となったようです。
そのための準備が正月準備と言われるもので、昔は12月13日から始めたようです。

12月13日と言う早い時期の謂れは、江戸時代中期まで使用されていた宣明暦で、旧暦の12月13日は必ず「鬼の日」になり、この日は婚礼以外は全てに吉とされていることから、正月の神様を迎える準備をするのに良い日とされ、「正月事始」と言われていること。
更に、昔は門松や雑煮を炊くための薪(たきぎ)など、正月に必要な木を山に取りに行く習慣があり、注連飾り(しめかざり)や門松なども全て自分で作っていたことから、早くから準備しないと間に合わなかったことなどによるようです。

では「正月準備」とはどのようなものなのでしょう。
まず、神棚の煤払(すすはら)いや家庭内の大掃除、続いて門松作り、注連飾り(しめかざり)、神様に供える餅つきなどでしょうか。

門松は神様を迎える目印として立て、注連縄(しめなわ)や、注連飾りは古い年の不浄を絶ち、恵方棚や神棚に歳徳神を迎えるための準備であり、鏡餅は歳徳神への供え物です。

現在では、これらの品々はスーパーに行けば全て揃いますね。
実は、我が家の門松も頂き物です。

・我が家の門松です。
 この門松は山の手台フラワーの会で作ったものですが、家内が「門松作り講座」に出席しなかったため、メンバーの「K」さんと「I」さんが届けて下さったものです。


「門松の由来」 
門松は「松飾り」とも言われ、古くは木の梢に「神が宿る」と考えられていたところから、年神様を家に迎え入れるための「依代(よりしろ)」、即ち、神が招き寄せられて乗り移る物としての意味合いがあるようです。(依代(よりしろ)とは、神が依り憑く対象物のことです。)
平安時代の貴族の間には「小松引き」と言う行事があり、その行事で使用された 「小松」を長寿祈願のために愛好する習慣があったそうです。
もともとは松、杉、椎、榊、などの常緑樹が使用されていましたが、いつしか松、竹、梅などが用いられるようになりました。

・注連飾り(しめかざり)
・鏡餅の飾りつけについては明日ご紹介します。

なお、飾りつけは12月29日と31日は避けます。
12月29日は「くまつ}と言って「苦を待つ」に通じることから避ける慣わしがあり、31日も「一夜飾り」と言って、飾り物やお供え物などの準備に向かない日とされています。

従って、昨日までに飾りつけが残っている場合は明日の30日に行うのが良いとされています。




官庁御用納めの由来

2009-12-28 | 時事

今日は官庁の御用納めです。民間でも今日が仕事納めとなる会社が多いと思います。
そこで今日は「御用納めの由来」について調べました。

「御用納め」とは、年末となる12月下旬の最後の仕事のことで、日本の官庁では昭和63年12月13日に制定された法律第91号の「行政機関の休日に関する法律」によって12月29日から1月3日までを休日と定めており、12月28日を御用納めとして、その年の最後の業務日としています。(当日が土曜日、日曜日の場合は前日が御用納めとなります。)

民間でもこれに準じて、今日或いは明日の29日を仕事納めとしている会社が多く、景気の低迷が続く近年では、その企業数は増加傾向にあるようです。
銀行など金融機関は12月30日まで窓口業務を行っており、証券取引所も銀行などと同様に12月30日が大納会ですが、かつては官庁の御用納めと同じ28日だったこともあったそうです。

では、何故官庁は12月29日から1月3日まで休むようになったのでしょうか?

官公庁の年末年始の休暇に関する法律は136年前に遡ります。
1873年(明治6年)1月7日に、通称「休暇日の件」と呼ばれる官吏の休暇日を定めた太政官布告第2号「休暇日を定ム」の法律が制定されています。
それによれば、
・ 1月1日から1月3日、・ 6月28日から6月30日、・ 12月29日から12月31日 が休暇日とされており、爾来、この法律が拠り所となり、官公庁が年末年始に休むようになったようです。

なお、6月28日から6月30日の休暇については法律が制定された同じ年の明治6年6月23日太政官布告第221号によって取り消されたため、この休暇は実現することなく消滅したそうです。

さて、今年も日本の経済環境は厳しく、民間企業では人員削減、給料カット、ボーナスは無しというところも多かったようです。
その点、官公庁のお役人さんは恵まれていますが、いずれにしても、今日が御用納めのお役人さん、そして仕事納めの民間企業のサラリーマンの皆さん、今年一年間のお勤めご苦労様でした。
また、仕事納めが明日以降の皆さんは、あと一踏ん張り頑張ってください。

鳩山さんのように月々1500万円の子供手当てがもらえる人には、厳しい年の瀬の庶民の暮らしが分からないでしょうね。

私も鳩山さんのように月々1500万円の子供手当が欲しいで~す。
 

 


「ターサイ(搨菜)」の栽培

2009-12-27 | 家庭菜園

今日は比較的珍しい中国野菜の「ターサイ(搨菜)(中国名:ターツァイ)」をご紹介します。

「ターサイ(搨菜)」はアブラナ科アブラナ属の二年草です。原産地の中国では代表的な冬野菜だそうです。
「搨」の字は、「押しつぶされた」、「ひしゃげた」という意味で、その名の通り、外葉が地を這うように順次重なり合って生長することから「ターサイ(搨菜)」と呼ばれるようになったそうです。

長い葉柄の先に楕円形の葉をつけ、その形がスプーンに似ていることから、別名を「シャクシナ(杓子菜)」とも呼ばれています。
日本でも近年栽培が拡大し、静岡県や長野県などが産地となっているようです。

旬は冬で、霜に当たると甘味と柔らか味が増し、2月頃に収穫するのが最も美味しいことから「キサラギナ(如月菜)」とも呼ばれます。

・比較的簡単に育つので栽培しやすく、私の畑のターサイは昨年のこぼれ種が芽を出したものを移植したものです。


「栄養価と健康効果」
ターサイの葉は、ほうれん草よりも厚みがあり、色も濃く、冬場が旬の緑黄色野菜です。
青梗菜と同様にβカロチンが豊富で、カルシウムもほうれん草の2倍含まれているそうです。
更に、カルシウムの吸収をよくするビタミンKも豊富に含まれているので、骨粗鬆症対策にはお勧めの食材のようです。
他にも、ビタミンC、カリュム、鉄分、などの栄養素が豊富に含まれていることから健康野菜と言われています。
これらの栄養素によって、常食すれば、シミや美肌効果、風邪の予防、ガン予防、老化予防などに期待ができるようです。

・このターサイで直径30㎝くらいに生長しています。もう少し寒さに当てて収穫する予定です。


「調理法」
調理は、油との相性がいいので、油で炒め物にするのが一番美味しくいただけるそうです。
方法は、株の根元を流水でよく洗い流して小分けします。生のまま油で炒めると水溶性のビタミン類、特にビタミンCの流出を防ぐと同時に、βカロチンの吸収が高まるそうです。
また、にんにくをベースに、ベーコンや冷蔵庫に余っている野菜を加えた炒め物でも美味しくいただけるようです。
柔らかくアクがないので、味噌汁やスープの具、煮物、更には茹でてお浸し、胡麻和えなどにも利用できます。




消費者トラブル(その4)訪問販売

2009-12-26 | 消費者問題
今日は「消費者トラブル」シリーズの4回目として「訪問販売」をご紹介します。

訪問販売とは、事業者の営業所以外の場所で指定商品や役務の契約をする販売方法です。
強引な勧誘や長時間に及ぶ勧誘など、問題が多いのが特徴で、火災警報装置などの販売や屋根や水道水、床下換気扇などの「点検商法」で被害が多発しています。
「アポイントメントセールス」や「キャッチセールス」などのように、街頭で誘われて営業所や店舗に案内された場合でも訪問販売に該当します。

「アポイントメントセールス」とは、「抽選に当たったので手続きに来て下さい」とか「特別にモニターに選ばれました」などと、販売目的を隠したり、著しく有利な条件で取引ができることを告げて電話や郵便で呼び出し、契約しないと帰れない状況で商品やサービスを契約させる手口です。

「キャッチセールス」とは、駅や繁華街の路上でアンケート調査などと称して呼び止め、営業所に連れて行き、不安をあおるようなことを言って、商品やサービスを契約させる手口です。

「点検商法」とは、「点検にきました」と言って家に上がり込み、「布団にダニがいる」「シロアリの被害がある」「工事をしないと危険」などと不安をあおって布団や屋根工事、床下換気扇などの契約をさせる手口です。


「訪問販売における注意点」
・訪問販売の場合はすぐに玄関の扉を開けないようにしてください。
 ドアを開けると、業者は言葉が巧みなので心が動かされるように勧誘されます。
 キッパリと断りましょう。 

もしドアを開けたら、
 ・訪問の目的や事業社名を確認してください。そして、必要なければ断ってください。
 ・点検の結果、問題があって工事を急かされても、その場では契約をしないようにしましょう。
 ・工事をするかどうかは、他の業者との相見積もりを取って、手間と時間をかけて十分検討してください。
 ・契約する時には必ず書面で行い、その契約内容(価格、工事内容、工期、クーリングオフの記載など)をよく確認してください。
 ・万一、工事を開始した後に解除したい場合は、8日のクーリングオフ期間内であれば解約できます。
 ・もし、不安を感じたら消費生活センターにご相談ください。

「被害に会わないための注意点」
①業者のうまい話、甘い言葉には注意しましょう。
 例えば、「儲かります」、「お得です」、「無料です」、「今だけ」、「限定○個」、「先着○名」、「体に良い」などです。
②気をつけたい言葉(言わないほうが良い言葉)
 ・「今忙しい」 (何度も訪ねてきたり、電話をかけてきます)
 ・「家族の者はいない」、「今誰もいない」 (一人暮らしや、昼間は一人でいることが相手に分かってします)
 ・「結構です」、「いいです」 (業者は”良い”と受け取ります)
③上手な断り言葉
 ・「いりません」または「いらない」
 ・「必要ありません」
 ・「帰ってください」
 ・「帰してください」
 ・「電話切ります」
 ・「もうかけてこないでください」

被害にあわないためには、キッパリと断ることが重要です。
相手を思いやる必要はありません。
高齢者の人は心優しい方が多いので特に注意してください。



 


「クリスマス」”あれこれ”

2009-12-25 | 季節

昨夜は「クリスマス・イヴ(Christmas Eve)」、そして今日は「クリスマス(Christmas ;Xmas)」です。
そこで、今日はクリスマスに関する”あれこれ”について調べました。

クリスマス(Christmas ;Xmas)とはご存知の通り、イエス・キリストの降誕(誕生)を祝うキリスト教の記念日・祭日です。
神が人間として生まれてきたことを祝うことが本質ですが、新約聖書ではイエスの誕生日を特定する記述がなく、いろいろな説があるそうです。
キリスト教においても誕生ではなく、降誕とみなしているといわれています。

「Xマス」
 「クリスマス」を「Xマス」、英語でも「Christmas」を「Xmas」と書きますが、その始まりは、「Christ」=「X」によるものだそうです。
 「Christ」=「X」は、新約聖書がその時代の標準ギリシャ語で書かれたことから、「救いの主」の意で用いていたヘブライ語の「メシヤ」を「キリスト」(ギリシャ語で
 ⅩPIΣTOΣ)と翻訳し、略記としてギリシャ語の第一文字の「Ⅹ]だけでキリストを指すものとなったようです。
 このことから、略して書くときには「Xmas」「Xマス」と書きます。
 なお、「X’mas」「X’マス」とアポストロフィ入れるのは間違っているそうです。

「マス」=「ミサ」
 クリスマスの「マス」は「ミサ」のことだそうです。
 「ミサ」とは、ローマ・カトリック教会で聖体と聖血の拝領を中心に、神に感謝し共同体的一致を深める儀式で、他の教会の聖餐式にあたります。(広辞苑より)
 これらのことから、クリスマス(キリスト+ミサ)とは、キリストの降誕を祝い、神に感謝し、共同体的一致を深める儀式ということになるようです。

・「クリスマス・イヴ(Christmas Eve)」
 クリスマス・イヴ(Christmas Eve)とは、クリスマスの前夜で12月24日の日没から25日の朝までを指します。
 キリスト教に先立つユダヤ教の暦では、日没を一日の境目としているので、12月24日の日没から朝までを「クリスマス・イヴ」として祝い、イヴから25日の日没
 までをクリスマスとして祝ったそうです。
 なお、「Eve」は「evening(夜・晩)」と同語の古語「even」の語末音が消失したものだそうです。

「クリスマスツリー」
 キリスト教圏ではクリスマスは主に家族と過ごし、クリスマスツリーの下にプレゼントを置きます。
 飾りつけなどの習慣は、もともと太陽神崇拝などキリスト教以前に由来しており、聖書に由来するものではないそうです。

「サンタクロース」は、キリスト教の聖師父である奇蹟者・聖ニコライ(ニコラウス)の伝説が起源とされています。
聖ニコライ(270年ころ~345年)はキリスト教の司教(主教)で神学者です。

・「ミラの聖ニコライ、無実の三人を死刑から救う」(ウィキペディアより)
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「クリスマス・ケーキ」
クリスマス・ケーキの由来はイエス・キリストの誕生日を祝うためのバースデーケーキだそうです。
キリスト教の人はこの日パンを食べぶどうジュースを飲んでキリストの生誕を祝うそうです。

「各国のクリスマス・ケーキ」
・日本    丸型のスポンジケーキに白い生クリームを塗り、赤い大きなイチゴがついているショートケーキタイプが主流です。
・アメリカ  日本と同じくショートケーキタイプ
・フランス  ロールケーキにクリームを塗って丸太のように模様をつけた「ブッシュ・ド・ノエル」だそうです。
・イギリス  フルーツやナッツをたくさん使用し、ボリューム感のあるケーキで「プラム・ブディング」
・イタリア  ドライフルーツが練り込んである蒸しパンのようなケーキです。
・ドイツ   パンに近い感覚のケーキで「シュトーレン」だそうです。

「日本におけるクリスマス」
「日本におけるクリスマス」は、1552年(天文21年)に周防の国山口(現在の山口県山口市)において宣教師コメス・デ・トルレスたちが日本人信徒を招いて降誕祭のミサを行ったのが初めてのクリスマスだそうです。
しかし、その後江戸時代に幕府がキリスト教を徹底的に弾圧したことから明治の初めまで全く受け入れられることはなかったようです。
日本でクリスマスが受け入れられたのは、1900年(明治33年)に明治屋が銀座に進出し、その頃からクリスマス商戦が始まったことが大きな契機だそうです。
1928年(昭和3年)頃には日本の年中行事となって普及していったそうです。

現在では宗教に関係なく、お祭り的歳末商戦として個人消費が最高に盛り上がる年末の一大行事となっています。
デフレ経済下で景気低迷が続く中、景気回復には個人消費の拡大が欠かせません。
金銭に余裕のある方は大いに消費を盛り上げてほしいものです。






消費者トラブル(その3)クーリングオフ以外の解決方法

2009-12-24 | 消費者問題

今日は消費者トラブルシリーズの3回目として、[クーリングオフ以外の解決方法]をご紹介します。

先日ご紹介しましたように、クーリングオフは8日、20日など定められた期間内に書面によって契約解除通知を発送したときに有効になりますが、この期間を過ぎると一方的に契約解除はできません。
しかし、クーリングオフ以外にも契約解除ができる場合がありますので参考にしていただきたいと思います。

その方法とは、
1.連鎖販売取引による中途解約と返品ルール
 連鎖販売取引いわゆる「マルチ商法」においては、クーリングオフ期間の経過後は、将来に向かって解約(退会)ができます。
 連鎖販売に入会後1年を経過しない会員が退会する際は、商品の引渡しを受けてから90日を経過しない未使用の商品を一定の条件の下、販売価格の10%相当
 額の解約料で返品が可能です。

2.特定商取引法における取消権
 訪問販売、電話勧誘販売、連鎖販売取引、特定継続的役務の提供、業務提供誘引販売取引(これらの取引については12月21日のクーリングオフの項で簡記
 しています)にかかわる契約締結の勧誘で、
  ①不実告知により誤認して契約した時(事実と異なることを言われること)
  ②事実不告知により誤認して契約した場合(故意に事実を告げないこと)
  ③クーリングオフ妨害があった場合、クーリングオフ期間の延長ができます
   不告知により誤認したり威圧、脅迫により困惑してクーリングオフを妨害された時には、事業者が改めてクーリングオフが可能である書面を交付してから
   所定の期間(8日~20日)が経過するまでクーリングオフができます。

3.消費者契約法による取消権
  ①不実告知により誤認して契約した時(重要事項について事実と異なることを告げること)
  ②断定的判断の提供により誤認して契約した時(将来の変動が不確実な事項について断定的に判断すること)
  ③不利益事実の不告知により誤認して契約した時(当該重要事項について不利益となる事項を故意に告げないこと)
  ④不退去により困惑して契約したとき(事業者に帰って欲しいと言ったのに帰らないこと)
  ⑤退去妨害により困惑して契約したた時(帰りたいと言ったのに帰してくれないこと)

4.不当条項の無効
  契約解除はできませんが、以下の部分で無効となります。
  ①事業者の損害賠償責任を免除する条項
  ②解約料を定める条項で、平均的な損害額を超える部分
  ③延滞料(損害遅延金)を定める条項で、年14.6%を超える部分
  ④信義則に反し、消費者の利益を一方的に害する条項

他にも民法上の取消権などに該当すれば取り消し可能となる場合があります。

トラブルに遭われたときには、一人で悩まず、住所地の市町村役場に設置されている消費生活センターに相談してください。







天皇誕生日

2009-12-23 | 時事

今日12月23日は天皇陛下の76歳のお誕生日です。
今年は去年に続いて、記者会見に代えて文書で感想を寄せられたようです。

新聞、テレビの報道によれば、その中で、経済情勢が厳しい中、多くの人々が困難な状況に置かれていることに心が痛むこと。
昨年末に一時体調を崩されたことに関して、「昨年12月の体調より良くなっていますので、来年も皆に心配をかけないようにしたいと思っています」と述べられていること。
更に、今年結婚50年、即位20年の節目が重なり、多くの人々から祝意が寄せられたことに感謝の意を表され、「人々が高齢化に対処しつつ、助け合って良い社会をつくるよう努める姿に深い感銘を覚えます」などが述べられています。

天皇陛下は、1933年(昭和8年)のこの日に皇太子・継宮明仁親王(つぐのみやあきひとしんのう)さまとして誕生されました。
東京では親王の誕生を知らせるサイレンが鳴り、人々は旗や提灯を持って町を行列して祝ったそうです。

因みに、「継宮」というのは幼少時の称号で、この称号は皇太子になった時点でなくなります。そして、「親王」は敬称です。
したがって、天皇陛下の幼少からの敬称は「継宮明仁親王殿下」⇒「皇太子明仁親王殿下」⇒「明仁天皇殿下」となります。

・1934年(昭和9年)母・香淳皇后に抱かれる明仁親王です。(ウィキペディアより)
     

今上天皇は昭和64年(1989年)1月7日、昭和天皇のご崩御に伴って第125代天皇として即位されました。

憲法第1条に「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統治の象徴であって、この地位は主権の存する日本国民の総意に基づく」と規定されています。

日本国の象徴である天皇陛下ならびに皇室の和やかなTV映像は、私たち国民を明るくし、希望と勇気を与えてくれます。
決して政治的に利用すべきではありません。

然るに、先日、民主党の小沢幹事長が30日ルールを無視した件で、日本国民統合の象徴たる天皇陛下のお気持ちを勝手に忖度(そんたく:推察)して記者会見していましたが、いくら民主党の絶対的権力者とはいえ、一国会議員の立場でなんと不敬な発言かと、多くの国民が腹立たしく思ったのではないでしょうか?

鳩山首相も「陛下は『手違いで遅れたかも知れないけれど会いましょう』とおっしゃると思うと」述べ、更にそれ以前には岡田外相が臨時国会の開会式での天皇のお言葉に注文をつけています。
戦前までは「現人神(あらひとがみ)」と言われていたお方です。いずれも不見識極まりない発言であると思います。

今の民主党は党勢拡大のために天皇陛下までも利用しようとしているように思えてなりません。
民主党はこれ以上、多忙な天皇陛下を政治に利用したり、ご心労をおかけないようにして欲しいと思います。

とにもかくにも、今日は日本国の象徴である天皇陛下のお誕生日です。
私たち国民一人一人が心からお祝いしましょう。

  天皇陛下お誕生日おめでとうございます。 天皇陛下 万歳!

 

 


「冬至」と「ユズ湯」

2009-12-22 | 季節

今日12月22日は「冬至」です。そこで「冬至」と「柚子湯」について調べました。

「冬至」とは、二十四節気の一つで、北半球では太陽の南中高度が最も低く、1年の間で昼が最も短く、夜が最も長くなる日で、暦便覧でも「日南の限りを行て、日の短きの至りなれば也」と説明しています。
また、北緯66.6度以北の北極圏では「極夜(きょくや)」となり、日中でも薄明かりか、太陽が沈んだ状態が続くようです。
なお、「極夜」とは、「白夜」の反対の現象を言います。

「冬至にユズ湯の謂れ」
昔は、冬至の日は「死に一番近い日」と言われていたそうです。
それは、冬は植物が枯れ、食料が手に入りにくくなることや日照時間が短く、生命の源である太陽の恵みを享受することができにくいことから、人々が生活に不安を感じていたことによるようです。

そして、その厄を払うために、香りに邪を祓う霊力があると信じられている柚子のお風呂に入って体を温め、野菜の少ないこの時期に、カボチャを食べて栄養補給をして無病息災を祈ったそうです。

また、冬至は「とうじ」と読み、これを「湯治(とうじ)」とかけて生まれたのが「柚子湯」とも言われ、更に、柚子自体にも意味があって、「融通(ゆうずう)が利くように」との願いも込められていたとも言われています。

このようなことから日本では冬至に「柚子湯」に入り、冬至粥やカボチャを食べると風をひかないと言い伝えられています。

・近所の柚子の木です。


「柚子湯の効果」
「柚子湯」には、血液の流れをよくする血行促進効果が高く、昔からひび、あかぎれを治し、風邪の予防になると伝えられています。
他にも、冷え性や神経痛、腰痛などを和らげる効果があると同時に、果皮に含まれるクエン酸やビタミンCにより美肌効果もあるようです。

「柚子湯の作り方」
柚子の果実5~6個を輪切りにして湯に浮かべます。
皮膚が弱い人は輪切りにした柚子の果実を熱湯で20~30分蒸らし、その後、布袋 に入れて湯に浮かべるとよいそうです。

今年は新型インフルエンザ大流行しています。
今日はカボチャを食べて、そして柚子湯にも入り、風邪や新型インフルエンザのウイルスを寄せ付けない、丈夫で健康な体をつくりましょう!