大晦日と言えば、今や国民的な行事となったNHKの「紅白歌合戦」、そしてその後の「除夜の鐘」を聴きながらの「ゆく年くる年」があります。
そこで、今日は「大晦日」と「除夜の鐘」について調べてみました。
「大晦日」
大晦日の「みそか」は、本来「三十日(みそか)」と書き、「月の30番目の日」と言う意味だそうです。
これが転じて晦日は31日など、実際の日付に関係なく「月の最終日」を意味するようになりました。
晦(つごもり)」とは、「ツキゴモリ(月隠)」からきた言葉で、「三十日(みそか)」に晦日の字が当てられるようになったのは、陰暦では15日が満月で、月はその後
欠けていき、最後には月が隠れることに由来しているそうです。
このようなことから、毎月の末日を「晦日(みそか・つごもり)」と言い、1年の末日を「大晦日(おおみそか・おおつごもり)」と言うようになりました。
なお、大晦日の「大」は一年の最後の月の最終日であることからつけられたもので、「大きい」という意味ではありません。
また、29日で終わる月は「九日晦日(くにちみそか)」とも呼ばれています。
「除夜の鐘」
「除夜」とは大晦日の夜のことですが、何故、大晦日の夜を「除夜」と言うのかを調べてみると、元々、大晦日は旧年を除き去るという意味から「除日(じょじつ)」とも言われており、その夜なので「除夜」と言われるようになったようです。
そして、除夜に撞く鐘を「除夜の鐘」と言い、その鐘は108の煩悩を除くという意味が込められていると言われています。
・108回の謂れ
次に「除夜の鐘」が108回撞かれる説については諸説あるようです。
(1)眼(げん)、耳(に)、舌(ぜつ)、身(しん)、意(い)の六根のそれぞれに、好(こう: 気持ちがいい)、悪(あく:気持ちが悪い)、平(へい:どうでもよい)、
があって18類、 この18類のそれぞれに、浄(じょう)、染(せん:きあない)の2類があって36類、この 36類を前世、今世、来世の三世に配当して108類となり、
人間の煩悩の数を表すという説。
(2)月の数の12、二十四節気の数の24、七十二候の数の72を足した数が108となり、1年間を表すという説。
(3)四苦八苦を取り払うということで、4×9(四苦)+8×9(八苦)=108をかけたと 言う説などがあります。
・「鐘の撞き方」
鐘を撞く前に、鐘に向かって合掌します。
108回のうち107回は旧年(12月31日)のうちに撞き、残りの1回を新年(1月1日)に撞くそうです。
平成21年の「今年の漢字」は「新(しん:あたらしい)」が選ばれました。
「新」政権の鳩山内閣は国民の大きな期待のもとに誕生した政権です。民主党の党利党略に偏ったバラマキ政策ではなく、我々庶民の暮らしを直視した政治を行い、景気回復に全力を尽くして欲しいと思います。
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