霜と霜柱
2013-12-12 | 雑学
先日、民放の番組で簡単なクイズをしていました。
その中で、小学校の高学年か中学校で習ったような簡単な問題を、一流大学を出たであろう著名なゲストが二者択一で間違えていました。
その問題とは、「霜」と「霜柱」の違いはどらですか?という問に対して、
次の「A」か「B」のどちらかを答えるものです。
A:固まった氷の高さが違う
B:凍った水分が違っている
多分、遥か昔に学んだことなので、重要でないことは記憶の彼方に追いやられていたのではないかと想像します。
読者のみなさんはご存知だと思いますが、念のためご紹介します。
「霜と霜柱の違い」
霜と霜柱の違いは、一言でいうと、霜は空気中の水分が昇華したもの、霜柱は地中の水分が凍ったものです。
* 即ち「霜」は、冷えた地面や地面上のものに、空気中の水蒸気が昇華して、氷の細かい結晶となって付いたもので、多くの場合、晴天無風の夜、地表面付近の気温が
氷点下になった時に降ります。
* これに対して「霜柱」は、土の中の水分が地表に染み出て凍結し、細かい柱状群となって上方に成長するもので、多くは表土を押し上げます。
大きいものでは20㎝を超える霜柱もできるそうです。
なお、水はけのよすぎる砂、反対に水はけの悪い粘土質、晴天続きで乾いた土のところは、霜柱の発生が押えられます。
今日は簡単な頭の体操を取り上げました。