らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

大晦日

2014-12-31 | 季節

2014年(平成26年)も今日が大晦日となりました。
大晦日の「みそか」は、本来「三十日(みそか)」と書き、「月の30番目の日」と言う意味だそうです。
これが転じて晦日は31日など、実際の日付に関係なく「月の最終日」を意味するようになりました。

そして晦(つごもり)」とは、「ツキゴモリ(月隠)」からきた言葉です。
「三十日(みそか)」に晦日の字が当てられるようになったのは、陰暦では15日が満月で、月はその後欠けていき、最後には月が隠れて見えなくなることに由来しているそうです。

このようなことから、毎月の末日を「晦日(みそか・つごもり)」と言い、1年の末日を「大晦日(おおみそか・おおつごもり)」と言うようになりました。
また、29日で終わる月は「九日晦日(くにちみそか)」とも呼ばれています。
 
さて、今年はノーベル物理学賞に赤 勇終身教授(名城大学),天野 浩教授(名古屋大学),中村 修二教授(カリフォルニア大学)の3名の方が受賞されました。
その一方で、STAP細胞を発表した小保方晴子・理化学研究所研究ユニットリーダーらの論文データに加工疑惑が生じたことから検証した結果、再現できないことが判明して、論文を取り消すという不祥事もありました。

政治では衆議院総選挙があり、与党の自公が大勝しましたが、その一方で、相変わらず政治とカネの問題で謝罪に追い込まれ、議員辞職をした方もおられました。
アベノミクスも首都圏以外では効果が見られません。
来年こそは景気回復を確実なものにしてもらい、地方にまでアベノミクス効果が見られるよう、安倍政権に期待したいものです。

今年一年、拙悪なブログにアクセスいただきありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。

来たる年が 皆様方にとって よい年となりますようお祈り申し上げます

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紅茶と緑茶の違い

2014-12-30 | 雑学

一昨日ゴボウ茶をご紹介しましたが、今日もお茶について調べてみました。

早速ですが、紅茶と緑茶の違いをご存知でしょうか?
「緑茶、ウーロン茶、紅茶の違い」について、サントリーのHPにリンクしておきますのでご参照ください。

緑茶も紅茶も原料は同じ、「カメリアシネンシス」という学名のツバキ科の茶の樹からできています。
同じ「茶葉」なのになぜ、あのような違いが生れるのかというと、その秘密は発酵にあります。

紅茶は、茶葉を完全に発酵させて作られた発酵茶です。
お茶の生葉を摘み取ったまま放置しておくと、葉の中に含まれている酵素の働きで自然発酵し、茶褐色からオレンジ色へ変化していきます。
それが紅茶です。
紅茶の主な生産国はインド、ケニア、スリランカ、インドネシアなどで、全体の茶生産量の約75%を占めているそうです。

それに対し、日本茶独特の緑色をした緑茶は葉を加熱して酵素の働きを止めて作ったものです。
そのためには、摘み取った茶葉を2時間以内に製茶工場へ運ぶと言うスピーディな対応が求められるそうです。

緑茶は、加熱に蒸気を使う煎茶や玉露、番茶などの「蒸し製緑茶(日本式)」と、釜で炒る「釜炒り製緑茶(中国式)」に分けらます。
そして、茶の生産量の約20%程度が緑茶だそうで、主に中国と日本で生産されており、中国では茶の全生産量の75%が、日本ではほぼ100%が緑茶だそうです。

因みにウーロン茶などの中国茶は茶葉を半発酵させたもので、発行のレベルによって緑茶、青茶、黒茶、紅茶、黄茶、白茶の六大茶と、花弁の香りを茶葉に移したり、茶葉に混ぜた花茶の計七種類に分類されるそうです。
ウーロン茶は日本人にとっては馴染みのあるお茶ですが、世界的に見れば非常に生産量が少なく、中国茶の全生産量の9%程度で、その産地も福建省と台湾が中心と言われています。

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セアカゴケグモに注意

2014-12-29 | 地元紹介

昨日、住宅地内の一斉溝掃除を行いました。
我が家でも側溝の蓋をあけて清掃したところ、今年も蓋の裏でセアカゴケグモが2匹見つかりました。
1カ月ほど前にも落ち葉を取り除くため、一部の溝蓋を開けて2匹発見し処分したところです。
この側溝は南側にあることから暖かく、セアカゴケグモにとって棲みつきやすいのかも知れません。
どこからやって来るのか分かりませんが、困ったものです。



セアカゴケグモは元々日本国内にはいませんでしたが、平成7年(1995年)に大阪府高石市で発見されて以降、生息地域は全国に広がっており、今年11月時点では37都府県で確認されているそうです。
確認された都府県は次の通りです。
・本州(27都府県)宮城県、岩手県、福島県、群馬県、茨城県、栃木県、埼玉県、東京都、神奈川県、千葉県、愛知県、静岡県、山梨県、岐阜県、
            三重県、京都府、大阪府、滋賀県、石川県、福井県、奈良県、和歌山県、兵庫県、広島県、岡山県、鳥取県、山口県)
・四国(4県)    香川県、徳島県、高知県、愛媛県)
・九州(6県)    福岡県、佐賀県、宮崎県、熊本県、鹿児島県、沖縄県)
上記37の都府県民の皆さん、ブロックや溝蓋、墓石の隙間などを触る時は、手袋をするなどして毒グモに咬まれないよう十分注意してください。



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ゴボウ茶

2014-12-28 | 雑学

先日、法事で実家に帰った時、ゴボウ茶を毎日頂きました。
最近、ゴボウ茶の効能が話題になっているようですが、今日はゴボウについて調べました。

ゴボウはキク科の多年草です。
漢字では「牛蒡」と書き、「牛」の字が使用されていますが、これは根の形が牛の尾に似ていることに由来するそうです。

ゴボウは千数百年前に中国から渡来し、薬草として用いられていましたが、それが、やがて国内で栽培されるようになり、平安時代に食用として広く普及し、平安時代末期には、宮廷の献立にゴボウが用いられたと言う資料もあるそうです。
江戸時代に入ると栽培指導書などが出版されて品種改良が進み、八幡ゴボウや堀川ゴボウなどが作られるようになりました。

元々は薬草だっただけに、セルロースやリグニンと言った食物繊維が大量に含まれていて、整腸作用や利尿作用、大腸がんの予防にも効果があると言われています。
また、ゴボウに含まれる糖質は体内でブドウ糖に変化しにくいため、糖尿病の人でも安心して食べることができる食材のようです。

実際、実家の親戚のO氏がゴボウ茶を自分で作って、毎日飲んでいるそうですが、血糖値や血圧、コレステロール値が大きく改善し、主治医もビックリしているそうです。
この主治医の先生もO氏が作ったゴボウ茶を所望し、毎日飲んでいるとのことでした。

このような健康的な食材のゴボウですが、実は日本以外で食べられているのは日本が統治していた朝鮮半島や台湾だけで、何でも食べると言われている中国では東北部の一部を除いて食べられていないそうであり、更に、太平洋戦争中に英米人捕虜がゴボウを「木の根」だと思い、木の根を食べることを強要し虐待されたとして戦後、日本人将兵が戦犯として裁かれたこともあったと言われています。

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冬の風呂

2014-12-27 | 季節

所用のため1週間ほどブログを休ませていただきました。
今日から再開しましたので、引き続きよろしくお願いします。

さて、連日寒い日が続いています。
比較的暖かいと言われている大阪南部の泉州地方でも、最高気温が10度を割って、一ケタになる日が増えてきました。
このような日には早々にお風呂に入って、ゆっくりと温まりたいですね。

お風呂と言えば、昔から「一番風呂は体に毒」と言われたり、「さら湯は身の毒」という諺などがあります。
本当にそうなのでしょうか?
そこで調べてみました。

さら湯は沸かしたてのお湯なので、不純物が殆ど含まれていません。
それが気持ちがいい理由でもあるのですが、不純物が含まれていないと言うことは、浸透圧も発生しやすくなります。

「浸透圧とは、半透膜を隔てた濃度の異なった水溶液が同じ濃度になろうとして移動する強さ」のことです。
つまり、不純物が殆ど含まれていないさら湯に入ると、体の表面から皮脂やミネラルが大量に奪われ、ピリピリ感を感じるようになります。
これは浸透圧が減少したことから起きるものです。
そこで、入浴剤や柑橘類などを入れると、さら湯のピリピリ感が減ったり、湯上りの乾燥を減らすことができるのだそうです。
高齢者や女性は皮膚が薄く弱いことから、この浸透圧の影響を強く受けやすいと言われております。

また、一番風呂は未だ誰も浴室に入っていない状態なので、冬などは浴室の温度が極端に低く、湯船との温度差が大きくなりがちです。
この温度差が心臓や体に大きな負担をかけることになります。
一方、二番風呂や三番風呂には体液や皮脂が溶け出しているため、あまり強い浸透圧が起こらず、肌への負担が少なくなるということです。

過去のデータ―ですが、平成23年の1年間で入浴中に突然、心肺停止となって亡くなった人が、高齢者を中心に全国で約1万7000人にのぼるという報道もあります。
一番風呂の「体に毒」はともかく、冬の入浴では、高齢者の方は湯温や浴室の暖房などに注意を払って、ゆっくりとお風呂を楽しんでいただきたいと思います。

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サンタクロース

2014-12-20 | 季節

小さな子供たちが楽しみにしているクリスマスが間もなくやってきます。
お子さんたちは靴下を吊るして素敵なプレゼントが入るのを楽しみにしていることでしょうね。
そこで今日はサンタクロースの由来について調べました。

サンタクロースの起源は、4世紀頃の東ローマ帝国小アジアの司教、キリスト教の教父・聖ニコラウスで、次のような伝説が残されています。
『ある日ニコラウスは、貧しさのあまり、三人の娘を嫁がせることの出来ない家の存在を知り、真夜中にその家を訪れて、屋根の上にある煙突から金貨を投げ入れました。このとき暖炉には靴下が下げられていたため、金貨は靴下の中に入り、この金貨のおかげで娘の身売りを避けられた』という逸話で、靴下の中にプレゼントを入れる風習はここから来ています。
その後、1822年にニューヨークの神学者クレメント・クラーク・ムーアが病身の子供のために作った詩「聖ニコラウスの訪問」がきっかけとなり、このサンタクロース物語は全米中に広まったそうです。

・シンタクロース祭です(ネットより)


また、ニコラウスは学問の守護聖人として崇められており、アリウス異端と戦った偉大な教父でもありました。
教会では聖人として列聖されているため、「聖(セント)・ニコラウス」という呼称が使われていますが、これをオランダ語にすると「シンタクラース」だそうで、オランダでは14世紀頃から聖ニコラウスの命日の12月6日を「シンタクラース祭」として祝う慣習があります。
この祭りはオランダ版クリスマスとして25日のクリスマスより盛大に祝うそうです。
その後、17世紀にアメリカに植民したオランダ人が「サンタクロース」と伝え、サンタクロースの語源になったと言うことです。

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火事場の馬鹿力

2014-12-19 | 雑学

いま、日本列島は寒波に見舞われており、先日17日には「南の国」鹿児島で初雪が観測されたそうです。
寒波の襲来と共に、全国各地では火事が多発し、それに伴う悲惨なニュースが度々報じられています。
読者の皆様におかれましては、火事にはくれぐれもお気をつけていただきたいと思います。

ところで、火事と言えば、「火事場の馬鹿力」という言葉があります。
これは、家が火事になった時に、家にあった家具を抱えたまま脱出したという逸話から、切迫した状況に置かれると、普段には想像できないような力を無意識のうちに発揮すると言う意味で使われる言葉です。

何故このような力が発揮できるのでしょうか?
人間の体には力を自動的にセーブする機能があって、私たちは普段、筋肉が持っている力の20~30%程度しか使っていないと言われています。
これは、筋肉が100%の力をやたら出し続けると、断裂や骨折などを起こすおそれがあるためで、それを予防するため、脳がリミッターとして本来の力の2~3割しか出せないよう制御しているのだそうです。

しかし冷静な状態でいられなくなると、アドレナリンという興奮作用の非常に強い成分が体内で分泌されて、体内抵抗が緩くなり普段の力よりもパワーが出るようになるのだそうです。

このリミッター役となっている自律神経支配は、ある程度自分でコントロールすることも可能であり、一流スポーツ選手が、競技のある一瞬に大きな声を出して叫ぶ場合がありますが、それがその表れだそうです。
叫ぶことによって脳の興奮水準が高まり、その瞬間に使いきれていなかった筋肉を動かすために、必要なところが一気に覚醒して、無意識的に通常以上の力が発揮できるのだそうです。

そう言えば、ハンマー投げの室伏選手は競技の時いつも大声を出していますね。これが彼の好記録の一つでもあったのですね。
他にもオリンピックの大舞台で実力以上の力を発揮する選手がいますが、これも「火事場の馬鹿力」と同じ原理だと考えられていると言うことです。
しかし、いざとなると、人間って凄い力が出るものですね。

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大陸と島の違い

2014-12-18 | 雑学

オーストラリアは大陸ですが、日本列島の6倍の広さがあるグリーンランドは島です。
大陸と島の違いな何なのでしょうか?

「大陸」
一般に「オーストラリア大陸より小さいのが島」という定義があるようですが、これは正確な表現ではないそうです。
そこで調べてみると、大陸とは、地球の地殻上に存在する陸塊であり、一般的にはユーラシア大陸、南北アメリカ大陸、アフリカ大陸、南極大陸、オーストラリア大陸の陸上部分を指しますが、これは相対的な判断であり、厳格な基準は設けられていないと言うことです。
そこで広辞苑を調べてみました。
それによると、大陸は、①広大な陸地。大州。②地球上の大きな陸地。③イギリスでヨーロッパ大陸を指して言う称。④日本で特に中国を指して言う称。
と書かれていました。
大陸の中では、オーストラリア大陸が一番小さくて島のように思われますが、大陸である理由は、古代のパンゲア(現在の5大陸に分かれる前の単一大陸)が分裂した際、その一部が現在の位置に移動したものと考えられていることから、超大陸の一部として大陸扱いされているようです。

「島」
一方、世界一大きな島にグリーンランドがあります。
この島の面積は216万平方㎞と、日本列島の37.8万平方㎞の約6倍という広大な島です。
このような大きなグリーンランドが何故大陸扱いされないのでしょうか?
それは、グリーンランドがパンゲアから分離したのではなく、北アメリカ大陸の一部と考えられているためからのようです。

参考までに「島」について広辞苑では、①周囲が水によって囲まれた小陸地。成因上から火山島・珊瑚島・陸島などに分類。
と書かれていましたが、大陸と島の区別は、古代パンケアの一部かそれとも大陸の一部かによって分かれるようです。

・この地図ではグリーンランドの方が大きく描かれていますが、実際はグリーンランドの2,166,086平方kmに対し、オーストラリアは7,692,024平方kmで、オーストラリアが3倍以上も広大な面積となっています。


「グリーンランドの名称」
グリーンランドは高緯度にあるため、島の約80%以上は氷河と万年雪に覆われており、一部では氷の厚さが3㎞にも及ぶと言われています。
このような氷河と万年雪に覆われた島に何故「グリーンランド(緑の島)」の名前が付けられたのでしょうか?
一説には982年頃ノルウェーから移住したエリック一行が「ここは緑の島(グリーンランドは)です」と偽って本国に伝え、緑が豊かだと言うことを印象付けて入植希望者を増やそうとした事に由来すると言われています。

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足のしびれ

2014-12-17 | 雑学

近々、実家で法事があるので畳に正座することになります。
私は、正座をすると足がしびれて立ち上がれなくなることがよくあるのですが、皆さんがご経験がありませんか?
この原因は末梢神経の圧迫と血行不良による一過性の麻痺のため のようです。
今日は、正座してもしびれにくい姿勢とその対策について調べることにしました。

「しびれにくい姿勢」
1.背筋をぴんと伸ばし、重心を前にして坐る。
  その時、かかとや足の甲に体重をかけず、重心を前にし、膝の少し前の方に手を置くとしびれにくくなるそうです。
2.正座をする時は足の親指を軽く重ねて坐る。
  足首で円を作って、その中にお尻を納めるように座ると足に負担がかからず楽になるようです。
  左右の足が平行になるように正座をすると、かかとにお尻が乗り、体重がずっしりとかかって、足首も痛くなりやすいので、その姿勢は避けます。
3.足の甲を両方床にベタッと付けて座ると、足首が一番伸びた状態になるので、両足先がしびれやすくなるそうです。
  片方の足の甲をもう片方の足裏に重ねて座り、ときどきは上下を入れ替えることで、足にかかる負担を片足ずつ分散させられるので楽になるようです。
4.膝をピッタリ付けず、少し離したほうが 正座 が楽で、しびれにくくなります。女性なら3~4センチ程度、男性ならこぶし1個分あけるとよいということです。

「正座中のしびれ対策」
正座中にしびれてきたら次のようにするとよいそうです。
1.体の重心を時々移動させる
  しびれそうになったら片方の足に重心を移し、もう片方を休ませてやるとしびれがとれるので、これを交互に行います。
2.重心を前後左右に移動する
  同じ姿勢をしたままだと しびれるので、少しずつ重心を変え 同じ場所に体重がかからないようにします。
  お尻を右足や左足の上に交互に移動したり、時々は 前後にも体重移動するようにします。
3.足の親指に力を入れ強く曲げる
  足がしびれたら足の親指に力を入れ強く曲げると5秒前後でしびれがとれるそうです。
  体重を膝の方に移し、足の指をよく動かすようにしてもよいと言うことです。

個人差があって全く効かないと言う人もいるかも知れませんが、一度試してみる価値がありそうです。

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ジンクス

2014-12-16 | 時事

ジンクスと言う言葉があります。
「ジンクス(jinx)」とは、縁起の悪い言い伝えのことで、広辞苑には、縁起の悪いもの。また、広く、因縁があるように思われる事柄。使用例として「ジンクスを破る」と説明しています。
ウィキペディアによると、ジンクスの本来の語義は「縁起が悪い」、「運が悪い」など悪いものですが、日本においては良い縁起という意味でも使われる。と書かれています。

そこで日本での政治に関するジンクスを調べてみると、
・知事経験者は他の都道府県の知事に出馬しても勝てない。
・政変が起こると東京に雪が降る。反対に「東京に雪が降ると政変が起こる」
・選挙の月には宿泊施設の客が減る。
などと書かれているのが見つかりました。

国政選挙で言えば、総選挙における「振り子現象」もジンクスの一つかもしれません。
2005年は自民・公明が大勝し、2009年は野党だった民主が大勝して政権を初めて担い、2年前の2012年12月の衆院選では逆に民主への“逆風”が吹き荒れて、自・公が合わせて325議席(自民294議席)を得て政権に返り咲きました。
そして、今回の第47回衆議院議員総選挙ですが、解散前には振り子現象で自民が大敗するのではないかと言っていた評論家もいましたが、一昨日の開票結果では、自・公合わせて326議席(自民291議席)を獲得して、このジンクスが破られました。

この結果について、某テレビ局では解説者が次のように解説していました。
野党が敗れた要因の一つには、
・安倍総理の戦略・戦術が非常に上手かったこと。
・今回の解散は「アベノミクス解散」と言っているものの、本当のところは、今なら勝てる「今でしょう解散」を仕掛けたこと。
・野党の準備ができていないことに加え、民主党への不信が未だ冷めていないこと。
・本来、衆議院議員総選挙は政権選択選挙であるにも拘らず、民主党は過半数の擁立ができなかったこと。
・他の野党も準備不足だったこと。
・そして来年以降になれば難題を抱えていることから与党に逆風が吹くこと。
・野党からのアベノミクス失敗の批判については、地方創生で反転攻勢したこと。
などです。

これらの事によって、安倍総理が上手く振り子現象と言うジンクスを破る戦術に出たことが奏功し、自・公合わせて解散前の議席数を上回る結果になり、逆に民主は議席数を増やしたものの自・公への批判票の受け皿にはなれず、ジンクスを生かしきれなかったということのようです。

いずれにしても引き続き政権を担うことになった安倍総理には経済成長を確実なものにし、雇用を増やし、家計の収入も増え、その恩恵を地方にまで行き渡たらせ、そして安心・安全な国民生活ができるような政権運営をして頂きたいものです。
それが三分の二以上の議席数を自・公に与えた有権者の意思であり、それができなければ、4年後にはジンクス復活となることを忘れないで頂きたいものです。

 

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