らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

九州地震便乗詐欺に注意

2016-04-30 | 時事

所用のためブログの書き込みを休止していましたが、今日から再開しましたのでよろしくお願いします。

さて、4月14日に発生した九州の一連の地震では、熊本・大分を震源とする震度1以上の地震回数が今朝4時現在で1069回に及んでいるそうです。
気象庁では、今後1週間程は震度6程度の大きな地震が起きる可能性があることから引き続き警戒を呼び掛けています。

ところで、被災された皆さまに日本全国民が支援の手を差し伸べようとしている時、地震に便乗した義援金詐欺を企む不届者がいることから、国民生活センターが注意を呼びかけ、警察庁が善意を踏みにじる詐欺事件などの防止に努めるよう全国の警察に指示しています。

「国民生活センターへの相談事例」
国民生活センターには次のような相談が寄せられているそうです。
【事例1】
ボランティアを名乗る女性から不審な電話があり、「熊本地震の募金を集めている。1口3,000円だ。集金に行くので家族構成、名前、年齢を教えてほしい」と言われたが断った。電話番号は非通知で、団体名も名乗らなかった。
【事例2】
寄付金を求める不審な訪問があった。
数日前、友人宅に2人組の不審な訪問があり、熊本地震の被災者への寄付金を求められたようだ。信用できないと思い断ったら、すぐに帰った。

「アドバイス」
1.不審な電話はすぐに切り、来訪の申し出があっても断ってください。万が一、金銭を要求されても決して支払わないようにしてください。
2.公的機関が、各家庭に電話等で義援金を求めることは考えられず、もし連絡があった場合には、まずは当該機関に確認しましょう。
  また、義援金は、募っている団体等の活動状況や使途をよく確認し、納得した上で寄付しましょう。義援金を口座に振り込む場合は、振込先の名義をよく確認しましょう。
3.少しでも不安を感じたら、すぐにお近くの消費生活センター等(消費者ホットライン「188」番)や警察に相談してください。

一方、警察庁によると、熊本地震が起きた今月14日から25日の朝までに、福岡県の高齢者2人が「熊本の地震で困っている人に老人ホームの入居権を譲ってくれないか」などと相次いで持ちかけられたほか、寄付金を求めたうえで「これから取りに行く」というケースがあるなど詐欺の疑いがある不審な電話が相次いでいるということです。
こうした電話は被災地だけでなく、関東など複数の県で少なくとも7件に上り、鹿児島県では、被災者を装った男が「熊本まで帰る金が無いので、貸してほしい」と言って、女性から1万円をだまし取ったとして、逮捕される事件も起きているようです。

他にも被災家屋の無料点検や応急処置を勧め、高額な料金を要求する便乗商法、義援金や寄付などの名目で公的な機関や身内を装う現金の要求や、がれきの清掃や住宅の修理の押し売りなどに注意をするよう呼びかけています。

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ショウガ栽培

2016-04-25 | 家庭菜園

先日、地元の知り合いの方と話をしていた時、「ショウガを植えましたか?」「私は数日前に植えたよ」とショウガの話題が出てきました。
その人から栽培のあらましを聞くと、私にもできそうなので植えることにし、早速、ホームセンターに種ショウガを買いに行きました。
栽培方法はネットで調べ、話を聞いた地元の方の植え方を参考にしながら植えました。
今日は、初めてのショウガ栽培をご紹介します。

「栽培方法」
栽培方法をネットで調べると概ね次のようになっていました。
1.種ショウガ・・・ショウガ栽培は、種ショウガの良し悪しで初期育成が決まるそうなので、充実した種ショウガを購入することが大切のようです。
           表皮がみずみずしく、色・ツヤが良く、しっかりした芽がついている種ショウガを選びます。
2.畑の準備・・・・1カ月ほど前に石灰とケイ糞を混和して畝を作っておきます。
           ショウガは有機質豊かで保湿性に優れた土壌でよく育ちます。
3.種生姜の準備・・芽を2~3個つけた種生姜を50g前後に分割します。
4.植え付け
   ・60㎝幅の畝の中央に深さ15㎝くらいの溝を掘り、堆肥と化成肥料を施します。
   ・その上を覆土し、株間30cm、芽が出る方を上に向けて置き、倒れないように土に強く押し付けます。
   ・ショウガの植え付け適期は気温が高くなる4月中旬〜5月上旬、地温が15度以上になってから行います。
5.植え付けた種生姜の上に4~5㎝覆土します。深植えはよくないので土をかけすぎないように気をつけます。
6.植え付け後、水遣りを忘れないようにします。
7.この後、5月下旬から20日おきぐらいに2~3回追肥をして土寄せをします
8.乾燥に弱いので夏には水遣りと敷き藁が欠かせないようです。

・これがホームセンターで購入した種ショウガです。


栽培方法「4」の植え付けに従って畝の中央に深さ15㎝の溝を掘り、化成肥料と発酵鶏ふんを施肥しました。

・ショウガの植え付け適期は気温が高くなる4月中旬〜5月上旬です。地温が15度以上にならないと発芽しないようです。


肥料が隠れるように覆土し、株間30センチで植え付け、株間に化成肥料を施肥しました。



土を戻して畝を作り直します。
栽培方法「6」の水遣りは、翌日が雨の予報だったので省略しました。



・翌日、予報通り雨が降ったことから、乾燥防止のため布シートを覆い、発芽を待ちます。


「この後の管理」
・追肥と土寄せを夏までに計3回行います。
 1回めは草丈15cmくらい、2回目は草丈30cmくらい、3回目はさらに1か月後に。
 ショウガは地中の下にまっすぐ根を伸ばしていくので、追肥は株元に施します。
・ショウガは乾燥を嫌うので、夏は株元にワラや刈草でマルチして土の乾燥を防ぎます。
 また、適度な日陰を好むため、真夏の強い日差しがある時期は、日除けをして直射日光から守ります。
・収獲は10月下旬から11月中旬の予定です。



「お詫び」
  いつも当ブログにアクセスいただきありがとうございます。
  所用のため、明日から3~4日(少し長引くかも知れません)、ブログの書き込みを休ませていただきます。
  

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みずくさい

2016-04-24 | 雑学

楽しく会食や懇談している席で、いきなり他人行儀になったり、そよそしく振舞われたりすると「みずくさいやないかぁ」と言いたくなる事があります。
親しい者同士の間柄であれば、あまりいい気分はしないのではないでしょうか。
でも、「水臭い」が何故「よそよそしい」とか「他人行儀」の意味となったのでしょうか?
そこで、今日は「みずくさい」について調べました。

「みずくさい」の元々の意味は、「味が薄い、水っぽい」ことで、鎌倉時代の仏教説話集である『沙石集(しゃせきしゅう)』に「日来(ひごろ)はちと水くさき酒にてこそ候ひしに」との表現が見られ、所謂、「水っぽい酒」と言う意味で記されているのだそうです。

それが、現在のように「よそよそしい」とか「他人行儀」などの意味で使われ出したのは江戸時代以降で、
一説には、料理で水分が多いと味が薄く、味気なくなりますが、このことを比喩的に、愛情が薄い、人情が薄いと、人に対して使ったのが由来とする説や、
他の説としては、飲んべえ同士は酒杯をやりとりします。その時、盃洗(はいせん:酒席で杯を洗いすすぐ器)で杯を洗ってから相手に差し出すのが礼儀なのですが、盃洗で洗った杯で酒を飲むと、酒に微妙に水の味が残り、「水臭い酒」になります。
このことから他人行儀なことを「水くさい」というようになったという説もあるようです。
なお、遠慮のない間柄だと、盃洗の水を通さずに杯が行ったり来たりするようになりますが、この様子を「水入らず」と言うようです。

江戸時代末期に刊行された江戸語と大坂ことばを対照させた『浪花聞書(なにわききがき)』には、「みずくさい塩あまき事をもいふ。江戸でいふ水っぽいなり」との記載があるそうですが、現在でも、関西など西日本の一部では、塩気が足りずに味が薄い事を「この味噌汁みずくさい」などと言うそうです。

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退職金6億円超に判決

2016-04-23 | 時事

今日は新聞記事からご紹介します。
オーナー企業の会長に支払われた退職金6億円超は高過ぎますか?それとも妥当でしょうか?
この判断が昨日ありました。

“退職金6億円超は「高過ぎず」、蔵元への課税一部取り消し”の判決・・・東京地裁

東京地裁の判決では、上記のように6億円超は妥当としました。
報道によると、泡盛「残波」を製造する「比嘉酒造」(沖縄県読谷村)が、4年間に役員4人に支払った報酬や退職金計約19億4千万円が高過ぎるかどうかが争われた訴訟の判決で、東京地裁(舘内比佐志裁判長)は22日、創業者の社長への退職金約6億7千万円については妥当と判断しました。
その上で、報酬の全額を経費に算入して税務申告したのは誤りと判断した国税当局の追徴課税処分のうち、数千万円分を取り消したものです。

「経緯」
判決によると、比嘉酒造は2010年2月期までの4年間に、役員に支払った報酬と退職金の全額を経費として収益から差し引いて申告したところ、沖縄税務署は2011年6月、約6億円は法人税法で経費と認められない「不相当に高額な部分」として、約1億3千万円を追徴しました。
これを不服として同社が東京地裁で争っていたものです。

訴訟では、沖縄国税事務所は、沖縄県と熊本国税局管内(熊本、大分、宮崎、鹿児島)で、売り上げが同社の0.5~2倍の酒造会社約30社を抽出し、役員の基本報酬を比較した結果、同社は平均額の4~9倍で、退職慰労金も高額だと認定し、2006年2月期をピークに売り上げが減り、社員給与は増えていないのに役員報酬は上昇したなどと指摘しました。
因みに、比嘉酒造は、「残波」が全国的に人気を集めている酒造会社で、今年2月期の売上高は約20億円です。

判決では、創業者の会社への貢献度を踏まえ、類似会社の最高額を超えていない退職金は妥当と判断した一方で、同様に比較した役員報酬は高過ぎるとして、課税は適法と指摘したものです。

(参考)
法人税上の役員報酬とは、法人の役員(取締役)に対して支給される定期同額給与(月給)等、賞与や退職給与以外の報酬を指します。
また、「退職慰労金」とは、法人の役員に支給される退職金のことで、一般従業員の退職金とは異なり、定款に定めがあるか、若しくは株主総会の決議がなかれば支給することができません。

オーナー企業の創業者一族への報酬は凄い金額ですね。
皆さまがもしこの会社の社員であったなら、或いは一般市民の率直な感覚としてみた時に、この退職金6億円超は高過ぎると思いますか?それとも判決通り妥当でしょうか?

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三面記事の謂れ

2016-04-22 | 雑学

私が購読している某紙の昨日の社会面には、大きく分けて3つの記事が載っていました。
一つは、熊本地震関連の記事で、エコノミークラス症候群などの関連死に関するもの。
二つ目は、囲碁界で初の七冠独占を果たした井山裕太棋聖に関する記事。
そして3つ目は、燃費試験データを改ざんした三菱自動車が、2000年に発覚した大規模なリコール隠しに続いてまたも信用を裏切った事に関する記事です。
他にも雑多な記事が社会面を賑わせていましたが、昔は、このような記事を「三面記事」と言っていました。
でも、何故、社会面に載るような記事を「三面記事」と言うのでしょうか?
調べてみました。

「三面記事の謂れ」
明治初期の頃は「大新聞」と「小新聞」という区別がありました。
この呼び方は紙面の大きさの違いによるものですが、記事の内容や読者の層も異なっていたそうです。
「大新聞」は知識人や旧士族が対象で、政治議論が主に編集されていましたが
「小新聞」
は大衆向けで、かわら版や洒落本の流れに属する読み物が中心でした。

明治20年代に入ると「独立新聞」と呼ばれる「大新聞」と「小新聞」の両方の性質を持つ新聞が創刊されたそうです。
その独立新聞の一つである「万朝報(よろずちょうほう)」が、四面(4ページ)ある内の三面(3ページ目)に著名人のスキャンダルなど社会の雑多な記事を掲載したことから、社会面の記事は「三面記事」と呼ばれるようになったそうです。
その後、他の新聞も同じような構成で編集するようになり、「社会面の記事=三面記事」で定着したと言うことです。

つまり、「社会面=三面記事」は、この時代のページ構成からきている言葉だったのです。
余談ですが、三面、四面の担当記者は軟派記者といわれ、一面、二面担当記者の硬派記者からは、蔑まれていたそうです。

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新聞の長期契約トラブル

2016-04-21 | 消費者問題

大阪府では、高齢者の長期新聞購読契約に関するトラブルが増加しているようです。
トラブルの主な原因は、「長期契約」「数年先からの購読開始」で、中でも長期契約に関する相談が高齢者から多く寄せられているそうです。
例えば、数年前に配偶者が購読契約をしたが、最近亡くなり不要になったので解約しようとしたが、契約書の控えがなく、何年契約かもわからないというケースや中途解約を認めず、高額な解約料を請求されると言ったケースもあります。

我が家にも時々新聞の購読勧誘訪問があります。
「既読紙があるので変更するつもりはありません」と言うと、「その契約が終わった後でもいいからお願いします」と、食い下がります。
「数年先になるので結構です」と言えば、更にしつこく勧誘文言を並べますが、聞いてもらえないと分かると帰ります。

ここで数年先の契約をすれば、今日ご紹介するトラブルの事例のようになってしまう可能性があります。
以下、大阪府消費者センターに相談されている事例とアドバイスを簡単に書いておきます。

「事例」
1.「高齢の親が長期の新聞契約をしていたが、入院したので解約を申し出ると、景品にテレビをもらっていたので高額請求された」という相談。
2.両親が老人ホームに入居することになり、新聞を解約しようとしたら「購読期間が残り6年半ある。契約時に渡した景品代10万円を返してほしい」と言われた。
3.2年前に契約した新聞が来月から入ると連絡があったが、他の新聞購読期間と重なるため解約を申し出ると「解約料を支払うように」と言われた。
4.高齢で視力が落ち、新聞が読めなくなったので解約を申し出ると「あと7年契約が残っている」と言われた。
5.「いつでもやめられるから」と言われて、2年先から4年間の新聞購読契約をした。2年間の購読をしたが、都合でやめたいと伝えたところ、「契約は4年間なのでその期間は
  解約できません。どうしてもと言うのなら残りの期間分の購読料を払っていただきます。」と言われた。

「アドバイス」
・訪問販売で新聞を契約した場合、書面を受け取った日を含め、8日間は無条件で契約を解除できます。しかし、その期間を過ぎると簡単には解約できません。
・長期の契約は、経済的・健康上の事情などで購読が困難となることがあるので、何年も先の契約は避けるのが無難です。
・長期間の契約や先付け契約は、将来的な身体状況・生活事情を考えずに契約をしてしまい、状況の変化により契約を継続できない危険があります。
・期間を定めない契約にしていれば、いつでも解約ができます。高額な景品に惑わされず、契約は慎重にしましょう。
・困った時には、お住まいの市町村の消費生活相談窓口に相談しましょう。

高齢者の皆さま、新聞購読の長期契約には十分注意してください。
長期の契約は、介護、入院などの理由で購読を続けられなくなる可能性があり、解約を申し出たときに違約金などを請求されるケースがあります。
先の見通せる範囲で契約しましょう。そして、高額な景品は、トラブルのもとになりやすいので、受け取らないようにしましょう。

(参考)
日本新聞協会、新聞公正取引協議会では、「新聞購読契約に関するガイドライン」で「購読者の死亡、購読が困難になる病気・入院・転居など解約が合理的だと考えられるときは、読者の解約申し出に直ちに応じなければならない」と定めています。
高齢者の場合は、契約期間中に本人が死亡したり、介護のために施設に入るなどで購読ができなくなる場合があります。
トラブルを防止するためにも長期の契約や、数年先からの契約は避けるようにしましょう。

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十分と充分

2016-04-20 | 雑学

ブログを書いていて、どちらの漢字を使用すべきか迷うことがあります。
物事が満ち足りて「じゅうぶん」だ、と言う漢字を皆さまは「十分」と「充分」のどちらを使われますか?

広辞苑では、
「十分」・・・物事が満ち足りて、不足・欠点のないさま。充分。
「充分」・・・「十分」に同じ。
と説明していますが、日本国憲法では37条において「充分」の字を使用しています。
(参考)
日本国憲法では、第3章  国民の権利及び義務の中に刑事被告人の諸権利について規定している条文があります。
第三十七条  1.すべて刑事事件においては、被告人は、公平な裁判所の迅速な公開裁判を受ける権利を有する。
         2・刑事被告人は、すべての証人に対して審問する機会を充分に与へられ、又、公費で自己のために強制的手続により証人を求める権利を有する。
         3・刑事被告人は、いかなる場合にも、資格を有する弁護人を依頼することができる。被告人が自らこれを依頼することができないときは、国でこれを附する

「充分」という漢字は十分のあて字だそうで、「十」は字画も少なく教育漢字となっていますが、「充」は教育漢字ではありません。
文化庁の考え方としは、漢字の発生した経緯やそのような事情からも、本来は「十分」を使うことが好ましいとのことのようです。
ただ、漢字の使われてきた歴史のなかで「充分」という字も一般化しているため、公用文などでは「じゅうぶん」というかな書きを採用するようになってきており、本来の意味はこうであるというものを示しつつも、時代の変化には柔軟に対応する、またはかな書きにすることで曖昧さを回避する方法を採ることが多くあるのだそうです。

「使い分け」
では、使い分けはどのようにすればいいのでしょうか?
一般に良くみられる「十分」と「充分」の使い分けは、数量的な意味合いでの「じゅうぶん」の場合は「十分」を。
                                 精神的な充足を意味する場合は「充分」を使っていることが多いということです。
例えば「お腹いっぱい食べました」の場合は「十分」ですが、「こんなにおもてなしをしていただいて、じゅうぶんなことをしていただきました」という精神的な満足を伴う場合は「充分」を使う傾向があるということです。

「結論」
結論からいえば、「十分」と「充分」どちらを使っても間違いではない、という解釈が増えつつあるようですが、面倒な理屈をなしに覚えるならば「充分」は使わず、十分を使う方が良さそうです。

(参考)
なお、教育漢字とは、小学校の6年間のうちに学習するものとされている漢字のことで現在は1006字がそれに相当します。

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ビールの分類

2016-04-19 | 雑学

日中の気温が20度を超えてくると晩酌に飲むビールが美味しくなります。
このように書くと酒飲みのように思えるかも知れませんが、決してそうではありません。
私の飲酒量は缶ビール350ml1缶です。その1缶がとても美味しく感じるのです。

ところで、ビールにはラガービールとドラフトビール、発泡酒や第3のビールなどの種類がありますが、その違いは何なのかご存知でしょうか?
調べたところ、ビール類の区分は、「酒税法」における酒類の種類・品目という分類の違いによるものでした。
まずビールと発泡酒の違いは、 ①麦芽使用率と②使用原料の二面から定められています。

「ビール」
酒税法上「ビール」に分類されるためには、麦芽を原料の3分の2以上使用し、副原料においても麦芽や麦、ホップ、米、とうもろこし、でんぷん等、政令によって使用できるものに限定されています。
・麦芽比率・・・麦芽使用率2/3以上
・使用可能原料・・・麦芽・ホップ・水・麦・米・とうもろこし・こうりゃん・ばれいしょ・でんぷん・糖類・カラメル
・酒類・・・アルコール分20%未満
・発泡性

「ドラフトビールとラガービール」
ビールにはドラフトビールとラガービールがあって、一般的には普通のビールをラガービール、生ビールをドラフトビールと区別しています。

・ドラフトビール
生ビールとは、発酵と貯酒のあと、精密ろ過機で濾過して酵母や酵素を取り除くだけで、熱処理(殺菌)せずに容器に詰めたもので、日本では生ビールのことをドラフトビールと呼んでいます。
ドラフトとは本来「引っ張り出す」と言う意味があることから樽から注ぐビールのことをいいます。
従って、厳密に言えば、熱処理の有無とは関係なく、ましてや瓶や缶に詰めたビールはドラフトビールとは言えない事になります。
なお、現在、日本で飲まれているビールは70%が生ビール(ドラフトビール)ということです。

・ラガービール
貯蔵工程で低温熟成させた下面発酵ビールのことです。
16世紀頃までは、一次発酵が終ると出荷、販売されていましたが、ラガー(貯蔵庫)に貯蔵することにより、味と貯蔵性が良くなることがわかり、ラガーで二次発酵を行うようになったビールで、『ビールの表示に関する公正競争規約(第4条第1項)』では「貯蔵工程で熟成させたビールでなければラガービールと表示してはならない」と決められています。

「発泡酒」
発泡酒は麦芽使用率が3分の2未満、ビールとしては使用できない原料を使用している場合で、麦芽、麦を原料の一部とした発泡性を有する酒類とされています。
・麦芽比率・・・麦芽使用率2/3未満
・使用可能原料・・・麦芽又は麦を使用(麦芽または麦を使用してあれば、他は、何でもOK)
・酒類・・・アルコール分20%未満
・発泡性

「新ジャンル(第3のビール)」
新ジャンル(第3のビール)と呼ばれるお酒は、酒税法では「その他の醸造酒」あるいは「リキュール」に分類される酒類です。
麦芽、麦以外を主原料に使ったもです。
・麦芽比率・・・使用不可 (麦芽を使用するとビール、または発泡酒の扱いになります)
・使用可能原料・・・穀類・糖類・その他の物品を原料として発酵させた酒類
・酒類・・・アルコール分20%未満
・発泡性

このようにビールと発泡酒と第3のビールの違いのポイントは「原料」と「麦芽比率」にあります。
全て「ビール」というくくりに考えらていますが、実際は「第3のビール」はビール、発泡酒とは別の原料、製法で作られているので、「ビール」とはまったく違う製品(ビール風味の発泡アルコール飲料)です。
しかし、 ビールと言う名称がついているのは、マスメディアがビール、発泡酒に続く製品だからといってつけたネーミングであり、そのためビールメーカーでは「第3のビール」という言い方はしないないで「新ジャンル」といっているそうです。

私はビール風味の発泡アルコール飲料(第3のビール)でも十分美味しく飲めます。
と言うことは、ビールの味が分からない事を白状しているようなものですね。

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大分の五郎丸ポーズ

2016-04-18 | 情報

九州で断続的に発生している一連の地震は熊本県から大分県にまで拡大してきました。
気象庁では、今後、震度6弱程度の余震が1週間は続くと予想されることから、警戒して欲しいと呼びかけています。
熊本、大分の皆さま、地震には十分注意し、身の安全を確保していただきたいと思います。

さて、地震とは関係ないのですが、昨年の流行ポーズ大賞の1位になったポーズに「五郎丸ポーズ」があります。
「五郎丸ポーズ」はラグビーのワールドカップで注目を集めたので、どなたもよくご存知だと思います。
この五郎丸ポーズそっくりの仏像が大分県にあると言うことなので取り上げる事にしました。

この仏像は、大分県豊後高田市田染真木の真木大堂(まきおおどう)にある「大威徳明王像(だいいとくみょうおうぞう)」で、国の重要文化財に指定されています。
・手の構えをご覧ください。「五郎丸ポーズ」にそっくりですよね。


仏像は目の前を見据えたまま、胸の前で手を合わせて指を立てています。
この指を立てたポーズは、ラグビー日本代表の五郎丸歩選手がキックの前に欠かさないしぐさ、所謂ルーティンポーズ(いつもするポーズ)によく似ています。

この仏像は、平安時代後期の作とされ、「戦勝祈願の仏様」だということです。
五郎丸選手のルーティンポーズからの見事なキックは、千年前からここに鎮座している大威徳明王のご利益の賜物なのでしょうか。
そうであるならば、今一度「大威徳明王」のお力をお借りして、大分県にまで拡大してきている今回の一連の地震を蹴飛ばして欲しいものです。

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ふりかけ

2016-04-17 | 雑学

14日の午後9時26分に発生した震度7の地震は、その後も震度6などの強い地震が断続的に発生し、震源域は大分県にも拡大しています。
報道によると、14日から17日午前5時までの震度5弱以上の地震回数は、震度7が1回、震度6強が3回、震度6弱が3回、震度5強が1回、震度5弱が6回の合計14回に達成ており、死者は41人となっています。

九州地方で相次ぐ地震は、100キロメートル規模で地震活動が活発になった異例の内陸地震のようです。
これは断層が集中する地域特有の地盤が影響しているようですが、今後どこまで広がるのかについては専門家でも意見が分かれているということです。
京都大学の飯尾能久教授も「見たことのない現象が続いている」と報じていました。

この地震で亡くなられた41名の方には心からの哀悼の意を表し、被災された皆さまには謹んでお見舞いを申し上げ、そして、行方不明の方の一刻も早い捜索と早期の地震収束をお祈りしたいと思います。

さて、熊本県と言えば、ふりかけ発祥の地として有名ですがご存じだったでしょうか?
ふりかけは現在はどこのご家庭でも常備されている食材ですが、その歴史は意外と浅く、大正時代の初期に作られたのだそうです。
当時、日本人にカルシウムが不足していた事から、熊本の薬剤師・吉丸末吉がカルシウムを補うため魚の骨を粉にして御飯にかけて食べるという、まったく単純な発想から生まれ「御飯の友」を開発しました。
その後、1934年(昭和9年)に「御飯の友」の製造販売を地元の食品会社、二葉商事(現在のフタバ)が引き継いでいますが、業界団体の「全国ふりかけ協会」は、この「御飯の友」をふりかけの元祖として認定しているのだそうです。

・これが御飯の友です(ウィキペディアより)


ふりかけが大正時代に考案された時は、「ふりかけ」という名称はなく、「御飯の友」「食卓の友」「遠足の友」「露営の友」「旅行の友」といった『○○の友』がふりかけの名称のように使われていました。
栄養があって、軽くて長期間保存ができることから、戦時中は軍での需要が高く、兵士が持ち歩いていたそうです。

近年米の消費量は減っていますが、幅広い年代向けの商品開発が進み、ある調査会社によると、2007年に448億円だった市場規模は2014年には514億円にまで伸びているそうです。
三島食品(広島)によると、アメリカ・ハワイなどでも、ふりかけがスパイスや調味料として、ご飯以外の食品に使われているということです。

熊本発祥のふりかけが世界に広まるといいですね。

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