らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

諺「十で神童、十五で才子・・・」

2024-05-15 | 家庭菜園

「十で神童、十五で才子、二十過ぎれば只の人(とおでしんどう、じゅうごでさいし、はたちすぎればただのひと)」という諺があります。
意味は、幼いときは並外れた才能の持ち主だと思われていた子供も、成長するにしたがって、まったくの平々凡々の人になることが多いということを譬えて使われる諺ですが、最近、この諺の「只の人(平々凡々)」以下の非常識な夫婦の話を聞きました。

「非常識な夫婦」
この非常識な夫婦とは、家庭菜園をするために地元の農家の休耕地を借りに来た人とその奥さんです。
非常識な奥さんが言うには、主人の実家は金持で社会的地位が高く、地元の有力者だそうです。主人も裕福な家庭で育ち、勉強もできて国立大学を出て○○会社(一流企業)に就職して定年退職後、現在に至っているとのこと。
一方、奥さんは「私の実家も金持であり、私は学校の教師を30数年間していました」と言っていたそうです。
この夫婦は下記の「事例」のことから農家に謝りに来たのですが、謝罪の言葉を述べる前に、開口一番、上記のような自分たちの自慢話を始めたそうです。

「謝罪すべき事例」
国立大学出身を自慢していたこの人は、既にこの農家から畑を借りて家庭菜園をしているのですが、更にサツマイモを植えるために休耕している畑の借用を申し出たのです。
農家の主人はこの人を知っていたことから、休耕になって雑草が生えていた畑を使用することを許可しました。
その時、畑の中に柿の木があるので、「その下あたりなら使用してもよい」と言ったのだそうです。

この畑の一角、柿の木から離れた場所に、花好きの農家の奥さんが十数メートルの長さの畝を3畝作って花を植えていました。
勿論、草を取って畝を作っており、昨年秋に蒔いた花の種は茎が長く伸び、蕾は色づいて開花寸前の状態でした。
そして、支柱を立て、網まで張って花が倒れないように仕立てていたのです。
ところが、あろうことかこの非常識な人は「柿の木の下あたり」と言われた場所を越えて、大事に育てていた奥さんの花まで雑草と同じように刈ってしまったのです。
花を仕立てていた支柱は抜かれ、張っていた網は片付けられて農家の小屋に置いたのだそうです。

「謝罪に来て自慢話」
奥さんが出先から帰ってそのことに気づき、すぐに怒りの電話を入れたところ、夫婦が謝りに来ました。
しかし、農家の奥さんの怒りは収まりません。
奥さんの怒りが心頭に発したのは、6か月もかかって育て、やっと開花し始めた40数株の花(スターチスほか)が数株を残して無残にも刈り捨てられていたことに加え、謝りに来た非常識な奥さんの冒頭の一言だったようです。
それは謝罪の言葉ではなく、冒頭に書いた「主人は国立大学を出て、一流企業に勤めました。実家は社会的地位が高く金持です。私の実家も金持で、私は教師を三十数年勤めました。」などと自慢話を始めたのだそうです。

農家の奥さんはますます腹が立ってきたそうです。
何故、刈ったのか、理由を聞いても本人は何にも云わず、自慢話をしていた奥さんがただ「すみません」と謝るだけで、本人からは何の謝罪の言葉もありません。
それどころか、長引きそうになると、自分の奥さんに対して「もう帰ろう!」と言ったという事です。

「諺」
諺に「十で神童、十五で才子、二十過ぎれば只の人(とおでしんどう、じゅうごでさいし、はたちすぎればただのひと)」がありますが、この夫婦はそろって「只の人(平々凡々)」以下の非常識極まりない人たちのような気がします。

国立大学を出て、一流企業を退職した大の大人が、借用する畑の区域を越えて、整備された畝に植えられている開花直前の花を、確認もせずによく刈ってしまったものです。
一流企業に勤めていた人であれば、否、一流企業に限らず一般の社会人であれば当然の注意義務として、刈ってよいかどうかの確認をすべきであるし、その前に何故、許可されていた柿の木の下あたりの借用範囲を越えて草を刈ったのか。
越えるのであれば、農家の人にその許可を得るのが社会人の常識の筈。
その弁明は全くなかったとのことです。

この諺の意味は、「幼いときは並外れた才能の持ち主だと思われていた子供も、成長するにしたがって、まったくの平々凡々の人になることが多い」という事を譬えているのですが、この夫婦の主人は勿論、教師を長年務めた奥さんまで「平々凡々」以下の非常識な人になっているようです。
これでよく30数年間も先生が務まったものだと、呆れてものも言えません。

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1 コメント

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非常識  (もののはじめのiina)
2024-05-15 08:45:22
> 国立大学を出て○○会社(一流企業)に就職して定年退職
そんな人でも、非常識な人はいます。 この夫婦は揃って「只の人(平々凡々)」ではなく、非常識な人の部類です。

農家の休耕地を越えて畑を耕し、謝りもせずその場を「逃亡」したように映ります。

キンブル事件では、キンブルが無罪を立証するのではなく、検察側が殺人を立証する立場ですから、証拠不十分で釈放すべき案件だと思います。
「逃亡者」を面白くするために、無罪の罪をきせて逃亡させなければドラマが成り立ちません。

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