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らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

風呂吹き大根

2013-12-21 | 雑学

大根や蕪が美味しい季節ですね。
大根や蕪、冬瓜などを昆布だしでゆっくり煮込み、ユズ味噌やゴマ味噌などの合わせ味噌をかけて食べる料理を“風呂吹き(ふろふき)”といいます。
中でも、大根を使った“ふろふき大根”はよく知られており、お好きな方が多いのではないでしょうか?
でも何故この料理を「風呂吹き」と言うのでしょうか?

今日は風呂吹きの由来について調べました。

・風呂吹き大根です(ウィキペディアより)


風呂吹きの謂れには諸説ありますが、そのひとつは風呂に由来するようです。
昔の風呂は蒸し風呂で、熱くなった体に息を吹きかけると垢を掻きやすいため、息を吹きかけ垢をこすり取る職業がありました。
そうした職業やその仕事をする人を「風呂吹き」と呼んでいたそうです。
その仕事人が風呂で湯気の出る体に息を吹きかける様子と、料理を食べる時に冷ます姿が似ていることから「風呂吹き」と呼ばれるようになったとする説です。

他には漆職人に由来する説があります。
昔、漆器を作る職人が、冬場に漆の乾きが悪くて困っていると、ある僧から、大根の茹で汁で乾燥室兼貯蔵庫である風呂に霧吹きするとよいと教えられ、試したところ大変効果があがったそうです。
このとき、茹で汁を取った後に残った大根を近所の人々に配ったところ、この大根に味噌をつけて食べるととてもおいしいと評判になり、この大根を“ふろふき大根”と呼ぶようになったというものです。

更にもう一つの説としては、大根は体にもよく、安くて経済的なため「不老富貴(ふろうふき)」の意味からとする説があります。

しかし、元々この料理はカブで作られており、単に「風呂吹き」と呼ばれていたこと。
そして、「風呂吹き」の材料を蕪から大根に替えたものが「風呂吹き大根」であることからから、不老富貴や漆職人の説は考えられないと言われています。