らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

「二百十日」の由来

2008-08-31 | 季節
今日8月31日は「二百十日」です。

「二百十日」とは「雑節」の一つで、立春から数えて二百十日目のことです。
この日は昔から農業や漁業の厄日とされてきました。

この日が暦に書き入れられるようになったのは、江戸中期の暦学者、渋川春海が
編纂した「貞享暦(じょうきょうれき)(1685年)に厄日として書き入れられたから
と言われています。

そのキッカケは、渋川春海が釣りをするため舟を出そうとしたとき、老漁夫から
「今日は二百十日だからやめなさい」といわれたそうです。
果たして、朝晴れていた天気が午後になって大荒れになりました。

このことから、渋川春海は過去を調べ、自らの体験や研究によって「二百十日を
台風に注意べき日」
として暦に書き入れたそうです。
これ以降、この日が台風の厄日として広く人々に知られるようになったと言われています。

この時期、各地においては風鎮めの祭りが行われています。
皆さんよくご存知の富山市八尾の「おわら風の盆」も風鎮祭との説もあり、9月1日~3日まで伝統行事として催されます。

「おわら風の盆(女踊り)」      富山市八尾町HPより
諏訪町の輪踊り。2001.09.01

(一言メモ)
・「農家の三大厄日」
 「八朔(八月朔日の略で旧暦8月1日のこと)」、「二百二十日」、「二百二十日
 台風襲来の特異日とされています。

・「貞享暦」
 日本人によって初めて作られた暦で、貞享2年(1685年)から70年間使われたそう
 です。

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ローズマリー

2008-08-30 | 

皆さんは「ローズマリー」をご存知でしょうか?
「ローズマリー」はハーブの一種です。
記憶力、集中力を高めるハーブとしてよく知られています。

今日はその「ローズマリー」をご紹介します。
・原産地は地中海沿岸で、シソ科の常緑低木です。
・草丈は50cm~120cm位、立性、半立性、ほふく(這う)性などの種類があります。
・名前の由来は、ラテン語の「海のしずく」を意味する「ロス・マリヌス」からきている
 そうです。

先日、熊取:長池公園を散歩した時に、このハーブを見つけましたので撮影してきました。

・ローズマリーの木です


・ローズマリーの花です
 淡青色の小さな花で、1cmほどの松葉のような細く尖った葉がたくさんあります。


「ローズマリーの成分」
 「ポリフェノール」「カルノシン酸」「ロズマリン酸」等が含まれているようです。

「ローズマリーの効能」
・消臭効果があり、魚介や肉料理の臭みを消すのに効果的です。
・ポリフェノールの含有が高く、殆どの病気の原因と言われている活性酸素を抑える
 抗酸化作用があると言われています。
・ヨーロッパではリュウマチなどの関節炎、消化不良に対して医薬として使用されて
 いるようです。
・「ロズマリン酸」は花粉症の症状を和らげる作用もあるようです。
・「カルノシン酸」は神経細胞の維持に重要な役割を示し、脳梗塞による脳組織の
 壊死を予防することが確認されており、アルツハイマー病への効果も期待されて
 います。
・他にも血行促進、胆汁の分泌促進、腸内のガス排除、利尿、精神安定などにも
 効果的といわれています。

こうして調べてみると「ローズマリー」は健康に良いハーブなのですね

皆さんも「ローズマリー」を育ててみませんか?

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オシロイバナ(白粉花)

2008-08-29 | 
今日もきれいな花のご紹介です。

その花は、先日、熊取:長池公園を散歩した時に見つけた「オシロイバナ(白粉花)」です。
この花は、花が美しいので観賞用に栽培されるほか、広く野生化もしているようです。

・ご覧のようなきれいな花です


・「オシロイバナ(白粉花)」はオシロイバナ科の多年草または一年草です。
・原産地は南米メキシコ(ペルーとの説もあります)で、日本には江戸時代初めに
 渡来したと言われています。
・花色は赤、白色、黄色、絞り模様など、花の大きさは2㎝くらい、夕方4時頃咲き、
 花には芳香があります。
 このことから英名は「four o'clock(4時)」とか「marvel of Peru(ペルーの
 驚異)」と言い和名は「夕化粧」とも呼ばれています。

・長池公園の「オシロイバナ」です。
 同じ株から赤と白色の花が咲いています。


・名前の由来は、種子の中のでんぷんが「おしろい」のような質感を持っていること
 に由来するそうです。

花言葉は「内気」「臆病」「慎重」「あなたを思う」
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蓮の花(その2)

2008-08-28 | 

昨日に続き「蓮の花」をご紹介します。

蓮は大型の水生植物で5000年も前から栽培されていたそうです。

日本でも千葉市にある落合遺跡で発掘された「大賀ハス」の実は、今から2000年前の弥生時代後期のものであると推定されているそうです。

また、埼玉県の「行田蓮」は1400年~3000年前のハスが発芽しており、中尊寺の
「中尊寺ハス」は800年ぶりに発芽したと言われています。

このように数百年、数千年も前のハスが発芽するのは、蓮の果実の皮はとても厚く、土の中で発芽能力を長い間保持することができるからと言われています。

・長池公園の純白の蓮です。


・ピンクが鮮やかな長池公園の蓮です


・蓮の花托です(蜂の巣のように見えるのがそれです)


・昔は、身持ちの悪い軽薄な女を言った言葉に、蓮の葉を引用して「蓮っ葉女
 (はすっぱおんな)」「蓮葉女(はすはおんな)」「蓮葉(はすば)」
等の言葉が
 ありました。
 所謂、お転婆、生意気、媚を売る、馴れ馴れしい、軽はずみな言動をする女性や
 浮気性や根無し草のように住所を転々とする女性をさして使われたようです。

・一方、古代インドでは最高に素晴らしい女性を「蓮女」といい、美女の代名詞として
 使われていたといわれています。
 その最高峰の象徴としてラクシュミ神(吉祥天)を崇拝したそうです。

同じ花の引用でも、その意味は国によって大きく違うものですね。

 

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蓮の花(その1)

2008-08-27 | 
真夏日が続いた大阪の暑さも、23日の「処暑」を境に峠を超えたようです。
ここ数日は気温も30度前後まで下がり、熊取でも僅かながら秋の気配を感じるようになりました。

小さな秋を求めて、散歩コースの熊取:長池公園へ久しぶりに朝の散歩に出かけ
ました。
その公園の蓮池にきれいな蓮の花が咲いていましたので、今日と明日は、蓮のから花後の花托までをご紹介したいと思います。

・蓮の蕾です


・開き始めた蓮の花です
 右側にある蜂の巣のようなものは花後の花托です。


・長池公園の蓮池です。


(一言メモ)
・蓮の原産地はインドとその周辺です。
・蓮の花はインドの国花となっています。
・仏教においては釈尊が蓮華の上で瞑想する絵が描かれており、蓮は極楽浄土の
 象徴とされています。
 そのため、蓮華をかたどった台座に仏像を乗せたり、厨子の扉の内側に蓮華の
 彫刻を施したりしています。
「一蓮托生」と言う言葉がありますが、これは死後に極楽浄土に往生し、同じ蓮花
 の上に生まれ変わって身を託すと言う思想から生まれた言葉です。

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千日紅の花

2008-08-26 | 

一昨日「百日草」をご紹介しましたが、今日はその10倍も長持ちすると言われる
「千日紅」の花をご紹介します。

「千日紅」はヒユ科の1年草で、別名を「千日草」と言います。
また、英名は「独身者のボタン(bachelors button)と言い、その謂れは、男性が結婚を申し込みに行くときにポケットに入れていたからだそうです。

熱帯アメリカが原産で、日本には江戸時代に渡来したようです。

・熊取:長池公園の「千日紅」です。
 長い花茎の先端に小花を密生した直径約2㎝の球状の頭状花序をつけます


・5弁の小さな花があります。(黄色の花です)


名前の由来は、乾燥させても1,000日以上(3年以上)紅色が色あせないと言われることからこの名前がついたようです。
このためドライフラワーによく使われているようです。

・畑に咲いている「千日紅」です


・夏の間の仏前やお墓に供える花としてよく使われるようです。


・花言葉 「終わりのない友情」「変わらぬ愛」

「千日紅」は8月26日の誕生花となっているようです。
 ご家族、友人、知人で、今日誕生日を迎える方がいれば贈って上げては如何で
 しょうか?

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北京五輪閉幕と疑問点

2008-08-25 | 時事

8月8日から17日間に亘って繰り広げられた「第29回夏季オリンピック北京大会」が
昨日24日閉幕しました。

獲得した金メダル数では中国が51個アメリカの36個を上回り、五輪史上初めて第1位になりました。

日本も最大の選手、役員を送り込み善戦しましたが、メダル数は金9個、銀6個、銅10個の合わせて25個にとどまりました。

選手の皆さんは日本の代表という重圧の中でよく頑張ったと思います。
本当にご苦労様でした。そして「感動をありがとうございました」

さて今回の五輪では、当初から懸念されていたウイグル族やチベット族に対する
弾圧は大会期間中も行われ、人権や言論の自由は守られなかったと報道されて
います。

また、数々の「偽装」も報じられています。
・国内56の全民族の子供による、民族の融和を表現する国旗を運ぶ場面では、
 殆どが漢民族の子供であったこと。
・開会式で可愛い子供が歌った映像は「口パク」で吹替えたものであったこと。
・巨大な足跡の花火はC.Gによる「偽装花火」だったことなどが判明しています。
・他にもインターネット規制やマスコミ記者への弾圧などがあり、メディアへの取材
 妨害があったことも報道されています。

これらの問題に対してIOC会長は黙認し、今回の五輪を絶賛しているようです。

一方、IOCにはスポンサーのアメリカ企業から多額のお金が渡り、アメリカのゴールデンタイムに合わせた運営がなされ、余りにも商業化しすぎたことが報じられています。
選手の体調調整も難しかったのではないでしょうか?

商業化したオリンピックは今回に始まったことではありませんが、オリンピックのあり方は本当にこれでいいのでしょうか?

今回のオリンピックはいろいろな面で少し疑問を感じる大会だったように思います。

結局、北京オリンピックは、「中国の中国による中国のための」オリンピック、そしてIOCの金儲けのためのオリンピックであったように思いますが、皆さんはどのようにお感じになりましたか?

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夏の花「百日草」

2008-08-24 | 

今日は夏の花「百日草」をご紹介します。

「百日草」はキク科の一年草で、学名をジニア・エレガンス(Zinnia elegans)と言います。
名前の通り上品で美しい花です。

原産地はメキシコで、日本には江戸末期に渡来したと言われています。
「百日草」は、開花期が長い(百日とも言われる)のでこの名前が付けられたようです。

・私の畑に咲いている「百日草」です。


・花の中心部の筒状花がきれいな5弁(黄色い弁)になっています。


・増やし方は種を蒔きますが、畑にあるこの花は、秋になると種が落ちて翌年には
 自然発芽し、毎年たくさんの花を咲かせます。



「百日草」基本情報
草丈は30㎝~90cm
・花の大きさは3㎝~10㎝、
・花色は白、赤、橙、桃、黄色、紫、緑など、
・そして花形も多様で、生長が早くて花もちがよい植物です。
・花の咲き方は、一重、八重、ダリア咲き、カクタス咲き、ポンポン咲き、
 アネモネ咲きなどがあります。

・花言葉 「不在の友を思う」「友への思い」「絆」「幸福」

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処暑とは

2008-08-23 | 季節

大阪南部の熊取では「処暑」の今日、小雨の朝を迎えました。
7月以降、殆ど雨が無く、田畑がからからに乾き、農家が悲鳴を上げていましたが、
今日のこの雨が、恵みの雨になるように十分降って欲しいものです。

・秋の七草の一つ、模様の入った「尾花(すすき)」です。


さて、今日8月23日は二十四節気の一つ「処暑」です。
「処暑」とは、暑さが峠を越えて後退し始める頃の意味とあります。
また、天文学的には太陽が黄経150度の点を通過する瞬間を言います。

暦便覧では「陽気とどまりて、初めて退きやまむとすれば也」と説明しています。

昨日の新聞には「大阪の真夏日は43日でストップ」の記事が載っていました。
7月9日から続いた最高気温30度以上の日が、一昨日の21日に29.2度となったようです。

その日は、私の住んでいる泉州・熊取地方では温度計は30度を超えていましたが、それでも、それまで続いた猛暑日と比べると格段に涼しく、秋を感じた1日でした。

暦の「処暑」どおり暑さが峠を超えたのでしょうか?
このまま秋になって欲しいものです。


「松尾芭蕉」の秋の句を二題

 ・「初秋や 海も青田も 一みどり」       
  (はつあきや うみもあおたも ひとみどり)

  解説: 重辰に対する挨拶吟、 鳴海潟の大きな景観を褒めることで挨拶とした。
       (鳴海潟は東海道五十三次の40番目の宿場「鳴海宿(名古屋市緑区)」
        にあるようです。)
                     
 ・「夏かけて 名月暑き 涼み哉         
  (なつかけて めいげつあつき すずみかな)

  解説: 今はすでに秋。今宵は中秋の名月だが、夏から秋にかけてむやみに
       暑く、月見の今宵も夕涼みの気分である。

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ピーマンの健康効果について

2008-08-22 | 家庭菜園

今日は子供の嫌いな野菜、「ピーマン」について書きます。
大人は美味しく食べるのに子供は何故嫌いなのでしょうね。
栄養価が高い野菜なので是非食べて欲しいと思います。

ピーマンは中南米原産のナス科トウガラシ属の野菜です。
別名を「アマトウガラシ」と言っています。

「トウガラシ」と同種だけあって果実が生るまでは、見た目には区別がつきません。

「ピーマン」の名前はフランス語の胡椒を(こしょう)を意味する「piment」がなまった
ことからと言われています。
「トウガラシ」の甘み種で大型果実のものと、「シシトウ」の大型種をピーマンと呼んでいるようです。

日本への渡来は、トウガラシは16世紀ごろと言われていますが、ピーマンは明治になってからのようです。

・ピーマンの苗木です。


・トウガラシの苗木です。


・トウガラシの花です


・トウガラシです。果実は上を向いています。


・ピーマンです。果実は下を向いています。


「ピーマンの種類」
 ・「赤ピーマン」
   
普通のピーマンが完熟したもの。甘みが増し、カロチンの含有量が数段増加
   するようです。
 ・「黄ピーマン」
  
 熟すと黄色になるピーマンで、果肉が厚くジューシーです。
 ・「オレンジピーマン」 
  
 熟すとオレンジ色になるピーマンで、果皮が硬く締まっていて、味は黄ピーマン
   に似ています。
 ・「黒ピーマン」
   
ヨーロッパで改良された品種で加熱すると緑色に変化し、普通のピーマンに
   なるようです。
 ・「トマピー」
  
 花柄でトマトのような形をした新種のパプリカです。苦味や匂いが殆どないので
   子供たちも食べられると言うことです。

「栄養と健康効果」
・ピーマンはカロチン、ビタミンCが豊富に含まれており、100g中に含まれる量は
 イチゴのそれに匹敵し、レモンの倍近くあるそうです。

・他にもビタミンP,E,ピラジン、クロロフィル等が含まれており、これらの成分で、
 夏バテ、疲労回復、風邪の予防、冷え性の改善、高血圧、美肌、 動脈硬化の
 予防などの効果が期待できるようです。

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