昨日から大型連休が始まりました。
今年は3年ぶりに緊急事態宣言や蔓延防止等重点措置といった行動制限のない大型連休となりました。
しかし、コロナの感染状況は全国的に高止まりした状態が続いています。
大型連休には感染防止を心がけて故郷や観光地で楽しんでいただきたいと思います。
ところで、大型連休はゴールデンウィークとも言いますが、この名称はいつから使用されるようになったのでしょうか?
調べてみました。
「ゴールデンウィークの由来」
ゴールデンウイークの由来には諸説ありますが、一番有力なのは映画会社説のようです。
映画会社説を調べてみると、ゴールデンウィークの名称は昭和26年(1951年)に映画会社大映の専務取締役であった松山英夫氏によって命名されたということです。
この年の4月29日から5月5日までの大映の映画は、松竹と競作して同時上映となった獅子文六原作の『自由学校』で、大映創設以来最高の売り上げになったそうです。
当時の映画業界では「正月と盆の時期以外にヒット作品は生まれない」という定説がありましたが、松竹・大映の二大映画会社が製作したこの映画は、その定説を覆して、松竹版・大映版ともに興行成績が良かったことから、当時の大映の松山英夫専務取締役がこの期間を「ゴールデンウィーク」と名付けたのだそうです。
「ゴールデンウィーク」という呼称は、ラジオで最も聴取率の高い時間帯「ゴールデンタイム」に習ったもので、当初は「黄金週間」と言われていました。
しかし、インパクトに欠けることから「ゴールデンウィーク」となり、その後、この名称は次第に他の業界にも広まって定着していったということです。
一方、マスメディア業界では、ゴールデンウイークと言う名称は、上記のように宣伝用語として生まれたという経緯もあることから、『ゴールデンウィーク』という言葉を出来るだけ避け、『春の大型連休』という形で報道することが多いということです。
「大型連休」、「ゴールデンウイーク」、名称はどうであれ、コロナで抑うつされた気持ちを、清々しい皐月の空に発散しようではありませんか。