ら族の歳時記

「道が分かれていても人は幸せになる道を選ぶ能力がある。」
能力を信じ、心の安らぎの場を求めて、一歩一歩。

流派

2016-03-10 21:01:29 | 書道
年末から書道の作品作りをしていた。

しかし、不調。


お手本を3枚ももらう。

すべて違う表現で書かれていた。



いったんは書けた気がした。


すると先生、
「ら族さんの字は
 お坊さんの字ね。

 勢いだけでテクニックがない。

 書家のテクニックがある字にしなくては
 ならない」
と突然言い出す。


つまり、線一本でもぴっと線を書けばいいのでなく、
力を入れたり抜いたりして、
線に表現をつけなくてはいけないってこと。

普段のおけいこではやらないこと。



いざ、やろうとしてもできない。

「筆がまだ走っている」といわれる。



もともと茶道で僧侶が書いた禅語をみてきた。

その太くてパワフルな字が書道という
イメージでやってきた。

どうしてもそういう字になってしまう。





筆のサイズを小さくして、
墨が続かないようにして、
やわらかい筆にして、
力を入れないとかけないようにして。。


四苦八苦。



まだまだ書き込みが足りない。
タイムアウトで、
最後に書いたものを出展した。






書道を始めるとき、
先生の分野を知って入門する人は
どれくらいいるんだろう。

漢字が専門とか大きな字が専門とか、
かな文字が専門とか。

また、先生の作品の字を
みたことがある人はどのくらいいるだろうか。


ただ、字がうまくなりたいとか
書道をしてみたいとかいう意志しか
持っていないと思う。

楷書、行書、草書が書けるようになること。
それなりに小筆が使えるようになること。

それぐらいしか考えないだろう。


作品を書く。

日頃の練習の成果を出す。



それがいつの間にか、
先生の流派の字を書かねばならなくなる。

それがどうしても、
自分の書きたいものと合わないときは
先生を変えるしかないのか

先生を変えるいっても狭い世界。

すぐにばれてしまう。



今回のことで、新しい表現を覚えた半面、
この表現でやっていけるんだろうかと
迷いが出た。




書道を続けること無理かも。。。


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