穿刺の時、スタッフが
「ら族さんのこぶって、こんなにてかっていましたっけ?」
といってきた。
てかる=皮膚が薄くなってきて手術が必要な状態。
日々見ているので変化がわからない私。
こぶは小さいのに???
そんな状態???
上申した結果、すぐにエコーの指示が出た。
エコーの結果、過去の診断結果を見て
先生はやってきた。
「こぶの大きさ的には、
まだ破裂する大きさではないので、
手術対象外ですが、
血管の厚さが、
血管、脂肪、皮膚を合わせて
1ミリしかありませんので、
手術対象になりました。
些細なことで血管に傷つき
大出血するリスクがあるということです。
石灰化している吻合部から
こぶを取り除き、
橈骨動脈をつないで、
現在の吻合から8cmほど上がったところに
新しい吻合を作ります。
その際、分岐しているどちらかの血管に
つなぐことになりますが、
近い方は自己血管で、
遠い方は人工血管になります。
緊急性はありませんが、
永遠に放置することはできません。
どちら側につなぐか
よく考えて回答ください。
造影検査して、
上腕に狭窄があった場合は、
右手にシャントを作ることになります」
と。。。
たんたんと言われて
先生は帰って行った。
その後、受け持ちスタッフと
「今、さらっといったよね」
「さらっと言いましたよね」
「右手にシャント作るかもって」
「さらっというな!!!」
とプチキレし、
打ち合わせ、
血管の状態からいって、
人工血管をいれてまでも、
遠くの血管につないだ方が良いのではという
結論に達した。
近い方は刺すところが全くないのだ。
このすべて合わせて一ミリの厚さに、
衝撃を受けた。
放置しても、秋ぐらいには
何も処置をしていない吻合は詰まる。
伸ばせるのは秋までか。
その前に、いつも長袖を
着ているとはいえ、
薄着になった夏に
こぶを守り切れるか。
猶予は半年程度しかないと思った。
<続く>