ら族の歳時記

「道が分かれていても人は幸せになる道を選ぶ能力がある。」
能力を信じ、心の安らぎの場を求めて、一歩一歩。

悲しき破壊神 災い子

2017-01-24 21:32:05 | Weblog
精霊の守り人の「神の守り人」「蒼路の旅人」を
合わせて作ったNHKのドラマです。



あらすじ(ネタバレ含む)

カンバル国王を襲い未遂に終わったバルサは
お尋ね者となり、ロタで用心棒をしていた。


年に一度開かれるヨゴの草市にタンダがきているのでは
ないかと思い、ヨゴに訪れるバルサ。

草市で再会する二人。


タンダの宿泊先の宿でロタの呪術師のスファルに会う。

その宿で、タルの民のアスラとチキサが人買いに
売られそうになるのを見るバルサ。

スファルはあの二人にかかわらない方が良いという。

と話し合っていると何か爆発のようなものを起きて
人身売買一味は即死、チキサとバルサは
ケガをしてしまう。


アスラは意識を失った後は眠ったまま。

そのアスラの魂を縛り連れて行こうとする
謎の一味に出くわすバスラ。

格闘の末、アスラとチキサ、タンダとバルサの
四人は宿を脱出する。



一方ヨゴ皇国では、
サンガル王国から、タルシュ帝国から攻撃を受けている
救援が欲しいという手紙が届く。

チャグムは、
「援軍よりもロタとカンバルと協定を結ぶべきだ」
と提案をする。

その提案が、帝の怒りを買う。

援軍は艦船一隻で、
帝の名代としてチャグムとシュガに乗るように
指示が出た。

生きて帰ってくることはないと
誰もが思った。







原作との相違。

バルサはカンバル王を襲います。

タンダは
「チャグムが俺が代わりに敵を取る
 といったから襲ったのか」
と問いますが、適当にあしらうバルサ。


でもね。。

この時点で原作は、バルサの父を死に追いやった
カンバル王は死んで
次の王の代になっています。

そして、極悪のカンバル王には
山の民のルイシャ贈りの儀式に出してもらえるはずもなく。。

まして、バルサとカンバル王の親衛隊の王の槍、
牧童たちとの信頼関係はどうやって築くのか。

信頼あって「天と地の守り人」が成立します。
信頼なしじゃ着地点がわからない。。




一方、チャグムの方はもっと複雑です。

チャグムにトゥグムという弟が生まれています。

原作ではチャグムの生母の二の妃でなく、
三の妃が生んでいます。

宮は、帝とトゥグムの祖父の陸軍大将軍ラドウと
チャグムとチャグムの祖父の海軍大将軍トーサとの
対立が深まっていました。

そして、チャグムの後ろ盾のトーサを
援軍に出します。

チャグムの後ろ盾を失くすることにより
チャグムの発言力を抑えようということです。

そのことに対して、チャグムは
「妻の父の失脚を喜ぶような卑劣なことをするな」
といってしまいます。

そして、
「自分の方は帝らしいことができるということだろう。
 そなたが祖父を救って来い」と
帝は、チャグムに援軍の船に乗るように指示します。

シュガは「私も。」とチャグムとの同行を申し出ようと
しようとしますが、星導師のその前に立ちはだかり、
それを阻止します。



という感じで、
宮廷内対立は描かないんでしょうか?

シュガを同船させたら、
チャグムの成長が止まってしまう。。。。



という、映像にするのは難しい部分を
カットした結果の「悲しき破壊神」でした。

次は見ないかも。。。。
コメント
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