ら族の歳時記

「道が分かれていても人は幸せになる道を選ぶ能力がある。」
能力を信じ、心の安らぎの場を求めて、一歩一歩。

A君のクリスマス物語

2009-12-26 10:48:38 | 仕事のこと
11月のある日
「ら族さんにクリスマスプレゼントを
 あげよう。
 予算は3000円まで。
 なにがいい?
とA君が突然言い出す。

不気味。。。

なにか仕事で失敗したか
どこかで私の秘密をばらしたか
とにかくなにかの穴埋めとしか思えない。

「だったら、さっき払った
 ゴーグル代1600円返して。
 ゴーグルを買ってくれたことにすればいいや」
と思いつく。
「それはいけません

なおさら不気味。

沈黙がかなり続いた後、
「あのさ。彼女へのクリスマスプレゼント
 なにがいいと思う?
 その情報提供料として
 ら族さんにもプレゼントをあげようとおもって
といいだすA君。

そんなことで3000円??????
よっぽど切羽詰っているんだろう。


「婚約指輪渡せばいいじゃない?
 年度処理(3月末までに結婚する)するんでしょう?」
クリスマスプレゼントが婚約指輪って
ロマンチックだよね

「それは。。無理。
 ボーナスもう手をつけてしまったし。」
「給料三か月分の貯金は?」
「ない」
「。。。。
 (あほだ。彼女はこの財政事情を知っているんだろうか?)
 じゃあ、ペアウォッチかネックレスかな?
 3万円から5万円というところかな?」
「そんなにいるの???」



あまりにあほらしい情報提供料だったし、
あとあとうらまれるのもいやなので
これは消耗品をもらうしかないと思い
「私、牛丼やデビューしたいから付き合って。
 二人で1000円って安いよね」と
提案しておいた。


そして今週、
プレゼントはなにに決まったか聞いてみた。
「ネックレスだよ。
 それも僕たちの青春のあれを送ることにした
「??????」
「ティファニーだよ


それって、シルバーだから
さびるからと評判が悪くて
廃れたんだと思うけれど。。。。

「で。。クリスマスプランは?」
「25日はね。ホテルでお泊り。
ケーキとシャンペンを
ルームサービスで頼んであるの


いまどき、ホテルでお泊り。。。
このホテルは有名ホテルではない。。。
景色がきれいなわけでもない。


このあほさ加減を関係各方面でしゃべってしまった私。
「さぶ。。。。。。。。
今どきティファニーにホテルにお泊り。。。。」

異口同音の反応だった。


しかし、あとで追求すると
ルームサービスを頼んだのでなく、
クリスマス宿泊プランの一環だった。
そして、
「ディナーはどうするの?
 ホテル内で食べるの?」と聞いてみた。
「どうしようかな。」と
そこで慌ててホテルのHPをチェックするA君
「ラストオーダーが20:30か。
 そのぐらいにチェックインの予定だから
 持ち込みになるのかな。。
 ケーキがあるから(おなか膨れて)大丈夫かな。」
計画性がない。


このA君のクリスマス大作戦の結果報告は
年明けになる。
しかし。。聞かないほうがいいのかもしれない。
私の情報提供料もあきらめたほうがよいような感じ。
この無計画なあほなプランに付き合う彼女って
どんな人なんだろう
コメント
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