生涯の伴侶

昨日、書道である人（♂：独身）から
ケータイアドレスと電話番号を
書いた紙をもらった。
以前、交換しようという話になったとき
邪魔がはいりできなかったから
こういう形で教えてくれたのた。

私としては趣味の仲間で
だれか連絡先を知っておけば
なにかあったとき相談に乗ってもらえる
という軽い気持ちで交換に応じたのだ。

帰り
「ら族さんは結婚しようという気持ちは
ないんですか」と聞かれる。
この人は、私が透析をしていることを
知っているし、亡くなったおじいさんが
透析をしていたというので
透析の大変さは大体理解しているようだ。
「１０年後、寝たきりになっているかも
知れないのに、『一緒に歩んで』とは言えない。
捨てられるのもいやだし、
相手に苦労させるのも嫌だから」と答えた。

これ本音。
「いい人いたら紹介して」といいつつ、
いざとなると逃げる私。
透析歴３０年を超える人の姿を
みているともう現実がそこまで
きているような気がする。

「でも、一人はさびしいですよ。
施設も高いし、不足してくるだろうし。
やはり支えあう人が必要とは思いますが」

「でも、体が不自由になったからと
捨てられるのも嫌だし、
相手に苦労をかけるのも嫌。
こんな体だと本人は良くても
家族は認めないよ」

「・・・・・・」

話しているうちに
駐車場の前にきて別れた。


家に帰って
私のケータイ番号を書いた
メールを送った。
「趣味の仲間として付き合ってください」と。

返事が来たのは今日。
「趣味の仲間としてつきあいましょう」
このタイムロスはなんだ？？？


透析しているみなさん。
私の発言をどう思いますか？？？