怨念

大ボスは自称４０肩で
（還暦過ぎていて４０肩も不自然）
その痛みを和らげるために
チタンの首輪と手錠
ネックレスとブレスレットをしている。

この日は、チタンのブレスレットの替わりに
水晶のブレスレットをしていた。
「どうしたんです？
喪に服しているんですか？」ときいてしまった私。

「水晶が肩こりにいいときいて
やっているんだ」

（水晶は魔よけ。
肩こりに効果があればそれは水子霊だよ）
ｂｙら族心のつぶやき


大ボスは「ゲルマニウムの方が効くらしいんだか。
おまえたち日ごろ迷惑かけているんだし、
そういうものをプレゼントしようと思わんのか」
という。

これは完全にたかり！

「それはお中元としてですか？袖の下として？」
と愚問をいう私。
「でっちでもいい」

完全にたかりです。

その後、いろいろしゃべった後
大ボスは席を立つときに
「ら族。今日のキーワードを覚えているか」といいだす。
「はい。ゲルマニウムのブレスレットです」
「よし。OKだ。まっているぞ」


完全にたかりです。
いいんですか？？？？


このたかり話を母にする。
すると家に遊んでいるゲルマニウムのブレスレットがあり、
母が「いらないからもっていっていいよ」といってくれた。


翌日、一応、冗談のつもりだったらやばいので
確認してみる。
「家にゲルマニウムのブレスレットがあって、
使っていないのでよかったら使いませんか？」
「ほんとか。もってきてくれ」


やっぱりいるんだって。。。。



さて、ゲルマニウムのブレスレットを贈呈する。
すると小ボスは
「大ボスやばいですよ。
ら族さんの怨念が篭っていますよ」とこきゃがる。
「なにいってんですか。
愛情をこめてあります。
大ボス、これで大ボスに迷惑をかけている順位を
第二位から第三位に下げていただけませんか？」
「まだだ。」
「う。。。買うと14000円ですよ」
「効果があったら考えてやろう」
「」


その後、ブレスレットをして大ボス現れる。
「いいな。効果があるな」という。
多分、思い込みだろうが。。。
ブレスレット贈呈式に参加しなかったＡ君
「大ボスやばいですよ。
絶対、ら族さんの怨念がはいっていますよ」という。
なんですぐに「怨念」という言葉が出るんだ。。。


これで、今までの暴言も一緒に帳消しにされるといいんだけれど。
多分、別勘定だろうが。。