計算気象予報士の「知のテーパ」

旧名の「こんなの解けるかーっ!?」から改名しました。

たまには「計算気象」の取り組みについて書いてみる。

2013年10月19日 | 計算・局地気象分野
 最近、ブログでも全然触れていませんが、一応「工学的手法で局地気象にアプローチする」のが本来の専門分野です。

 というわけで・・・学術研究の一環として、独自に開発を進めている3次元熱流体数値モデルによるシミュレーションの一例の紹介です。今回は西北西寄りの強い流れ場を想定した計算結果です。基礎方程式は、熱流体方程式(ナビエ・ストークス方程式+熱エネルギー方程式)に乱流モデルを搭載したものです。


 今回は、流れの様子を流線で表示してみました。ベクトルで表示する場合とは違って、流れの全体的な様子が判りやすくなりました。中部山岳による影響も現れているようですね。しかし、もともとの接近流の流れが速いこともあってか、慣性が勝っているようにも見えます。



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