計算気象予報士の「知のテーパ」

旧名の「こんなの解けるかーっ!?」から改名しました。

学会発表の次は講演です。

2018年11月04日 | 気象情報の現場から
 日本気象学会・秋季大会が終わり、ホッとしたのも束の間。実は、2週間後に「更なる山場」が控えています。

 11月18日(日)に開催される社団法人の会合の場をお借りして『 「天候リスク」に備える「お天気ビジネス」新時代 ~異常気象に「保険」をかける?~ 』と題した講演を行います。

 冒頭では「私の専門分野」を紹介し、前半では「2018年の顕著な気象現象」を振り返ります。特に「大雪・猛暑・豪雨」について取り上げます(台風は間に合わなかった)。

 今年を振り返ってみると、先の冬は新潟県内も大変な大雪に見舞われました。平野部を中心に大雪傾向で、下越地方では特に顕著な大雪となりました。


 また、夏は長きに渡って厳しい暑さが続きました。特に象徴的なのは8月23日の最高気温です。県内3か所で40℃に達しました。


 このように「異常」と言いたくなるような「顕著な天候」に見舞われた要因について、解説していきます。

 後半では「天候と経済活動の関係」を概観し、最後は天候リスク保険としての「天候デリバティブ」について述べる予定です。


 ビジネス面への応用も意識して、天候デリバティブの契約例をいくつか紹介します。
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