計算気象予報士の「知のテーパ」

旧名の「こんなの解けるかーっ!?」から改名しました。

土曜日は東京です。

2015年02月26日 | CAMJ参加記録
 今週の土曜日は、東京都内で開催される(一社)日本気象予報士会(以下「CAMJ」)の「第7回研究成果発表会」に参加してきます。これは、CAMJに所属する会員、および会員によって構成される有志団体の日頃の研究活動の成果を発表する全国大会です。

 私は「山形県内における降雪域形成の数値シミュレーション」と題して、最新の研究状況を紹介する予定です。山形県の地形を取り巻く大気の流れを複雑な連立方程式で表現し、それらをコンピューターを用いて解くことで地域における気象の動きを予測するというものです。


 大気の流れやそれに伴う熱や水蒸気の輸送は、このような微分方程式で記述することができます。これをどのようにして解くのか、さらには様々な諸条件をどのように設定していくのか・・・。考えれば考えるほどに難しくなってしまいます。

 色々と悩みぬいた末に現在の数値モデルを構築するに至りました。当日はその概要を紹介し、これまでの取り組みの集大成として発表する予定です。
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2 コメント

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お久しぶり (本多欣亮)
2015-03-03 13:51:01
お元気そうでなによりです^^/
↓先週末,ニュースになりました。。。
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/93237.html

なかなか市販の気象の技術書にはない生々しさ。
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Unknown (qq_otenki_s)
2015-03-03 16:32:59
お久しぶりです。
資料の御紹介、ありがとうございます。
なかなかディープなお話が書かれているようですね・・・。
数値予報モデルの精度も向上しているようですが、それでもなお課題は残っているという状況を感じます。
奥が深い世界ですね。
返信する

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