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計算気象予報士の「知のテーパ」

旧名の「こんなの解けるかーっ!?」から改名しました。

忍冬 冬を忍んで 春が来る

2007年09月24日 | 何気ない?日常
 毎回のように、しつこいようですが・・・「♪一万年と二千年前から愛してる 八千年過ぎたころからもっと恋しくなった・・・」のフレーズが頭の中で四六時中流れています。また、BGMでもず~っとリフレインしています。この時間スケールの長さも去ることながら、この12000年もの間、想い続けてきたその「愛する想い」はどんなものなのだろう・・・12000年と言う時の長さってどんなものなのだろう・・・と色々考えてしまいます。この曲を書いた方、凄い感性です。歌手の方の切ない歌声も見事にマッチしています。久々に聞き惚れる、心揺さぶられる歌に出会いました(^^)。

 長い長い冬を経てようやく春の結末に至る・・・という展開。実は、めっちゃ弱いのです。例えば「長い間辛かったね、よく頑張ったね・・・」ってハッピーエンドにつながる、みたいな展開(さらに感情移入できれば、尚良い)は基本的に感動路線です。苦難の末のサクセスストーリーは基本的にはツボですね(物語の設定にもよりますが)。

 今回の物語は、その長い間が12000年!?前世では互いの愛が実ることなく、悲しい死を遂げて・・・お互いに生まれ変わって再開して、という分けで時空を超えた恋物語、になるわけですが(Wikipedia等で色々調べました)、苦労の末に大願成就、というストーリーにはグググッと惹きつけられます。(ちなみに、勧善懲悪ものも大好きなのです)。かの大作曲家L.V.ベートーベンも「苦難を越えて歓喜に至れ」という言葉を残しています。

 その意味では例えば「フランダースの犬」のような結末は、やはり不満をもっております(意義ありー!!)。物語自体は良いのですが、結末が悲しすぎるのです。ただ、映画の「フランダースの犬」ではアメリカ版と言うものがあって、原作と異なるハッピーエンド版も作られたとか。

 まあ、私のこれまで人生を振り返っても(12000年も生きてませんが・・・)、色々ありましたね。その一つ一つの経験や挫折と言った「冬」が、確実にその後の「春」への展開につながっていると感じています。しかし、その「春」の形が自分の望んだ、予定していた形ではなかった、と言う事も多々あります。一年を通じた天気の移り変わりも、夏が過ぎれば秋になり、秋が過ぎると冬が訪れ、そしてまた必ず春はやってきます

 それにしても、12000年は長いなあ・・・。ただ、物語としては魅力的だなあ・・・。マンションの近くにレンタルビデオ屋さん、ないのかなあ・・・。

 さて、世間は三連休が終わるのですね。弊社は私だけ二連休でした。この連休もマンションの部屋でデータの整理と論文をまとめていました。最近ずっと研究していたニューラルネットワークに関するものです。

 自分で言うのもなんですが、割とこまめに研究成果やデータを資料や論文にまとめています。それは、抱えている研究分野(専門領域)も多岐に渡っているので、自分で自分が何をやっているのかわからなくなってしまう事があるためです。各々の研究がきちっとした形になっていれば、すぐに軌道修正を図ったり、冷静に状況を把握する事ができるのです。

 そして何より、本格的に研究報告を行う場合や論文を投稿する時に、スピーディーに対応する事ができるのです。報告書のデータ等を蓄積しておけば、その中の良いフレーズを使いまわして・・・という荒業を繰り出す事も可能です。でも、やりすぎて墓穴を掘ることも(爆)

 今後は学会発表やCAMJ会報への投稿も積極的に行っていこうと考えているので、そうなると投稿する論文もそれだけ準備しなければなりません。それはつまり、それだけ多くのテーマの研究を進めると言う事を意味します。「いつでも引き金を引ける(投稿できる)ように弾丸(研究論文)を込めておかなくてはならない」のです。しかも、数さえあれば良いと言うものではなく、それ相応の内容でなければなりません。その意味では、現在準備しているの弾丸の数は・・・少ない!少なすぎる!!

 私の前途には厳しい冬が口をパックリ開けて待ち構えているようです(爆)。


(補足)忍冬・・・「にんどう」「すいかずら」の読み方があります。ちなみに今回のタイトルは五・七・五の形式なので、もう分かりますね!
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