退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「『中毒あるいは依存症』の好ましい例と圧倒的に面白くない映画」について

2023-04-24 02:07:13 | Weblog
晴れ。今日も風が吹く。

養老孟司「虫の虫」を読む。

「中毒あるいは依存症」は一般的には好ましいものではないけれど。
この種のものならいっそ好ましいのでは。

前半は実にシンプルなお話で。
何にせよ「判断するのは自分」である以上それを無条件に信用していいのかと。

カントの「純粋理性批判」における「認識の形式」を思い出し。
なるほど「哲学」だと言われるのも仕方ないかも。

疑問に対する答えは「信用出来ない」となり。
ただしその判断も自分が下したのだから「いったいどうなの」という堂々巡りに。

どうやらどこまでも「宙ぶらりん」で行くよりなく。
「他人が面白いと思う認識」であればいいというあたりで「手打ち」を。

「虫の美しさ」については大いに同意するのみ。
こちらが手間をかけずに「教えてくれる」のだからありがたい限り。

そうかラオスもそろそろいけませんか。
われわれがあらゆる場所を「ダメにする存在」であることを覚えておこう。

松林宗恵「社長道中記」(’61)を観る。

いやはや。
面白いところがひとつもない出来に驚く。

62年前に「バイアグラ」のような薬があり。
いまだにそれが続いている現実に驚くのみ。

圧倒的な「男目線」で「女子を喜ばせているつもり」なのが何だか。
あるいは「自分の気持ちよさ」だけを求めて。

それとは別に本作はただただ「ダメ」。
「エピソード」はバラバラでどこにもまとまらず。

全く「盛り上がり」がないままに終わることを確認した次第。
そもそも「浮気の失敗ぶり」が面白いという視点が「普通」なのが「時代」か。
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