なんだか、漠然と「静岡県」について書くと言っても何のことやらと思われてしまうでしょうが、今話題になっている川勝県知事の辞任表明と、この人の人格問題点とリニアに関することです。
私は静岡県出身であり、今も実家が静岡県にあり、親戚も知り合いも多数静岡県に住んでいるので、他人事ではありません。
それで、このブログにも、リニアや川勝知事について書いたことがあります。
1年くらい前に書いたときには、まだ川勝知事を支持していました。
コシヒカリ発言くらいの時点では、選挙演説の勢いに乗って浜松を応援するためについつい御殿場のことを悪く言ってしまったのだろうくらいに思っていたのでした。
リニアに関しては、確かに大井川の水問題やアルプスの自然破壊問題は重要なことだと思い、それらが解決されない限りはリニア工事の着工は許されるべきではないと思っていたのです。
しかし、その後も繰り返される数々の川勝知事の差別的発言には驚くものがありました。この人は、どうして何か一方をこき下ろして一方を上げ奉るという思考回路をするのでしょうか?どっちの地域の文化が高いとか低いとか、どの職業の人の知性が高いとか低いとか、いちいち具体的な比較対象を示して話をするのは止めていただきたい。
本人は差別意識など無いと言っていますが、潜在意識の中にエリート意識や差別意識があることは隠せません。
それから、リニアに関しても一応大井川の水問題は田代ダム案が実現化されることになって1つの大きな問題は解決に向かいました。
しかし、それでもなお山梨県側のトンネル掘削を反対し続けているようだし、ボーリング調査も許可しないということです。そして、日々の言動をきいていると、とにかくリニア工事の進展を阻止しようとしており、限りなく完成時期を遅らせようとしている以外に考えられません。
1つ1つ問題を解決して前に進むのではなく、永遠に阻止したいのかな?となんだか気味が悪くなってきた昨今でした。
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このような中で、世論は川勝知事に対する批判よりも、川勝知事を選んだ静岡県民を憎むようになってきていました。なんでこんな人間を4期も選んでいるんだよということです。
静岡県民も最初は静岡の水や自然を守ってくれる人だと思っていたわけです。それからうちの親なんかも昔からそうですが、自民党はお金持ちの見方で非自民は庶民の味方だと思っていたのです。
だから一般労働者は自民党ではなく革新系の候補者に投票する傾向があります。
それで、人物像などは全然わからなくても「自民党じゃない」というだけでその人に投票するのでした。
県知事にどのような人が立候補していたのかわかりませんが、わけもわからず投票している場合が多いのでしょう。特に伊豆地方なんかははるか遠くの県庁所在地のことなんか全然わからないし、テレビのチャンネルも静岡放送を出すのは面倒くさいのです。自然にリモコンを押すと東京の放送しか入りませんので、うちの母なんかは何度教えても静岡放送を出す方法を覚えません。
県政に対する関心もほとんどないと思いますね。
選挙があっても新聞などで写真と簡単なプロフィールだけを見て投票するんじゃないでしょうか。
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そんな感じで、川勝知事が4期も続けてきたわけで、かなり問題も多い知事だったようですが、いよいよ潮時というのは本人も自覚したようです。
ところで、リニア工事に関しては、「静岡工区が手付かずだから川勝一人のせいで開業時期が大幅に遅れることになってしまった」というのが、これまでのマスコミの報道で世論でした。JR東海もそのように発表していました。
しかし、いざ川勝知事が辞めるとなったらどうでしょうか。
工期が遅れているのは静岡県部分だけではないそうです。他の部分も問題があったり用地買収が遅れていたり、施工業者が決まっていなかったり、環境問題が発生していたりなど、前途多難なことが山積みなのだそうです。急にそんな情報が表に出てきました。
静岡県区間にしても、標高の高いアルプス山脈の地下ということで、技術的にもかなり難しい自然環境であるため、静岡県の反対が全く無かったとしても困難を極める工区である可能性が高いようです。
なんでもかんでも川勝を理由に挙げて注目の的にしてきたようですが、川勝知事の存在がなくなったら視点はどこに移るのか?
色々なものが見えてくるのではないでしょうか。
新しい知事がどのような人になるのか、リニアに対してどのような対応をするようになるのかわかりませんが、おそらく川勝知事以上には反対しないのではないかと思います。
だからといってリニア全線の工事が速やかに進むものとも思えないし、国家事業でないということは国家でさえその開通を必須のものとして重要視しているわけでもなさそうですし、国の援助があるにしても、基本的にJR東海が自社で勝手に格闘していくんだから、完成はかなりの年月を要するはずです。
ここまできたら環境破壊などには多少目をつぶり地元の犠牲を覚悟してリニアをなるべく早く開通させるのが望ましいのか、それともリニアなんか頓挫してそのまま中止しちゃってもよいのかもしれないし、私にはわかりません。
1つの新しい技術を実現させたいという科学的進歩のプライドってものがあるのかもしれませんが、無なきゃ無いでも生きていくのは困らないような気もするし、自然のほうが大切っていう考えもあるし、どうなんでしょうね。
この頃の情報は混沌としていてわけがわかりません。テレビは偏っていると言われているものの、ネットもかなりの片よりようで、you tubeでも似たようなものがいっぱい出てきますが、私に合わせてAIが情報を選んでいるんでしょうか?
たまにテレビを見ると、むしろこっちがまとなのかも?なんて逆に思うこともあります。
東日本震災で、原発に逆風がふいて、それをはねのけるために、廃案になっていたリニア構想を蘇生させた葛西敬之と安倍晋三
まずそれが、重要ポイント
地下深くの改札まで行くのに、15分くらいかかると言われてます。
では、目的地で地上に出るのに15分もかかるということで、トータル30分がプラスとなります
乗客は時々しか利用しないとしても、乗務員は常時、狭い地下空間で電磁波を浴び続けるわけで、それが人体にどう影響していくか、こわいです。
地下深いトンネル内で事故が起こった時に、どうなるのでしょう?
降りていくのに15分もかかるエレベーターの距離を、よじ登っていくのは、何割の乗客にできるのだろう?
これからどんどん人口減少していくのに、そもそもリニアが必要なのか?
コロナ以降、リモート会議で事足りるのに、ビジネスで実際に出かけていく必要がどの程度あるのだろう?
インバウンドで訪れる外国人は、富士山や日本の風景を楽しみたいから、絶対、現在の新幹線を使うでしょう
3兆円は、壮大な無駄遣いだったと思います
元明石市長だった泉房穂氏は、失言で辞めましたけど、明石市を子育てしやすい環境よくした業績は素晴らしいです。
川勝知事も失言多いけど、リニアを反対した実績はいいと思います
本当にリニアの問題は大きいですよね。
自然を破壊して地下深くにトンネルを作り、どれだけの浪費なんだろうか。
山梨や長野県などの途中駅の町もリニアの駅が出来たからって在来線からも遠く発展なんかしないみたいですね。