花遊び 山遊び

花を愛し、山を恋し、日々自然と遊ぶ。遊んだ事を記憶だけにとどめず、ブログとして記す。
発信元  流れ星☆彡

ジンリョウユリ

2008-06-02 | 山野草
山野草
徳島花散策6月1日②
昨日花の先輩で先生と思っているモチモチさん夫妻にお願いしてジンリョウユリを見に連れて行ってもらった。東尾地区のと農村レストラン出羽の二箇所をまわった。

ジンリョウユリは徳島の神山町と木沢村の一部地域に生えて居る。少し遠いけれども花に惹かれていってきた。徳島より他に静岡にも稀に少しあるササユリの仲間であるが、少し変わっている。分布が蛇紋(じゃもん)岩地に限られているし、ササユリより香りが強い。香りが良いし色が綺麗なのでとにかく美しい。

手厚い保護の成果が上がりかなり多くなっていると、モチモチさんが言った。4年前とは比べ物にならないほどあるそうだ。これほどあるとは思っていなかったので驚き、保護をされている方に感謝しお礼の言葉を皆で言った。

葉の縁の白が綺麗。
 
 保護をする前に盗掘され激減し絶滅危惧種に指定されている。花色はピンクで薄いのも濃いのもある。保護をされている人のお話によると開花初期は薄くてだんだん色が濃くなるそうで二度楽しめるとのこと。見ると確かにそうだった。個体差も多く濃淡色々あった。香りはササユリより強くてゲートをくぐって群生しているところに入ると甘く妖しいと言えばいいのかな~、香りに包まれた。小さいのは一輪の花、大きいので三輪程度の花をつけていたのも見られた。花の時期は5月下旬から6月上旬なのでユリとしては早咲きだ。
香りも良いし色も良いその上立ち姿もいい。細長いササのような葉は白く縁取られていて茎がすっきりと立ち上がる先にピンクの花が咲く。ササユリも大好きな花ですがこれは又特別な花だ。今年は例年よりずっと多く咲いているのでここ東尾も普段より長く開放し見せてくれたのだそうだ。6月1日までとの情報だったので間に合った。
      
神山町(旧神領村)の植物学者伊延敏行が神領で採集したものに、東京大学の本田正次先生が「ジンリョウユリ」と命名した。
            
ジンリョウというのは採集地が神領町なのでそれで名づけられたがもう少し素敵な名前が、ロマンある名前がほしいと思うのは私だけかな。       
       
 自然に生育している状態では、毎年同じ根から茎が出て花をつけ、年を経るにつれて草丈も大きく、花数も多くなる。しかし、茎から採ってしまうと翌年は小さくなり、これを繰り返すうちに消えてなくなってしまう。
     
蕾までもすっきりしている
                 
花色は基部ほど濃い

東尾を見てまわり出羽に行くと又違った風景が広がった。ここは囲いがなくもっと自由。花が小さいようだ。でもここも花数が多い。しかし、残念ながら撮影し過ぎでもう写せない!!がっくり~~。
一枚辛うじてアルビノ・・白のジンジョウユリだけを写した。
     しかし、残念。ここまで来て沢山咲いているのに写せないのは悔しい。自分の不注意だから仕方ない。これからは予備の電池を持ってこなくてはと反省。SDカードを持っていて電池切れではどうしようもないわ。

長時間運転してくださったモチモチさんありがとうございました。それにお喋りにお付き合いして下さってありがとう。木々を眺めながらのTさん夫妻持参の美味しいコーヒー・お菓子の食後の一時も思い出になりました。
楽しい長い一日でした。疲れて(喋り疲れ?)で百合の夢を見るつもりだったのに見ずに寝てしまったのが残念です。

山登りもいいけれど、花散策も楽しいです。




コメント (12)
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