股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

私の男

2015年02月10日 11時21分33秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年:2013年
製作国:日本
日本公開:2014年6月14日
監督:熊切和嘉
出演:浅野忠信,二階堂ふみ,モロ師岡,高良健吾,藤竜也
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奥尻島に猛威を振るった津波によって孤児となった10歳の花は遠い親戚だという腐野淳悟に引き取られ、互いに寄り添うように暮らす。花が高校生になったころ、二人を見守ってきた地元の名士で遠縁でもある大塩は、二人のゆがんだ関係を察知し、淳悟から離れるよう花を説得。やがて厳寒の海で大塩の遺体が発見され、淳悟と花は逃げるように紋別の町を去り…。
直木賞作家・桜庭一樹によるベストセラー小説を、『海炭市叙景』などの熊切和嘉監督が映画化。流氷に閉ざされた北海道と東京を舞台に、孤児となった少女と彼女を引き取ることになった男の禁断の関係を描き出す。互いに秘密を抱え寄り添うように生きる父と娘には、浅野忠信と二階堂ふみがふんするほか、高良健吾、藤竜也らが共演。時代の移り変わりに合わせてフィルムとデジタルを駆使し、北海道の雄大な自然を捉えた映像にため息が出る。

孤児になった少女と、その少女を引き取ることになった男の禁断の関係を描いた本作。なんだろうなーこれ、“禁断の愛”って言えるほどの美しさが無い。最初から最後まで重くて暗かった。少女と中年男のただただ気持ち悪いだけのエロい関係を2時間見させられた感じ。もっと深い関係になりたいという2人の感情が伝わってこなかったのが残念。二階堂ふみの演技がやっぱり存在感あるなぁと思いましたが脚本がつまらなかった。結局、私の男は私のモノ!!と言いたいのか。親父になりたい、娘になりたい…どうしても繋がれない哀しさは感じました。2人の絡みのシーンでの血しぶきは何だったのか?誰か説明してー!(笑)そして東京で殺した男はどうしたんだろ?高良健吾をもっと活かせばよかったのに。二階堂ふみの演技だけを堪能する作品でした。


この作品の評価・・・・★★★☆☆☆☆☆☆☆
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映画レビュー 2000作品達成!

2015年02月09日 11時52分40秒 | 年間・半期 映画ランキング
2015年2月8日「NY 心霊捜査官」鑑賞で、映画レビュー数 

2000作品

を達成いたしました

ブログ開設10年目で2000作品ものレビューを書き続けていた事に驚きだ…


次は3000作品目指して頑張ります!
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NY心霊捜査官

2015年02月08日 20時28分14秒 | 映画評論ナ行
製作年:2014年
製作国:アメリカ
日本公開:2014年9月20日
監督:スコット・デリクソン
出演:エリック・バナ,エドガー・ラミレス
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ニューヨーク市警のラルフは、何かにとりつかれたかのように不可解な事件を起こした男女を逮捕する。全く別物に思われた複数の事件の捜査を通し、彼は自分にしか見えない、自分にしか聞こえない何者かの存在を感じていた。それぞれの現場に残された謎の言葉を見つけ事件が悪霊の仕業であると気付いたとき、ラルフの家族にも魔の手が迫り…。
霊感がある刑事が特殊能力を駆使して、人間ではない邪悪な存在が引き起こす怪事件の捜査に挑むサスペンスホラー。元ニューヨーク市警巡査部長のラルフ・サーキの実体験をつづった手記を基に、ヒットメーカーのジェリー・ブラッカイマー製作、『エミリー・ローズ』などのスコット・デリクソン監督が映画化した。事件捜査を通じて常識を超えた異様な世界を目の当たりにする主人公には『トロイ』などのエリック・バナ、共演に『カルロス』などのエドガー・ラミレス。

元ニューヨーク市警巡査部長の実体験を基に製作された本作。こんな体験したらトラウマになりそうだが…。ハリウッドがちょいちょい作る悪魔祓いのお話。日本人にとっては悪魔だの除霊だのあまり馴染みがありません。ホラー映画好きの自分としてはドキドキを期待していたのですが、最初から最後まで退屈なストーリーでした。驚かされるシーンはあるのだが、それ以外はよくある展開が続く。グロテスクなシーンが多いのが印象的。エリック・バナが演じる刑事が主人公のはずだが、心霊捜査を全然始めてくれない…。悪魔に憑りつかれた男や女が登場するだけで彼は特に何かをするわけではないのです。最後の悪魔祓いのシーンも見てるだけって感じ…。最後は、まんま「エクソシスト」だったな。首が回ることを期待したのに…(笑)あの神父さんの方がよっぽど仕事している。タイトルは“心霊捜査官”ではなくて“心霊神父”の間違いでは?

この作品の評価・・・・★★★★☆☆☆☆☆☆
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ジョーカー・ゲーム

2015年02月07日 18時47分57秒 | 映画評論サ行
製作年:2015年
製作国:日本
日本公開:2015年1月31日
監督:入江悠
出演:亀梨和也,深田恭子,小澤征悦,小出恵介,田口浩正,光石研,嶋田久作,伊勢谷友介
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架空の第2世界大戦前夜。陸軍士官学校で学ぶ嘉藤は、規律に反したことで極刑に処されるところを、結城なる謎の男に救われる。彼は諜報組織のD機関を設立した人物で、嘉藤の卓越した頭脳や身体能力を見込んでスカウトする。数々の厳しいテストをクリアしてスパイとなった嘉藤は、人類の歴史を変えかねない発明について記された機密文書ブラックノート奪取を命じられる。それを求めて魔の都と呼ばれる都市に潜入した彼の前に、リンという女が出現し…。
第30回吉川英治文学新人賞などを受賞した柳広司の小説を原作にしたスパイサスペンス。もう一つの第2次世界大戦前夜という架空の時代を舞台に、ある機密文書をめぐって各国諜報員を相手にし烈な争奪戦に挑む日本人スパイ嘉藤の姿を描く。監督は、『SR サイタマノラッパー』シリーズの入江悠。『俺俺』などの亀梨和也をはじめ伊勢谷友介、深田恭子と豪華な顔ぶれが結集する。亀梨が繰り出す体を張ったアクションに加え、大規模ロケを敢行したシンガポールのエキゾチックな街並みも見ものだ。

邦画でスパイ映画というと今まであまり無かったかもしれない。各国のスパイと機密文書を奪い合うサスペンスアクション映画。題材としては面白いし、変装するシーンや潜入するシーンはスピード感があってとても良かったと思う。でも何故だろう、“ドキドキしそうでしない”“ハラハラしそうでしない”そんな映画でした。ツッコミどころは満載!殺すならさっさと殺せよと思うくらい、敵たちはなかなか嘉藤(亀梨)を殺さない。そして敵が弱過ぎる。そもそも嘉藤が何故最初から特殊能力を持っていたのか疑問。たいした訓練を受けてないのにすぐに現地配属。フカキョンは途中から峰不二子キャラを見事に演じてたし。背中にあんなに鞭打たれていたのに全然痛そうじゃない。拷問室にサイズピッタリのスーツが何であるのか。ラストの爆破シーンで写真が丁度いいところに落ちてきたのを見て、思わず笑ってしまった…。もう何もかも運が良すぎる!!!昨年公開された「ルパン三世」とあまり変わらないような。泥棒をスパイにしただけってかんじ。続編あるような作り方ですがやめたほうがいいのでは?


この作品の評価・・・・★★★★☆☆☆☆☆☆
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KANO ~1931海の向こうの甲子園~

2015年02月06日 23時45分16秒 | 映画評論カ行
製作年:2014年
製作国:台湾
日本公開:2015年1月24日
監督:マー・ジーシアン
出演:永瀬正敏,大沢たかお,坂井真紀,ツァオ・ヨウニン,チェン・ジンホン
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1929年、日本統治下にあった台湾で、近藤は弱小チーム嘉義農林野球部の新監督に就任する。日本人、台湾育ちの漢人、台湾原住民の混成チームは新監督の導きでそれぞれの能力をフルに発揮し、猛特訓にも必死で食らいついていく。それまで連敗続きだったチームは少しずつ成長を遂げ、部員たちは甲子園を夢見るようになる。
日本統治下の1931年に台湾代表として見事甲子園出場を果たし、決勝まで進出した台南州立嘉義農林学校の実話を基に描く感動作。『セデック・バレ』2部作などを手掛けたヒットメーカーのウェイ・ダーションが製作総指揮を務め、野球を通して友情と強い絆を育む監督と部員たちの熱いドラマを活写する。永瀬正敏が鬼監督を熱演し、彼の妻を坂井真紀が好演。民族の壁を越え、一丸となって戦う球児たちのひたむきさと純真さに心打たれる。

yahoo映画評価では驚異の4.66点。3時間を越える上映時間。疲れるだろうなと思っていましたが、時間の長さを感じさせないほどの感動作でした!いやっ3時間でも短いような気もした。台湾代表として甲子園に出場した台南州立嘉義農林学校の実話を基にした作品。「KANO」は、日本人、台湾育ちの漢人、台湾原住民の混成チーム。野球を通して友情、家族、祖国が1つになっていくストーリーに後半は泣きっぱなしでした。弱小の野球チームが甲子園を目指すという真っ直ぐな話なのだが、若者たちが差別やそれぞれの悩みを抱えながらも、皆が1つの目標に向かって努力し続ける姿に感動しました。日本人と台湾人…こうして国境を越えてお互いを尊敬し合えば世界は平和になるのに。最後の甲子園での試合シーンは最初から最後まで泣いていました。それは嬉し涙であり悔し涙でもあった。勝っても負けても懸命に努力した若者たちに僕も拍手をしたくなってしまった。この映画って日本語なのに作られたのは台湾なんだね。台湾では大ヒットしたそうです。
台湾の若手俳優たちの演技も素晴らしかった♪人気俳優を主演にしなくたって良い映画は作れるのだ。台湾が統治されていた時代の背景などもきちんと描かれていて勉強にもなりました。気になったのがCG映像。「えっ?映像加工の途中だよね?」と思うくらいの見るからにCGだと分かる。製作費の予算が限られていたのだろうか…。しかしCGの雑さを忘れるほど素晴らしい作品でした!日本で拡大公開すべき!台湾をもっと好きになりました。大沢たかおが演じた水利技師・八田與一の事を事前に勉強しておけばもっと楽しめたかも…
最近の野球映画と言えば本作、「アゲイン 28年目の甲子園」「バンクーバーの朝日」がありますが、本作が断トツおススメです!


この作品の評価・・・・★★★★★★★★★★
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愛の棘

2015年02月04日 17時57分54秒 | 映画評論ア行
製作年:2014年
製作国:韓国
日本公開:2014年9月27日
監督:キム・テギュン
出演:チャン・ヒョク,チョ・ボア,ソン・ウソン,イ・ドア
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体育教師ジュンギは、女子生徒のヨンウンから好意を寄せられていることに気付く。ある雨の日、傘がなく濡れたヨンウンに自分の体育着を貸した際彼女の体に触れてしまったジュンギは、彼女との接触を極力避けるようになる。それ以来彼女のひたむきな恋心は暴走し、ジュンギの寝室に忍び込んだり、妊娠中の妻に近づくなど常軌を逸した行動を起こす。
女子生徒の憧れの的である高校教師が、一人の生徒の狂気の愛に追い詰められていくサスペンス。『僕の彼女を紹介します』などで人気のチャン・ヒョクと、『彼岸島』などのキム・テギュン監督が『火山高』以来およそ13年ぶりに再タッグを組む。純粋で盲目的な恋に暴走していく女子高生には、本作がスクリーンデビュー作となるチョ・ボア。そのほか『チョン・ウチ 時空道士』などのソン・ウソン、『結婚前夜 ~マリッジブルー~』などのイ・ドアらが共演。

イケメン先生を誘惑する女子高生の物語。好きな感情が徐々にエスカレートしていき狂気に変わっていく韓国サスペンス。自分が教師で、そんな色気を使って迫ってきたら「じゃぁ今日だけ!!」って言ってしまうかも(笑)狂気に満ちた愛情は恐ろしい…。何が何でも愛する人を手に入れるために、時には殺しまでしてしまう。韓国映画らしい作りで、人間の奥底に潜む恐怖を感じました。蓋が開かないだけで家を訪ねたり、愛のためなら自分の足を切って差し出せる等々…こんな事されたり言われたら即別れるだろう。とにかくヨンウンのエロさが満載!イチゴみるくを飲んでるだけでなのにエロさを感じる(笑)ラストは切なかった…。一度刺さった棘はなかなか抜けない。行き過ぎた愛には注意だな。

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー

2015年02月01日 01時39分10秒 | 映画評論カ行
製作年:2014年
製作国:アメリカ
日本公開:2014年9月13日
監督:ジェームズ・ガン
出演:クリス・プラット,ゾーイ・サルダナ,デイヴ・バウティスタ,ベニチオ・デル・トロ
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自らスター・ロードと名乗るトレジャーハンターのピーター・クイル。ピーターは無限の力を持つパワーストーンのオーブを入手するものの、その後逮捕され刑務所にぶち込まれてしまう。ピーターは天才メカニックのロケットら刑務所で出会った仲間と脱獄するも、オーブの力で宇宙を滅亡させようとする強大な悪と戦うこととなり…。
犯罪歴のあるメンバーによって構成された、マーベルコミックス発の異色のヒーロー集団を映画化したSFアクション。無限の力を持つパワーストーンを盗んだ主人公が、刑務所で出会った凶悪犯らと共に宇宙滅亡を阻止するための戦いに挑む。メガホンを取るのは『スーパー!』などのジェームズ・ガン。主人公を『マネーボール』などのクリス・プラットが演じるほか、ゾーイ・サルダナやベニチオ・デル・トロが共演、ブラッドリー・クーパー、ヴィン・ディーゼルが声の出演を果たす。擬人化されたアライグマや樹木といった、個性的で凶暴なヒーロー軍団の活躍に注目。


「アベンジャーズ」に選ばれなかった人達の集まりのような映画としか思えないのですが、全米では大ヒットした作品。こういうアメコミも最近は見飽きてしまった感じ…。アライグマ?樹木?が登場しても、CGが凄くても、どうせ最後に地球が救われるお決まりのパターンに変わりはないのです。映像は確かに凄いと思いましたがネタが面白くない。派手に戦って、派手に暴れて、派手に倒して、派手に勝利する。なんだかんだでチームワークが良いのもお決まりのパターン。これもまらシリーズ化されるのかと思うとガッカリです。どうせならアベンジャーズと合体して“スーパーアベンジャーズ”を結成してくれた方が見やすくなるんだけどなぁ~。子供向け。B級映画だと思って観れば大作に感じると思います。

この作品の評価・・・・★★★★☆☆☆☆☆☆
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