股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

てぃだかんかん ~海とサンゴと小さな奇跡~

2011年01月09日 00時41分43秒 | 映画評論タ行
製作年:2009年
製作国:日本
2010年4月24日公開
監督:李闘士男
出演:岡村隆史,松雪泰子,吉沢悠,國村準,原田美枝子,長澤まさみ
official site

金城健司は事業の失敗で抱えた借金を返すために名古屋で働くが、海が恋しくなった健司は幼なじみの由莉と結婚するために故郷の沖縄に帰ってくる。母・花江に結婚を反対された健司は、友人の啓介が経営するダイブショップの倉庫を勝手に改装、サンゴのあるバーを開店するが、借金完全返済と4号店オープンを祝う会で、健司は「今日で店を全部やめる」と宣言する。沖縄の海は、開発や温暖化の影響を受けて悲鳴をあげていた。海の生き物の多くが生息するサンゴ礁は死滅状態。由莉や子供たちにあの美しかったサンゴの海を見せてやりたい。その願いだけで健司は、サンゴを養殖し、海に移植するという大胆な計画を決意したのだった。
元サーフショップ経営者で、沖縄でサンゴの養殖を初めて成功させた金城浩二氏の実話に基づいた感動のストーリー。タイトルは、てぃだ(太陽)がかんかん照りという意味。沖縄の海を愛する金城は、サンゴ礁の汚染に心を痛め、自分たちの手でサンゴ礁を再生させようと呼びかける。資金も知識もなく、手作業でサンゴを養殖し、海に移植させるという、途方もない作業は様々なバッシングを受けるが、愛する妻と仲間たちに支えられ、乗り越えていく。出演は、自身も海と自然を愛する岡村隆史と『子宮の記憶』でも沖縄に生きる女性を演じた松雪泰子。監督は、『デトロイト・メタル・シティ』で人気監督となった李闘士男。

世界初の珊瑚の養殖に成功した男性を描いた作品。期待はしてなかったけど、互いに思いやる夫婦に岡村くんも松雪泰子もハマってました♪周囲から反対されても沖縄の海を守るために行動を起こす健司の姿に感動しました。「子供たちに沖縄の海がどんなに綺麗かを見せてやりたい」その思いから始めた珊瑚の養殖に、最初は周囲は大反対するわけです。しかし、どんな時でも健司の味方をしてくれたのは家族でした。やぱり家族っていいもんだ。今まで誰もやった事がないことをするって、とっても難しい。けれど誰かがやらないとこの先も何も変わらない。夢を見るより現実を見なきゃいけない。けれど夢を見るからこそ、前に進んでいけるのかもしれない。金とか名誉とか、そんな事じゃなくて、ただ家族のために立ち上がった健司はホントに素晴らしいと思います。
ちょっと地味な作品だったので、もう少し珊瑚の養殖について分かりやすく描いて欲しかったかなと思います。
しかし沖縄の環境問題も勉強出来て、とっても良い作品でした♪

この作品の評価・・・・77点
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アンストッパブル

2011年01月08日 14時13分15秒 | 映画評論ア行
製作年:2010年
製作国:アメリカ
2011年1月7日公開
監督:トニー・スコット
出演:デンゼル・ワシントン,クリス・パイン,ロザリオ・ドーソン,ケヴィン・ダン
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ペンシルバニア州の操車場。ベテラン機関士のフランク・バーンズと若い車掌のウィル・コルソンが初めて顔を合わせる。しかし、年齢も家庭環境も異なる2人の間には大きな溝があり、ぎこちない雰囲気のまま機関車1206号へと乗り込むことに。やがて、2人の耳に貨物列車777号がトラブルを起こしたという情報が飛び込んでくる。運転士の操作ミスにより、無人のままの777号が暴走を始めたというのだ。しかも、777号には大量の化学物質が搭載されていることが判明。操作不能に陥った777号は、一つの街を壊滅させるだけの威力を持った巨大ミサイルも同然だった。
800メートルもの長大な貨物列車が、大量の危険物質を搭載したまま無人で暴走を始める。そのまま走り続けると急カーブで転覆し、大惨事を引き起こしてしまう――。それを阻止すべく立ちあがった二人の鉄道マンの奮闘を描いたサスペンス・アクションだ。これまで幾度もタッグを組み、ヒット作を生み出してきたトニー・スコット監督&デンゼル・ワシントンの5度目のコンビ作は、暴走列車のスピード感に現場中継のニュース映像を挿しこみ、臨場感たっぷりに観る者に迫ってくる。息をのむアクションに加え、ベテラン機関士と新米車掌が互いに抱え持つ問題を織り込みながら、血の通った人間ドラマに仕上がっているところにも注目だ。

2011年1作目の鑑賞。
無人で暴走し始めた列車を何とか止めようと立ち上がった2人の鉄道員を描いた本作。CGを使わず、本物の列車を動かして撮影しただけあって大画面で観ると迫力がかなりありました!暴走した列車と鉄道員の人間ドラマがが上手くシンクロしていて良かったです。
暴走した貨物列車には大量の毒薬。止めなければ最悪の結果になってしまう。自分が死ぬかもしれないのに列車を止めようと立ち向かっていく彼らの姿に感動しました。守りたいものや人がいるとき、人は命を賭けてまで立ち向かっていけるんだと思いました。家族のため、仲間のため、町のために列車を止めようとする姿はカッコよすぎます。
貨物列車が目の前に遮るモノをどんどん破壊して突き進んでいくのは痛快というか、そんな事を言ってる場合じゃないのに爽快に感じました(笑)難しいことを考えず気楽に娯楽として楽しめる作品です♪
ただ、もう1つ何か物足りないかなと。やっぱりそうなるかっていう終わり方だったので、何か違った展開が欲しかったかなと思います。


この作品の評価・・・・75点
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