股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

ソーシャル・ネットワーク

2011年01月19日 01時21分14秒 | 映画評論サ行
製作年:2010年
製作国:アメリカ
2011年1月15日公開
監督:デヴィッド・フィンチャー
出演:ジェシー・アイゼンバーグ,アンドリュー・ガーフィールド
official site

2003年。ハーバード大学2年生のマーク・ザッカーバーグは、高校時代から腕利きのハッカーだったが、人付き合いに関してはおくてで、今もガールフレンドのエリカを怒らせ別れてきたところだ。寮の自室に戻り、やけでビールを飲みブログに彼女の悪口を書いていたが、やがてハーバード中の寮の名簿をハッキング、女子学生たちの写真を並べてランク付けするサイト作りに没頭していた。このサイト“フェイスマッシュ”はたった2時間で22,000アクセスに達し、マークの名前はハーバード中に知れ渡る。これが利用者全世界5億人以上のSNS“フェイスブック”の始まりであった……。
フェイスブックの創業者、マーク・ザッカーバーグがフェイスブックを作りだす過程を描く。プログラマやハッカーとして天才的な能力を持つマークが、凡人離れした情熱を傾けてサイトを作っていく様子を、ジェシー・アイゼンバーグは独特のマシンガントークや不審な挙動などで、見事に表現している。監督のデヴィッド・フィンチャーは独創的な天才と、彼を理解できない凡人たちの織りなす古典的な悲劇を、極めて現代的な題材を通して見事に描き出した。

ゴールデングローブ賞で作品賞受賞!こりゃあアカデミー作品賞もいけちゃうか!?
Facebookの創始者であるマーク・ザッカーバーグの半生を描いた本作。酔った勢いで親友と作ったサイトが一夜にして爆発的なアクセス数を記録。そんな彼に先輩から新しいソーシャルネットワークを作ることを手伝って欲しいと持ちかけられる。盗作されたと主張する先輩達を尻目に、マークは今までに無いソーシャルネットワーク「Facebook」を作りだし、あっという間に世界中を虜にするサイトへと広がっていった。Facebookの価値は500億ドル!日本円にすると…想像できません
現在の訴訟シーンと過去の回想シーンを交互に映していく手法は面白い。観終わってから「面白かったぁ!!」と言えるような作品ではないけど、とても深い作品だと感じました。地位や名誉、金を手にしたマークが引き換えに失ったものは、あまりに大切なものだったと思う。世界中の人たちと繋がることが出来るFacebook。しかし彼は誰とも繋がることが出来なかったんだろう。たしかに大金が自分の懐に入ってきたら人は変わってしまうかもしれません。自己中心的で変人で天才で…5億人のもの人々を魅了した世界最年少の億万長者の成功物語はとても切ない話でした。

ちなみにマーク・ザッカーバーグ本人は「僕の人生はこんなんじゃない」と主張してるそうです。

この作品の評価・・・・77点
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする