股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

瞬 またたき

2011年01月16日 18時20分39秒 | 映画評論マ行
製作年:2010年
製作国:日本
2010年6月19日公開
監督:磯村一路
出演:北川景子,大塚寧々,岡田将生,永島暎子,深水元基
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花屋で働く泉美はある日、配達に訪れたショッピングモールで、美大生の淳一と出会う。予想外のトラブルに見舞われた微笑ましい出会いだったが、互いに惹かれあい、交際が始まる。デートと喧嘩を繰り返し、時間と共に深まってゆく2人の絆。幸福な日々は、このままずっと続くと信じていた。だがある春の日、バイクで出掛けた2人を突然、交通事故という悲劇が襲う。病院のベッドで目覚める泉美。だがその横に淳一の姿はなかった……。1人生き残った泉美は、2人でいた最期の記憶を失っていることに気付き、呆然とする。
河原れんの同名小説を、『解夏』の磯村一路監督が映画化した愛と喪失の物語。北海道の美しい自然の中で、若い恋人たちが悩みながら成長していく姿と、記憶を失った女性が徐々に自分を取り戻して行く姿を描く。恋人を亡くした主人公・泉美を演じる北川景子は、映画冒頭では生気もなく、セリフ回しも単調。しかし、ストーリーが進んで行くごとに生命力を増していく見事な演技の変遷を見せ、彼女の女優としての成長を感じさせている。淳一を演じた岡田将生も、自分らしい生き方を求めて悩みつつも、恋人を愛し抜こうとする大学生を好演。

観る前からお涙頂戴の雰囲気がありましたが、当たりでした。泉美と淳一、2人の出会いから別れまでを描いているけど、なんとも描き方がお粗末。描き方によっては感情移入できて感動できると思うけど、出会いから付き合うまでが全てカットされてるので、泉美の淳一への愛情が伝わりづらかったです。彼を失った喪失感、自分だけが助かった罪悪感。失くした記憶を取り戻すために、あの日あの場所で何が起きたのかを知ろうと泉美は弁護士に頼んで調査してもらいます。なんとなく展開が見えてしまうが惜しい!こういう話って結局は「彼はあなたの事を守ろうとしてたんです」っていう終わり方でまとまってしまう。北川景子の演技がもっと良ければ事故現場のシーンもリアリティが出たかなと思います。
ラストで急に菅井きんが登場したのには驚きでした。無理矢理感があるし、菅井きんってまだお元気だったんですね

この作品の評価・・・・63点
コメント
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