股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

プルーフ・オブ・マイ・ライフ

2006年09月05日 02時06分33秒 | 映画評論ハ行
製作年 : 2005年
製作国 : アメリカ
2006年1月14日公開
監督 : ジョン・マッデン
出演 : グウィネス・パルトロウ,アンソニー・ホプキンス,ジェイク・ギレンホール
official site

天才数学者の父が死に、彼を5年間看病し続けたキャサリンは、生きる気力を失っていた。葬儀のためにニューヨークから姉のクレアがやってくるが、折り合いの悪い関係に、キャサリンは苛立つばかり。そんなキャサリンを優しく包み込んだのは、父の教え子で、キャサリンに思いを寄せているハルだった。ふたりが恋に落ちた日の翌朝、キャサリンは、ハルにデスクの鍵を差し出す。そこから出てきたのは、世紀の発見となる数式の証明だった…。
ニューヨーク、ロンドン、日本で舞台上演された「プルーフ/証明」を、『恋に落ちたシェイクスピア』のジョン・マッデン監督が映画化した。数学の証明が綴られたノートをめぐり、傷ついたひとりの女性の再生が、きめ細やかに描かれていく。数学者として高い知能を持ちながら、精神を病んだ父のために大学を去ったキャサリンには、グウィネス・パルトロウが扮している。本作の撮影時は、ちょうどパルトロウも、大プロデューサーの父、ブルースを亡くしたばかりであり、父への思いや自責の念は、演技を超えたリアルな痛みとして表現されている。人の愛や信頼の証明は、数式を辿って得られるものではないし、たとえ途中が間違っていても、いい答えを導き出すことが出来る。邦画「博士の愛した数式」とどっち上か見物でしたが、どう見ても「博士の…」方が良かったです。今回の「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」は今年度アカデミー賞最有力と言われながらも受賞は逃しましたいやっ正確に言えば引っかかりもしませんでしたキャストや監督は良いと思うんだけど内容がどうも薄っぺらく感じました。偉大な父を亡くしたキャサリンの気持ちは分かるような気もするけど感情移入できるほども物じゃないしぃ、いくら偉大な父だとは言っても老人の介護をするなんて綺麗事で済まされるようなモンじゃないと思うんで、もっと現実的に描いて欲しかったです。全体的に見れば“数学の証明”というイメージが強すぎて、「たかが証明ごときに何で皆さんこんなに真剣なんですか?」って思っちゃいますもう少しラヴロマンスの要素を増やせば、きっとアカデミー賞受賞も夢ではなかったはずです!

この作品の評価・・・・58点
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウォーターズ

2006年09月02日 00時29分31秒 | 映画評論ア行
製作年 : 2005年
製作国 : 日本
2006年3月11日公開
監督 : 西村了
出演 : 小栗旬,松尾敏伸,須賀貴匡,桐島優,平山広行,森本亮治
official site

ストリートパフォーマーのリョウヘイら、それぞれ過去に失敗や挫折を味わった7人は、心機一転、ホストクラブの就職面接を受けた。その結果はなんと全員採用!しかしいざ出勤してみると、クラブ店内はカラっぽの状態。保証金を預けた店長もいない。その場に居合わせたオーナーとその孫のチカに詰め寄った彼らは、オーナーと同様に、自分たちも詐欺にあったことを知らされる。途方に暮れるリョウヘイたちだったが、チカの提案で、0からクラブを立ち上げることを決意する。そして新たなホストクラブ「DOGDAYS」がオープンしたのだった。
きらびやかなホストクラブを舞台にした作品だが、そこにあるのはトップ争いなどの厳しい水商売の世界ではなく、スポ根モノのような友情や愛情。ホストクラブを立ち上げ、成功を目指す中で、挫折を味わった若者たちが再生していく姿を描いている。作品最大の注目は、やはりイケメンホストたち!『あずみ』や『隣人13号』での好演が光った小栗旬をはじめ、松尾敏伸、須賀貴匡、桐島優介、平山広行、森本亮治、葛山信吾と、タイプの異なる7人が顔を揃えた。ホストと言われるとドロドロした争いが描かれそうなイメージがあるが決してそんな事はありません!一人の女の子を助けるために必死で頑張ってる男7人は観ていて良かったと思いますしかしラストの終わり方はちょっと残念だったと思います成海璃子が演じる女の子は男7人をずっと騙してたくせに「私は彼らと過ごした日々を忘れない」とかカッコいい事言っちゃってさぁ、うぜぇ(笑)山口紗弥加の役、個人的には好きですよ♪意外と楽しめた作品だったと思います、はい。

この作品の評価・・・・74点
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リベリオン

2006年09月01日 19時21分10秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年 : 2002年
製作国 : アメリカ
2003年3月29日公開
監督 : カート・ウィマー
出演 : クリスチャン・ベール,エミリー・ワトソン,テイ・デイヴィス
official site

第3次世界大戦後、生き残った指導者たちは戦争勃発の要因となる人間のあらゆる感情を抑止させるべく、精神に作用する薬を開発。これを国民に毎日投薬し、徹底した管理国家体制を敷いた。そして反乱者は、クラリック(聖職者)の称号を持つプレストンを中心とした警察に、厳しく処罰されるのだった。銃を用いた武道ガン=カタの達人でもあるプレストンは、冷徹に任務を遂行する非情の殺人マシーン。しかしある日、封じていたはずの感情に目覚めたプレストンは、国家に疑いを抱くようになる……。
個人の感情を管理する未来の警察国家を舞台に、感情に目覚めた男が国家に戦いを挑む姿をダイナミックかつスタイリッシュに描く。主演は「アメリカン・サイコ」「バットマン・ビギンズ」のクリスチャン・ベール。共演に「レッド・ドラゴン」のエミリー・ワトソン。自分が好きな俳優の一人、ショーン・ビーンが出てたので嬉しかったですでも出番は数分ですぐに死んじゃったのが残念ストーリーの感想はと言うとB級の匂いがプンプンします。まず、何故主人公には弾が一発も当たらないのでしょうか?(笑)敵も“私を撃ってくれー”と言わんばかりの、撃たれるまでの微妙な空き時間…。それに主人公が“私には感情があるんだ!!”と言ってるくせして、無感情にどんどん人を殺していくのも、どうかと思いますよ。感情の規制も大事かもしれないけど銃の規制の方もしっかりやって欲しいです(笑)どうしても「マトリックス」と比べてしまうので、一言で言えば“つまらない”が感想です

この作品の評価・・・・62点
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする