股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

ワイルド・スピード/ファイヤーブースト

2023年05月27日 10時34分06秒 | 映画評論ヤラワ行

製作年:2023年
製作国:アメリカ
日本公開:2023年5月19日
監督:ルイ・ルテリエ
出演:ヴィン・ディーゼル,ミシェル・ロドリゲス,ジェイソン・モモア

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レティ(ミシェル・ロドリゲス)と息子のブライアンと共に穏やかに暮らすドミニク(ヴィン・ディーゼル)の前に、かつてブラジルで倒した麻薬王レイエスの息子ダンテ(ジェイソン・モモア)が現れる。父親が殺されたダンテは、ドミニクたちに復讐を仕掛ける。
世界的にヒットを記録したカーアクション『ワイルド・スピード』シリーズの10作目。主人公ドミニクと固い絆で結ばれたファミリーの前に凶悪な敵が現れ、激しいバトルを繰り広げる。ヴィン・ディーゼル、ミシェル・ロドリゲス、ジョーダナ・ブリュースターらおなじみのメンバーのほか、『スランバーランド』などのジェイソン・モモア、ジェイソン・ステイサム、ヘレン・ミレン、シャーリーズ・セロンらが出演。『トランスポーター』シリーズなどのルイ・ルテリエが監督を務める。

シリーズ10作目。いつまで続くんだこのシリーズと思ってましたが、どうやら12作目が最後みたいですね。シリーズを重ねるごとにスケールが大きくなっていき、宇宙に行っちゃった前作は、さすがにヤリ過ぎ感がありました。前作までで気持ちが離れ気味だったのですが、今回は原点回帰というか、地に足が着いたカーアクションで楽しませてくれました。これよ!これだよワイスピは!
シリーズ最終章の幕開けとなる本作。シリーズ最強であろう冷酷非道な敵はアクアマン!…ではなく、かつて倒した麻薬王レイエスの息子ダンテ。とにかくこのダンテのサイコパスっぷりが本作の見どころの一つ。「ダークナイト」のジョーカーを彷彿させるような恐ろしいキャラクターでした。父親を殺されたダンテがドミニクに異常なほどの執着心を燃やし、ドミニクや彼のファミリー共々葬り去ろうとする設定は、シリーズ最終章の敵としては申し分ない程の魅力がありました。相変わらずのアクションも迫力があってハラハラドキドキさせられます。まぁ「そうはならんでしょ…」というシーンも幾つかありました。あれだけの爆発をして死者ゼロは嘘だよ(笑)そして秘密基地すぐバレすぎ(笑)
本作はアクションよりもファミリーたちの絆や人間ドラマに軸を置いているように感じました。世界中にバラバラになってしまったファミリーたち。

誰を信じるか…
何を選択するか…
誰を救うか…

善と悪を明確にするためには犠牲が必要なのだと、このシリーズを観てきた者にとっては避けて通れないことを改めて認識しました。まぁワイスピシリーズなので“実は生きてました”パターンは、あるでしょうけど。
亡きポール・ウォーカーの姿にグッとくるものがありました。ポールの娘のメドゥ・ウォーカーがCA役で出演しているのも考え深い。
アベンジャーズかよ!ってくらい豪華すぎるキャストが揃ってしまったワイスピシリーズ。今後も新キャラが次々と登場しそうなので、さらなる盛り上がりに期待しています。

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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