股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

舟を編む

2013年05月06日 10時49分31秒 | 映画評論ハ行
製作年:2013年
製作国:日本
2013年4月13日公開
監督:石井裕也
出演:松田龍平,宮崎あおい,オダギリジョー,黒木華,池脇千鶴,八千草薫,小林薫,加藤剛
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玄武書房に勤務する馬締光也は職場の営業部では変人扱いされていたが、言葉に対する並外れた感性を見込まれ辞書編集部に配属される。新しい辞書「大渡海」の編さんに従事するのは、現代語に強いチャラ男・西岡正志など個性の強いメンツばかり。仲間と共に20数万語に及ぶ言葉の海と格闘するある日、馬締は下宿の大家の孫娘・林香具矢に一目ぼれし…。
2012年本屋大賞に輝いた三浦しをんの小説を、『川の底からこんにちは』などの石井裕也監督が実写映画化。ある出版社の寄せ集め編集部が、気の遠くなるような歳月をかけて二十数万語が収録された新辞書作りに挑む姿をユーモラスに描く。辞書の編さんに没頭する主人公・馬締光也には、三浦原作の『まほろ駅前多田便利軒』にも出演した松田龍平。彼が一目ぼれするヒロインには、『ツレがうつになりまして。』の宮崎あおいがふんするほか、オダギリジョーら多彩な顔ぶれがそろう。

評判が良いので観に行ってきました。静か~な、の~びりした作品です。静かすぎて前半はちょっと眠くなってしまいました。しかし主人公たちが“辞書を完成させる”という1つの目標に向かって支え合って仕事に打ち込む姿に感動しました。1人じゃ出来ない事でも皆が集まれば必ず成功する何年…何十年かかろうとも諦めない気持ちって大切なんだと感じました。地味だけど、ジワジワくる感動が心地よい。真面目な話かと思いきや、馬締くんの言動や西岡のテキトーな感じに笑ってしまう場面もあります。1冊の辞書を作るのにここまで大変な作業だったとは…これから辞書の見方が変わりそうです(笑)もし大航海が発売されてたら買ってしまいそうだ。1つ1つの言葉には当たり前だけど意味があって…なんていうか“言葉”って奥が深い!!

自分の適正に合う仕事を見つけられる人なんて世の中に僅かだと思います。いまの仕事を不器用ながらも一生懸命にやらなきゃいけないと思いました。やっぱり真面目な人間が報われる世の中になってほしいです。

この作品の評価・・・・78点

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