股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

グッバイ、リチャード!

2021年03月09日 16時28分38秒 | 映画評論カ行

製作年:2018年
製作国:アメリカ
日本公開:2020年8月21日
監督:ウェイン・ロバーツ
出演:ジョニー・デップ,ローズマリー・デウィット,ダニー・ヒューストン
映画『グッバイ、リチャード!』公式サイト

美しい妻、娘と共に幸せに暮らしていた大学教授のリチャード(ジョニー・デップ)は、ある日余命180日であることを告げられ、さらに妻の不倫まで発覚する。残りの人生を好きなように生きると決めた彼は遠慮なく物を言い、授業中でも酒やマリファナを楽しむように。ルールや立場にとらわれない生き方に喜びを見いだしたリチャードの型破りな言動は、周囲にも影響を与えていく。
余命宣告を受けた大学教授の生きざまをジョニー・デップ主演で描く人間ドラマ。『ハート・ロッカー』などのグレッグ・シャピロがプロデューサーを、『グッバイ、ケイティ』などのウェイン・ロバーツが監督を務め、人生の終わりをどう生きるかという普遍的なテーマをユーモラスにつづる。共演には『レイチェルの結婚』などのローズマリー・デウィット、『ビッグ・アイズ』などのダニー・ヒューストン、『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』などのゾーイ・ドゥイッチらがそろう。

余命宣告を受けた大学教授の日々を描いたジョニー・デップ主演のドラマ。いまだにジャック・スパロウ船長のイメージが強くて頼りない不安げな表情のジョニー・デップがに少々違和感のような新鮮味を感じました。でもこういう普通の役の方が個人的には魅力的で好き。
余命宣告を受けたリチャードは残りの人生を謳歌しようと、自由で破天荒な生活を送るようになります。授業は飲み屋で。薬物もする。妻の浮気も許す。そんな何でもありの日々の中でリチャードは1つの答えを見つけていくのです。人間はいつか死ぬ。それは誰もが避けられないこと。ならば生きてる今を精一杯生きること。リチャードの言動はテキトーに見えて実は的を得ているのかもしれないと観ていて思いました。ガン患者の会に出席したリチャードは「こんなの無意味」だという。それはそれで合っているのかもしれない。死へのカウントダウンを仲間同士で励まし合うのではなく、病気のことを考えずに明るく楽しく残りの時間を過ごそうとするのも1つの答えでもある。でも実際はリチャードのような強くなれない人ばかりだろう。色々考えてしまうお話でした。しかし余命モノの映画なのに、ブラックジョーク満載で気持ちが重く暗くならなかったので観やすい映画でした。リチャードが見つけた答え。存在してるだけではダメ!生きろ!と最後まで自分らしさを貫けるってカッコいいな。こういう生き方もあるのだと教えてくれる地味だけど素敵な作品でした。
ラストシーンの続きはどうなったんだろうか…。グッバイ、リチャード!でも犬はどうなった?家族はどうなった?

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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