股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

ライトハウス

2022年01月26日 19時39分48秒 | 映画評論ヤラワ行

製作年:2019年
製作国:アメリカ
日本公開:2021年7月9日
監督:ロバート・エガース
出演:ウィレム・デフォー,ロバート・パティンソン,ワレリヤ・カラマン
映画『ライトハウス』公式サイト

1890年代、アメリカ・ニューイングランドの孤島に灯台守としてベテランのトーマス・ウェイク(ウィレム・デフォー)と経験のない若者イーフレイム・ウィンズロー(ロバート・パティンソン)がやって来る。彼らは4週間にわたって灯台と島の管理を任されていたが、相性が悪く初日からぶつかり合っていた。険悪な空気が漂う中、嵐がやってきて二人は島から出ることができなくなってしまう。外部から隔絶された状況で過ごすうちに、二人は狂気と幻覚にとらわれていく。
『ムーンライト』『ミッドサマー』などで知られるスタジオ・A24と、『ウィッチ』などのロバート・エガース監督が組んだダークスリラー。19世紀のアメリカ・ニューイングランドの孤島を舞台に、嵐の影響で島に取り残された二人の灯台守の運命をモノクロ映像で描く。絶海の孤島で狂気に陥る男たちを、『永遠の門 ゴッホの見た未来』などのウィレム・デフォーと『グッド・タイム』などのロバート・パティンソンが演じる。第92回アカデミー賞で撮影賞にノミネートされたほか、数多くの映画祭で高い評価を得た。

嵐の影響で島に取り残された2人の男の運命を描いた本作。第92回アカデミー賞で撮影賞にノミネートされるほど、モノクロ映像が不穏な空気感を漂わせる作品でした。霧笛の音や嵐の豪雨と暴風の音が、見えない何かを呼んでいるような不気味な雰囲気。それに加えて、次第に狂気に満ちていくウィレム・デフォーとロバート・パティンソンの姿が恐ろしい。閉鎖された空間の中でアルコールを過剰摂取し続けたせいか、現実と幻覚の境界線が分からくなり、悪魔に憑りつかれたように異常な行動をしてしまう末路。正直「何なんだこれ?」と思う場面ばかりでしたが、狂気に飲み込まれるとは、こういう事を言うのかもしれないと、妙に納得してしまいました。上司と部下の関係。ブラック企業で上司と意見が合わないとかパワハラとか色々あるけど、仕事を辞めない限りは地獄は続くという教訓を感じました。パワハラの最悪の末路って言っていいのかな。でも謎が多すぎてスッキリはしませんでした(笑)
ウィレム・デフォーとロバート・パティンソンの怪演を見れただけでも良かったのかもしれない。A24って当たりハズレの差が激しい。

この作品の評価・・・・★★★★☆☆☆☆☆☆(満点は★10)
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