股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

ハニーボーイ

2021年01月12日 22時13分01秒 | 映画評論ハ行

製作年:2019年
製作国:アメリカ
日本公開:2020年8月7日
監督:アルマ・ハレル
出演:シャイア・ラブーフ,ルーカス・ヘッジズ,ノア・ジュープ
映画『ハニーボーイ』 公式サイト

飲酒運転で事故を起こしたハリウッドの若きトップスター、オーティス(ルーカス・ヘッジズ)は更生施設で治療中にPTSDの兆候を指摘される。原因を探るため今までの思い出を尋ねられた彼は、父のことを思い出す。10年前、子役として家計を支えていた12歳のオーティス(ノア・ジュープ)は、感情の不安定な父ジェームズ(シャイア・ラブーフ)に振り回される日々に苦しんでいた。そんな彼を心配する保護観察員や隣家に住む少女らとの交流を通じ、オーティスは少しずつ成長していく。
ハリウッドの人気子役がトラブルメーカーの父親との複雑な関係に葛藤しながらも、さまざまな人々との出会いを経て成長していく人間ドラマ。主人公の少年期を『クワイエット・プレイス』シリーズなどのノア・ジュープ、10年後の青年期を『マンチェスター・バイ・ザ・シー』などのルーカス・ヘッジズが演じる。息子を振り回してしまう父親には『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』などのシャイア・ラブーフがふんし、自身の少年時代の経験を基に脚本を手掛けた。


人気子役の少年と、働かないトラブルメーカーの父親との関係を描いた人間ドラマ。父親役がシャイア・ラブーフとは途中まで気付きませんでした。というかシャイア・ラブーフの自伝的映画なんですねこれ。どんだけ壮絶な人生を送っていたのよ!!
血の繋がった親子なのに上手く繋がれない。働かない、暴力を振るう、子供の金を使い込む…こんな父親のことを素直に好きになれるわけがない。でも、12歳のオーティスにとっては父親は父親。傍にいてくれることが不思議と安心できるのかもしれない。トラウマを抱えて大人になってしまったオーティスにとっては、父親のことを許せないのだろうけど、その反面、許してしまう部分もあるのだろう。嫌いだけど嫌われたくない。好きじゃないけど好きでいたい。親子って不思議で複雑だ…。そして親の影響力って凄く大きいんだなと思いました。くそったれな父親のジェームズなんだけど不器用ながらもオーティスを愛そうとする姿にちょっと可愛いなと思ってしまいました。周囲が「間違ってる」とか「変だろ」とか思っていても本当のことは本人たちしか分からないのだろう。でも子供にタバコやマリファナはダメでしょ(笑)最後のシーンで、父親をバイクの後ろに乗せて走るオーティスの笑顔に心が救われました。少年の成長、そして色んな親子の形があるのだと考えさせられる映画でした。
子役のノア・ジュープ君は可愛くて演技が上手い!今後の活躍が楽しみです!シャイア・ラブーフも色々騒動を起こしてきたけど、頑張っていただきたい!

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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