リコリス・ピザ

製作年：2021年
製作国：アメリカ
日本公開：2022年7月1日
監督：ポール・トーマス・アンダーソン
出演：アラナ・ハイム，クーパー・ホフマン，ショーン・ペン，トム・ウェイツ

ポール・トーマス・アンダーソン監督最新作『リコリス・ピザ』

1973年、ハリウッド近郊のサンフェルナンド・バレー。子役として活動する高校生のゲイリー・バレンタイン(クーパー・ホフマン)は、ある日学校にやって来た写真技師アシスタントのアラナ・ケイン(アラナ・ハイム)に一目ぼれする。「運命の出会いだ」と告白してくるゲイリーを、年上のアラナは相手にせず受け流す。その後、食事をするなど共に過ごすうちに二人は距離を縮めるが、ふとしたことですれ違ったり、歩み寄ったりを繰り返していく。
『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』などのポール・トーマス・アンダーソン監督による青春ドラマ。1970年代のアメリカ、サンフェルナンド・バレーを舞台に、写真技師アシスタントの女性と男子高校生の恋の行方を描く。3姉妹バンド「ハイム」のアラナ・ハイムと、フィリップ・シーモア・ホフマンの息子クーパー・ホフマンが主演を務め、ショーン・ペン、トム・ウェイツ、ブラッドリー・クーパー、ベニー・サフディらが共演。第94回アカデミー賞で作品賞を含む3部門にノミネートされた。

ピザ？お持ち帰り半額？１枚注文すると２枚目タダになるっていう、あのピザ？と思ったのは僕だけではないはず！1970年代のアメリカを舞台にした男子高校生の恋模様を描いた本作。第94回アカデミー賞では作品賞にノミネートされました。15歳の少年ゲイリーが恋をしたのは、生徒の写真撮影のために学校を訪れた写真技師アシスタントの25歳の女性アラナ。えっ…15歳と25歳の恋愛話か！？と思ったのは僕だけではないはず！15歳の少年が25歳の女性に会った瞬間に猛アタックするのもどうかと思いますが、その誘いに乗っかる女性もどうかと思ってしまう。その後はくっついたり、離れたり、くっついたりの繰り返し。まぁ若いならではの壁とかその時の感情とかあるよね、と共感する部分はありました。ゲイリーがビジネスに、のめり込んでいく姿に触発されたのか、アラナも新しいことにチャレンジするのですが、２人の感情が上手く伝わってこなかったのが残念なところ。ゲイリーは他の女の子を口説いてるし、アラナも年上の男性に惹かれていく。かと思ったら走り出して２人は再会。そういう気持ち、おじさんには分かりません！！(笑)
ショーン・ペンやブラッドリー・クーバーなど、名俳優たちがしれっと出演しているのには驚かされました。でもこの２人が登場したくらいから物語がつまらなくなっていった気がする…

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆（満点は★10）